途上国開発のキャリアをめざす

~ロータリー奨学生からのレポート~

寄稿者:田中佑依(2019-20年度ロータリー財団奨学生)

2019年9月から、ロータリー財団グローバル補助金による奨学金をいただき、イギリスのサセックス大学院で学びました。この1年間の留学は、私の人生でとても意味のある大きな1年でした。

今回、奨学金を探すにあたり、ほかの多くの日本の奨学金制度も検討しましたが、その多くが、申請時に日本に住んでいることを条件としており、当時ミャンマーで開発分野の仕事をしていた私には申し込める奨学金の選択肢があまりありませんでした。そんな中、ロータリーの奨学金は門戸が広く、私のような状況の人にもフレキシブルに対応してくださいました。また、現地で多くのロータリアンや、ロータリー奨学生とつながることができたのも、世界中にネットワークのあるロータリーの素晴らしさだと思いました。

途上国の孤児院の問題を研究

開発分野の中でも子どもの権利や保護に関する分野に興味があっため、卒業論文では、途上国の孤児院に住む子どもの問題について取り上げました。

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「多様性・公平さ・開放性」をローターアクターが推進

~「多様性・公平さ・開放性(DEI)」シリーズ第2回

寄稿者:ジャネル・ブリーン(Cupertinoロータリークラブ、Silicon Valleyローターアクトクラブ会員、Big Westローターアクト多地区合同情報組織 代表)

2019年10月に米国シカゴでロータリー主催により開催された「多様性・公平さ・開放性」に関するパネルディスカッションの出席者たち

ちょっとした連想ゲームをしてみましょう。私はアメリカ人です。そう聞いて、皆さんは私についてどんなことを想定しますか?

私の両親はフィリピンからの移民です。こう聞いて、その想定が変ったでしょうか。

私たちは無意識に、ほとんど知らない人について思い込みをします。誰でも、多少の偏見を持っているものです。そのように社会から教えられているからです。実際、私が住む社会でそうであるように、肌の色が薄いのが普遍的な美であると、どのようにして定義づけられてしまったのでしょうか。しかし、私たちはこれを変えることができます。意識を高めさえすれば、このような考えに立ち向かうことができます。自己防衛に走るのではなく、世界に対する人びとの見方が変わってきていることを認め、この新たな認識を行動に反映させていく必要があります。

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中核的価値観としての「多様性」

~ホルガー・クナークRI会長とのインタビュー/「多様性・公平さ・開放性(DEI)」シリーズ第1回

By デイブ・キング(RIBI『Rotary』誌編集者)

「もちろん、これからの10年がどうなるかは誰にもわかりませんが、どうなろうと、私たちが果たすべき特別な責任を常に意識しなければなりません。なぜなら、ロータリーで私たちは公平さ、寛容、平和という価値観を信じているからです。今まさに、世界各地で『寛容』の重要性が高まっています。ロータリーとは政治的な団体ではなく、これからもそうあってはなりませんが、明らかに間違ったことがあれば、目を背けることはできません。ロータリアンは沈黙してはなりません。私たちは、ロータリーの価値観と「四つのテスト」を身をもって示します。私たちの真価は、結果だけでなく、態度で試されるのです」 ホルガー・クナーク(2020年1月24日)

2020-21年度RI会長ホルガー・クナーク氏。ドイツ、ラッツェルブルグの自宅前にて。

今年はじめ、サンディエゴ(米国)で開かれた国際協議会の講演で、ロータリー会長エレクトだったホルガー・クナーク氏がこう語ったとき、その3カ月後にこれらの言葉がいかに予言的なものとなるかを知っていた人はいませんでした。

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原爆75周年に寄せる被爆者の声

寄稿者:ジャクリン・マカリスター(ロータリー平和フェロー、国際基督教大学)

