去る6月、経済平和研究所(the Institute for Economics and Peace=IEP)が、今年で15年目となる世界平和度指数を発表しました。この指数は、全世界の平和度を測る主要な基準のひとつです。2017年以来、IEPとロータリーは戦略的パートナーシップを結び、世界各地で平和を効果的に築く新たなツールを会員に提供してきました。私も、世界平和度指数を算出するプロセスに携わりながら、ロータリー会員の皆さんと協力する機会に恵まれたことを嬉しく感じています。
「大きな目標に向けた小さなステップ(Small Steps Towards a Bigger Goal)」プロジェクトは、第1920地区(オーストリア)のローターアクターたちによる「エコチャレンジ」からインスピレーションを得たもので、私たち独自の趣向も加えました。ポーランド国内16のローターアクトクラブとロータリークラブが、「水と衛生週間」である3月、ささやかな行為で大きなインパクトをもたらせることを実証したのです。
私たちのローターアクトクラブでは、世界中のクラブで植樹へのモチベーションを高めてもらいたいという思いから、“Treety of Generations*”というプロジェクトを立ち上げました。 *編集者注記:“Treaty of Generations”(世代の協定)を、木(Tree)のトピックに合わせてもじった表現。
コロナ禍により、この1年間に本当に多くのことが変わりました。毎年恒例のEl Tour de Tucson自転車レースでの Miles to End Polio(自転車をこいでポリオを根絶)が延期されたのも、その一つです。2013年以来、私は毎年、世界中のロータリー会員や国際ロータリー事務局の熱心なスタッフたちとともに、El Tour de Tucsonレースに参戦してポリオ根絶を支援してきました。これまでに、「ポリオのない世界」の実現のためにMiles to End Polioを通じてみんなで集めた資金は、5800万ドル以上に上ります(ビル&メリンダ・ゲイツ財団からの上乗せを含む)。