~令和6年能登半島地震 被災地への緊急支援活動
寄稿者:新井 和雄(下館ロータリークラブ会員、第2820地区パストガバナー/緊急災害支援隊)
能登半島地震発生
元旦の所作を終え、茨城県の自宅で典雅な雅楽の調べに京の友から贈られた銘酒を傾けたころ、ゆさゆさと始まった揺れはうたた激しくなり、災いの記憶が脳裏をよぎりました。令和6年1月1日午後4時10分、最大震度7を観測した能登半島地震が発生した瞬間でした。
東日本大震災を経験した私たちは被災者の困難が直観でわかるとはいえ、日に日にあらわになる被災地の惨状を目の当たりにし、支援の手が届きにくい現実にロータリアンとして歯がゆさを覚えました。
能登で地域医療を支える神野正博さんと連絡を取ったのは、1月6日のこと。私と同期のガバナーだった神野さんは、七尾市で恵寿総合病院を経営しています。