長崎原爆被爆者、池田道明さん

私はアメリカのニューメキシコ州で育ちました。核実験と聞いてニューメキシコを思い浮かべる人は少ないと思いますが、実際には、広島と長崎に投下された原子爆弾と同じ設計の核爆発装置実験が、1945年7月16日、ここで行われました。広島と長崎に原爆が投下されたのは、その後1カ月も経たない8月6日と9日のことです。今年は、この恐ろしい破壊力をもつ核兵器が初めて、そして唯一、戦争で使用されてから75周年となります。

原爆が原因で亡くなった人は推定129,000~226,000人。その多くが一般市民でした。ほとんどの方が1日目に亡くなり、残りの方はやけどや放射線病、けが、栄養失調で苦しんだ末に亡くなりました。

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世界ポリオデー2020:コロナに負けず今年も

「新型コロナの流行により世界は大きく変わりました。しかし、変わらないものが一つあります。それは、ポリオ根絶の必要性です」~アデ・アデピタン(BBCテレビ司会者、元パラリンピック選手、ポリオサバイバー)

今年は長引くコロナ禍の影響で、生活や仕事や学業などにおいてすべての人に影響が及んでいます。そんな中でも、10月24日の「世界ポリオデー」には、ポリオを世界から根絶するために、多くのロータリーファミリーが募金や認識向上に立ち上がりました。さまざまな制約や困難に直面しながらも、「ポリオのない世界」を目指してご尽力くださった皆さまに、心より御礼申し上げます。ほんの一部ですが、今年の世界ポリオデーに日本で実施された活動やイベントをいくつかご紹介します。

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ポリオ根絶のために自転車をこぎつづける

寄稿者:ジョン・ヒューコ(国際ロータリー事務総長)

ジョン・ヒューコ国際ロータリー事務総長

コロナ禍により、この1年間に本当に多くのことが変わりました。毎年恒例のEl Tour de Tucson自転車レースでの Miles to End Polio(自転車をこいでポリオを根絶)が延期されたのも、その一つです。2013年以来、私は毎年、世界中のロータリー会員や国際ロータリー事務局の熱心なスタッフたちとともに、El Tour de Tucsonレースに参戦してポリオ根絶を支援してきました。これまでに、「ポリオのない世界」の実現のためにMiles to End Polioを通じてみんなで集めた資金は、5800万ドル以上に上ります(ビル&メリンダ・ゲイツ財団からの上乗せを含む)。

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ロータリー学友参加推進週間に寄せて

寄稿者:吉岡 毅(国際ロータリー第2650地区学友会、ロータリーフェローズ2650)

~ロータリーと再び関わるチャンス

<10月5日からの一週間はロータリーの「学友参加推進週間(Reconnect Week)」です。今回は学友からの寄稿をご紹介します。>

ポリオ根絶を支援する募金活動の様子

15歳からロータリーに参加

私は15歳の時、奈良ロータリークラブが提唱する一条高校インターアクトクラブに友達に誘われて入会しました。このとき初めて「ロータリー」の世界に出会いました。インターアクトクラブでは、学校内の清掃活動や地域で開かれるイベントへの参加を経験しました。

その活動が楽しく、大学の進学とともに、奈良ローターアクトクラブに入会しました。23歳の時にローターアクターとしてロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)にも参加しました。

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この日、世界がポリオに目を向ける:世界ポリオデー

コロナ禍によりロータリーの活動や行事の実施が困難な状況となっていますが、ロータリーは引き続きポリオ根絶を最優先目標として掲げています。10月24日の世界ポリオデーには、例年、日本を含む世界中のクラブや地区がイベントを実施しており、今年もオンラインや三密を避けた活動など、工夫を凝らしてポリオへの認識向上や募金を行うことができます。

これまでにロータリーをはじめとする世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)によって築かれてきたポリオ根絶のインフラは、新型コロナウイルス対応においても、ウイルスの追跡やサーベイランスのために役立てられています。ロータリーは、1918年のスペインかぜ、ポリオ、新型コロナウイルスなど、ウイルスの世界的流行時に率先して行動を起こしてきました。

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クラウドファンディングの力:新型コロナ禍の食糧安全保障に取り組む

By Vanessa Rousseau(南アフリカ、Newlandsロータリークラブ)

私たちはロータリークラブ会員として、新型コロナが私たちの国や町の食糧安全保障に与える破壊的な影響を、黙って見ていることはできません。

ファンドレイジングの資金で購入した食料の袋がホールいっぱいに置かれました

最初のロックダウンが発令されたとき、私たちはすぐさま行動を起こしました。最も支援を必要とする人びとを手助けできるよう、長年一緒に多くのプロジェクトに取り組んできた地域社会のリーダーに連絡を取りました。

まず一人の会員が、南アフリカのクラウドファンディングツール「BackaBuddy」に支援を募るためのページを立ち上げ、救援物資(食料)を確保するための協力を呼びかけました。

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バーチャルなRYLAで若者をつなぐ

寄稿者:ジュリアナ・コレドール・ゴンザレス(ラテンアメリカ・ロータリーEクラブ会員)

ラテンアメリカで初となる「E-RYLA」は、100%オンラインで例会を開いているラテンアメリカ・ロータリーEクラブとラテンアメリカEローターアクターにより開始されたイニシアチブです。5月の3回の日曜日に、それぞれ4時間ずつ、Zoomでのセミナー形式で実施されます(※編集者注:このブログは5月19日にRotary Servicein Actionのブログに英語で掲載されたものです)。

このE-RYLAの企画がうまく行ったのは、プロセスの全段階で若い人たちに参加してもらったおかげです。プログラムの企画、パネリスト探し、広報用の画像やコンテンツづくりなど、若い人たちが主体となって、若い人たち向けのイベントを企画したのです。

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ロータリーにもっと多くの女性の参加を

寄稿者:シンディ・ドラ(第34ゾーン・ロータリーコーディネーター補佐、Fort Myers Southロータリークラブ[米国]会員)

30年ほど前、私はロータリーに入会したいと思っていました。入会を希望する旨をあるクラブに伝えましたが、「銀行員の入会はもう受け付けていない」と言われました(当時、ロータリークラブが職業に基づいて入会者数を制限することがよくありました)。1カ月後、そのクラブに男性の新会員が入会したことを知りましたが、その人は銀行員でした。

ロータリアンになりたいという思いが強かった私は、その後間もなく、私を喜んで受け入れてくれるクラブを見つけました。以来、28年間、会員として誇りを抱きつづけています。しかし、ロータリークラブ入会を希望する女性にとって、障壁は今も存在します。全世界の女性会員の割合はわずか23%であり、もっと改善できるはずです。何としてでも、私たちはリーダーとして、誰もがロータリーに歓迎されていることを地域社会に示す必要があります。

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ロータリーとトーストマスターズに人生の意味を見つける

By デイビッド・ジョーンズ
(米国オハイオ州、Upper Arlington/Grandviewロータリークラブ会員)

29年間寄り添った妻のジュディが亡くなったとき、私の人生は変わりました。2008年、当時17歳の娘の学校を訪ねた帰り道、不注意運転による事故に巻き込まれたのです。私たちはいつも一緒で、私の人生は、妻と4人の子どもたち(アン、マイケル、ジェフェリー、ララ)を中心に回っていました。妻が死んだとき、私も死んだように感じました。

デイビッドさんと生前のジュディさん

その翌年、一番下の子がカレッジへ入学しました。 続きを読む

たった2滴のワクチンがあの時あれば

寄稿者:石毛 良治(東京後楽ロータリークラブ)

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インドで経口生ワクチンを投与する石毛さん

きっかけは突然に
『ロータリーの友』2019年11月号に載っていた「内外よろず案内」の「インドでポリオワクチン投与をしませんか」という記事をふと見つけるまでは、まさか自分がインドに行くとは思ってもみませんでした。

それまでロータリーの奉仕活動はそれぞれのクラブで決めた方針に沿って行われるものと思っていた私にとって、個人の活動は初めての経験です。問い合わせ先に連絡してみると、幸いにもまだ参加者を募集中で、妻が背中を押してくれたこともあり、思い切ってインド行きを申し込みました。 続きを読む

日本のロータリーがOne Teamに ~『医療従事者を守ろう』

寄稿者:福田哲三(名古屋和合ロータリークラブ)

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ロータリーからフェイスシールドの寄贈を受けた大同病院(名古屋市)の医療従事者の方々

COVID-19禍の中、我々ロータリアンは活動を阻む難しい現実に直面しました。資金があっても医療機器・資材を購入できない、集まってチームを組めない、困っている人たちに直接会って励ますこともできない等々。海外の仲間たちからも「人工呼吸器を送って欲しい」「医療用マスクが足りない」などの数多くの支援要請が届いたものの、日本でも医療用アイテムは入手できないというもどかしい日々が続いていました。 続きを読む

ロータリーの絆で医師たちが団結

_thank you_ Covid-19 fighters (2)By ジョン・フィリップ
(医療関係者のロータリー親睦活動、会長)

膨大な数のロータリーの仲間が、今この瞬間も途切れることなく、新型コロナウイルスと最前線で闘っています。そこで私たち医療関係者で構成されるロータリー親睦活動グループ(International Fellowship of Rotarian Doctors)も支援に加わり、意見やアイデアを交換して役立てることを決めました。

まず私たちは、世界各地から30名以上のグループメンバーやゲストを招き、2回のオンライン会議を開いて意見を交換し、それぞれの体験を共有しました。

メンバーの話には心を大きく揺さぶられました。 続きを読む

バーチャル交代式の開催

寄稿者:スティーブン・セネット(メルボルン・ロータリーEクラブ 幹事エレクト)

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スティーブン・セネットさん

ロータリー年度も残すところあとわずかとなりました。クラブでも伝統的な交代式について検討を始めている頃だと思います。しかし、新型コロナウイルス流行による世界での数多くの変更と同じく、交代式も直接顔を合わせて行うことができない状況となっています。延期や中止にすべきか、という問い合わせがクラブから寄せられていますが、むしろ私は、「オンラインで開催してはどうか?」と思うのです。

オンラインの交代式なんて非現実的に聞こえるかも知れません。 続きを読む

新型コロナウイルス流行を強く生き抜くための「回復力」の科学

寄稿者:ジェニー・ストッツ(ロータリー第6690地区会員増強委員長)

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ジェニー・ストッツさん

回復力(Resilience)とは、逆境においても、その状況に適応していくプロセスのことです。人間は衝撃的な出来事やストレスの強い場面に直面すると、脳が多数の神経経路を活性化させ、身体を守る仕組みになっています。このような生物学的プロセスのおかげで、私たちは健康を保っています。そして人はこのような出来事を乗り越えることで成長して変わることができ、また強くなれるのです。

現在、多くの人が新型コロナウイルスのパンデミックという現実に直面しながら日々を送っています。幸いなことに、回復力を大きくする方法がいくつかあります。今回の新型コロナウイルスの流行は、皆が一丸となってロータリアンやクラブの回復力を養い育むことで、 続きを読む

コロナウイルスに打ち勝つための3原則

寄稿者:ジョー・オティン(ロータリー第9212地区ガバナー)

hand washing in east africa私たちの人生で世界が一転するほどの決定的な瞬間があるとすれば、まさに今がそれに当たります。人類の運命を世界的に変えた第二次世界大戦を生き抜いてきた方々が、私たちの一つ前の世代でした。歴史上、先人たちは耐え難い経済崩壊や壊滅的な武力紛争、気候の大変動など、絶望や死、破滅をもたらす衝撃的な出来事に直面してきました。

このような過去の出来事は、私たちが行動方法を見直し、既存の制度を再構築し、生き方を変えるきっかけとなってきました。 続きを読む

ラダック成人女性識字プロジェクト

寄稿者:高木直之(かながわ湘南ロータリークラブ)

ラダックは、ヒマラヤ山脈の西の端に位置するインドの自治州で、住民はチベット仏教の敬虔な信者です。国際ロータリー第2780地区とインドのニューデリー・ロータリークラブが、グローバル補助金を得て実施したこのプロジェクトによって、2015年ラダックの州都レーに3つの識字教育センターが開かれ、2017年8月の時点で87名の成人女性が読み書きを身につけました。takagi-blog-1 続きを読む

できることをできる限りする ~Web例会のススメ~

 

Rotaract of Kumamoto KIta

寄稿者:谷光 純弥(熊本北ローターアクトクラブ)

新型コロナの影響で、皆様におかれましては多大な衝撃があることとお察しいたします。

2720地区(大分・熊本)熊本北ローターアクトクラブでは、3月より例会場での例会を自粛し、Web会議アプリを活用して、各自自宅から参加での例会を行っています。

330日に行なった3月第2例会では、他クラブや他地区のローターアクト会員にも声をかけ、熊本市内、八代市、人吉市、山口県、大阪府と、各地から参加していただき、新型コロナウイルス感染拡大を受けての個人や仕事、周囲の現況共有と「今、自分たちができること、すべきこと」についてのディスカッションを行いました。 続きを読む

オンライン会議を支援するEクラブ

寄稿者:ダイアナ・ホワイト(第7020地区パストガバナー、クラブ会計)

新型コロナウイルスの世界的流行が始まった頃、カリビアンEクラブ会長のブレント・リーアダムさんとほかの会員は、地区内のロータリークラブに対して即座に支援を提供し始めました。クラブは、ほかのクラブが独自にオンライン会合を開けるようになるまで、Zoomを通じた会合の設定を手助けしたのです。e-clubs-using-zoom 続きを読む

母の夢

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姪に囲まれたReem Ghunaimさん(写真提供:Moataz Al Sadey)

By Reem Ghunaim

私は、パレスチナ出身のロータリー平和フェローです。母は1948年に家族とともに難民となり、父の村でも1967年に村民全員が避難を余儀なくされました。私の家族の半分近くがパレスチナ難民です。 続きを読む

ロータリーと女性 パート4

これまでロータリーボイスでシリーズとして掲載してきた「ロータリーと女性」のブログでは、女性会員の視点からロータリーの素晴らしさやクラブの特徴などを紹介してきました。今回は、会員全員が女性のクラブとして設立された相模原かめりあロータリークラブの設立経緯やクラブの会員構成、活動等について4名のロータリアンのお話をご紹介します。

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私は会員増強として最も重要で効果的なのは子クラブをつくる事ではないだろうかと、会員増強のテーマで基調講演を行った際に感じていました。実績として20名余の新会員を増強しましたが、数は力ではあるものの、増加だけではまとまりがなくなるという現実にも直面していました。RI2 続きを読む

新型コロナウイルス流行の中でロータリーに参加しつづける方法

ロータリーは人と人とのつながりを礎としています。でも、新型コロナウイルスの影響で例会や行事ができない、親睦や奉仕の活動ができない、という方も多いでしょう。今回は、オンラインを通じてさまざまな方法でロータリーに参加し続ける方法をご紹介します。

Canva - nullオンライン会議ツールを活用
新型コロナウイルスでテレワーク(在宅勤務)をする人が多くなり、最近メディアでも話題となっているのがオンライン会議ツールです。 続きを読む

ハーフとしての人生を伝える

~ドキュメンタリ―映画『HAFU』を製作

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映画撮影中の西倉さん。

By 西倉めぐみ(2006-2008年度 ロータリー平和フェロー)

rv2020_minidokaasiasociety-1私のキャリアを形成した3つの重要な瞬間があります。最初は6歳の時でした。日本人の父とアメリカ人の母がハワイのパール・ハーバー国立記念館に連れて行ってくれました。戦艦アリゾナの残骸を見た時、私が属する2つの国がかつて戦争をしていたことを知ってショックを受けました。後に、両祖父母の国が敵として戦っていたこと、終戦から25年後、両祖父母は自分の子のパートナーを憎むことなく家族に迎え入れたことを知りました。

2番目の瞬間は2011年9月11日。私は当時、ニューヨーク大学の4年生で、映画について学んでいました。 続きを読む

私が寄付する理由

~坂本精志氏(名古屋名東ロータリークラブ会員)へのインタビュー

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坂本精志さん

ウガンダにあるマケレレ大学にアフリカ初となるロータリー平和センターが設立されました。アフリカの人びとが待ち望んだ平和センターの設立。その実現の裏に、一人の日本人ロータリアンからの支援があったことをご存知でしょうか。

その方の名は、ホシザキ株式会社取締役会長の坂本精志さん。マケレレ大学ロータリー平和センター設立のために25万ドルを寄付し、第2760地区(愛知県)からの寄付25万ドルにこれをマッチングすることによって、日本からの50万ドルの支援を実現させました。 続きを読む

各地で育ちつづける被爆樹木二世たち

『原爆で黒焦げになった太い木が 翌年、白い芽を出した。 今でも元気である。広島の人は自分たちも生きていけるかと思った。我々も生きていく。
このツバキが原爆の惨状を見ていた。ツバキは亡くなった人の死を悼み、また世界に向けて平和を呼びかけた』
川妻二郎(ロータリー会員・被爆者、ツバキ植樹式[米国パサデナ]でのスピーチより)

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「イチョウがつなげる平和の願い」に参加した地元保育所の子どもたち。写真提供:甲府南ロータリークラブ

原爆投下後「75年は草木も生えない」と言われた広島には、「被爆樹木」と呼ばれる木々があります。爆心地から半径2キロメートル以内に散らばるこれらの木は、原爆を生き延びた「被爆樹木」として広島市から特別に認定されています。原爆で焼け焦げた樹木から新しく芽吹いた芽は、被災した市民に生きる勇気と希望を与えたと言われています。 続きを読む

ポリオ根絶 次はパキスタン

寄稿者:大和 豊子(岡山南ロータリークラブ、チームポリオジャパン)

Pakistan NID photo_2GPEI(世界ポリオ根絶推進活動)から毎週報告される野生株ポリオ発症数は、2018年の33例(パキスタン12例、アフガニスタン21例)と比べて、2019年は173例(パキスタン144例、アフガニスタン29例)とパキスタンで爆発的増加を示しています(2020年2月4日現在)。2020年にも新たな症例が報告されており、非常に厳しい現実です。

Pakistan NID photo_7 1月のポリオのデータ(クリックして拡大)

2019年12月、パキスタンのNIDs(全国予防接種日)に2日間参加した私たち「チームポリオジャパン」の13人は、現地のロータリアンから「2020年の発症を0にする」という意気込みを聞いたばかりでした。 続きを読む

「四つのテスト」は他人を判断するための道具ではない

By マーチン “マーティー” ポスティック・ジュニア
(米国オクラホマ州、第5750地区パストガバナー、OKCサンライズ・ロータリークラブ)

FourWayTest論争の多い今日の社会では、政治的・社会的な議論で自分の支持を表明したり、誰かの考えや発言、行動を批判したりするために、ロータリアンが「四つのテスト」を利用することがあります。意見が対立する双方の会員が、互いに「四つのテスト」を使って自分の主張を裏付けたり、相手をおとしめたりすることもあります。ソーシャルメディアでも、「四つのテスト」 に背くと思われることについて意見し、そこにほかの人が意見や侮辱を追加していくといった状況です。

そうすることがロータリーに対する人びとの認識にどのような影響を与えるか、ほとんど考えもしないで。

そこで私は、基本的にこう考えるのです。 続きを読む

新しい平和拠点をつくる

~広島・長崎 爆心地 中間点 上毛町-未来へつなぐ平和の架け橋事業~

寄稿者:錦織 亮雄(広島東南ロータリークラブ、創立60周年記念事業実行委員長)

Three mayors

(左から)松井一實氏(広島市長)、坪根秀介氏(上毛町長)、田上富久氏(長崎市長)

広島東南ロータリークラブは、被爆都市広島の中心部をテリトリーとするクラブとして60年前に創立されて以来、多様な平和推進活動に力を入れてきました。創立5年目には、「知客寮」(チカクリョウ)という原爆孤児の帰郷のための家をつくりました。1982年にはパールハーバー・ロータリークラブ(米国ハワイ州)と姉妹縁組を結び、「ヒロシマ」と「パールハーバー」という戦争体験の恩讐を超えて交流や共同奉仕活動を続けています。最近では、広島の被爆樹木の保護や苗などを各地に配布する平和運動の支援にも力を入れています。

ロータリーでの平和推進活動は、多くの難しい側面をもっています。「平和」という誰もが望む大きく深い命題では、その到達への道筋は多様であり、到達点さえも定かではありません。それゆえに活動は、 続きを読む

私の地区の職業奉仕

By Ganesan K(インド、第3230地区職業奉仕委員長)Ganesan

私は地区職業奉仕委員長として、地区全体で職業奉仕を促すためのイニシアチブに取り組みました。職業奉仕は誠実に働き、専門知識を生かして社会の問題やニーズに取り組むことを全会員に求めています。そこで私は、就職説明会、職業指導セッション、ローターアクターのスキル研修を支援し、職業奉仕の資金を集めるために地元の企業と協力しました。

以下に私の地区における職業奉仕の取り組みをご紹介します。 続きを読む

青少年プログラム参加者から成るロータリークラブ

寄稿者:マーティ・ピーク・ヘルマン(第7780[米国メーン州の一部とニューハンプシャー州]地区会員増強委員長)

私の地区で33人の新会員から成る新しいクラブ「ニューボイス(New Voices)」が設立されたのは、2019年6月15日のことです。このクラブのユニークな点は、会員が全員、ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)の経験者(年齢18~30歳)だということです。

メンバーたちがRYLAと出会ったのは高校2年生のとき。以来、RYLA元参加者向けの地区RYLA ResetプログラムやRYLA workdaysなどを通じて活発に活動を続け、RYLAリーダーシップの機会にフルに参加してきました。メンバーの共通点は、若者の成長という意味で多くを与えてくれるRYLAへの愛着、そしてロータリーへの愛着です。しかし、高校卒業を目前にロータリーの活動をやめてしまう人も少なくありませんでした。

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ジェフリー・カドレットRI理事(左)とニューボイス・ロータリークラブ会員たち。

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「ロータリー」というブランドを守る

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Amanda Wendt

By Amanda Wendt
(メルボルン・ロータリークラブ会員)

私は先日、テレビ番組でパプアニューギニアに住むある女性のことを知りました。彼女の顔は変形していて食事や会話が困難だったのですが、ロータリアンが支援する外科手術によって人生を変えることができました。

私はこの話を広めずにはいられませんでした。この活動に貢献したチームを称え、自分自身ロータリアンであることをどれほど誇らしく感じたかを伝えたかったからです。

多くのロータリーの友人が私と同じように感じたことでしょう。地元または世界中のロータリアンが変化をもたらす活動を実現したとき、私たちは共に誇りに感じることができます。この出来事は、自尊心とその価値を守ることの尊さ、そしてそれを多くの人に知ってもらう方法がある、ということを教えてくれました。 続きを読む

2019年の活動を振り返り 2020年の奉仕を発展させる

昨年、数多くのプロジェクトが日本のクラブ・地区によって実施され、その一部が本ブログで紹介されました。いずれも素晴らしい活動ですので、以下にご紹介します(青字のリンクをクリックすると記事に移動します)。2020年も大きな変化を生み出すたくさんのプロジェクトが実施されますように!Untitled design (2)

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ロータリーボイス 2019年閲覧数トップ5

2019年も本日で最終日となりましたが、読者の皆さまにとって今年はどのような1年だったでしょうか?今年は大型台風による被害を始め、多くの自然災害がありました。この場を借りて、被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、1日でも早く復興が叶うことを願っております。

明日から始まる2020年を前に、さまざまな希望を胸にされていることと思います。ロータリーボイスは2020年も、皆さまのロータリーライフを潤すような記事を発行してまいりますので、引き続きのご愛読をお願いいたします。そんな今回は、2019年に発行された記事の閲覧数トップ5をまとめてご紹介します。for-blog.png 続きを読む

世界ポリオデーに世界中のロータリアンがイベントを実施

WPD recap 2「世界ポリオデー」である10月24日、世界各地のロータリアンがクラブや地域社会と一体となり、ポリオ根絶のための活動を実施しました。136カ国で4,000を超えるクラブが5,600件以上のイベントを立ち上げ、ポリオ根絶の啓蒙や募金に貢献。また、アートやスポーツ、ダンスフェスティバル、認識向上など、多種多様なイベントが実施されました。 続きを読む

私のローターアクトクラブライフ

寄稿者:中尾宏行(甲府南ローターアクトクラブ)

11月9日、兵庫にて開催されたロータリー研究会にて、パネリストとしてローターアクトについて発表をさせていただきました。マーク・ダニエル・マローニーRI会長をはじめとするロータリーを代表する素晴らしい方々の前でこのような機会を得られたことは私の人生において一つ大きなインパクトとなることでしょう。

ローターアクトに入会して3年余り、入会当時の私がここまでのローターアクターとしての飛躍を果たして想像できたでしょうか。1574130453659

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リンゴに込めた END POLIO の願い

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写真提供:国際ロータリー第2530地区 (クリックすると拡大表示されます)

寄稿者:相良元章
(RID2530公共イメージIT委員⻑)

市⺠にもっと知って欲しい

地元市⺠に、もっとロータリーのポリオ根絶活動を知ってもらうにはどうしたら良いのだろう?と⽇々考えている⽅は多いのではないでしょうか。

市⺠の関⼼を引くことは簡単ではありません。ましてやポリオワクチン接種が当たり前になっている⽇本ではなおさらです。

私たちは、福島名産のふじリンゴに 続きを読む

スピーチの腕前を上げる一つの近道

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テリー・ビアード(米国、ポートランド・ロータリークラブ会員)

寄稿者:テリー・ビアード
(ポートランド・ロータリークラブ)

スピーチするくらいなら死んだ方がまし。

皆さん、そんな風に話す人をご存知かもしれません。人前で話すことを恐れる人は多くいます。

約半世紀、私は人前で話すことをひどく恐れていました。その恐怖はひどいものです。流れる汗はまるで滝のよう。思わず部屋を飛び出してしまう。言い訳を見つけては人に代理をお願いする。スピーチを避けるためにもう何だってする...私がこんな感じになったのは、人生初期でいくつか苦い経験をしたからです。

私はこれを克服したかった。そして50歳を迎えた15年前、 続きを読む

今年も日本発:世界ポリオデー2019

10月24日の世界ポリオデーには、世界中で昨年を大きく上回る5600件以上のイベントが実施されました。国別では、ポリオ予防接種に対する一般の関心が高いブラジルで最も多い1257件、続いて米国の805件、ナイジェリアの779件となっています。日本からも108件のイベントの情報が寄せられ、全国で赤い「END POLIO NOW」のシャツを着た大勢のロータリー会員がポリオ根絶の募金や認識向上に奮闘しました。

今年、日本で行われたポリオ根絶活動をいくつかピックアップしてご紹介します。

WPD 2019 2770 クリックして拡大

第2770地区(埼玉東部)
ポリオサバイバーである小林操ガバナーのポリオ根絶に対する強い思いを受け、地区内の全74クラが世界ポリオデーにイベントを実施しました。 続きを読む