『Rotary』誌に掲載された国際ロータリー日本事務局長、中井啓介の素顔をご紹介します
※ブログ編集者注:『Rotary』誌(英文誌)2023年3月号の「スタッフコーナー」で、国際ロータリー日本事務局長の中井啓介が紹介されました。本稿はこの記事を翻訳・編集したものです。

私は東京から約48Km南にある藤沢市(神奈川県)で生まれ育ちました。カリフォルニア州のマリブのように、藤沢は砂浜とマリンスポーツで有名です。私も子どもの頃からウィンドサーフィンを楽しみ、明治大学(東京)入学後はボードセーリング部に入部して1988年ソウルオリンピック、セーリングDⅡクラスの日本代表候補選手となりました。卒業後も12年間、ボランティアで大学の監督を務めました。部のメンバーの中には、その後も全日本大会やワールドカップ、2012年ロンドンオリンピック、2021年東京オリンピックに出場したOBやOGもいます
ロータリーに入局前は、23年間、ニュージーランド航空の日本支社に勤務していました。予約部でのスタート後はセールス&マーケティング、広報・宣伝、旅行事業本部長として勤務しました。この仕事で一番の思い出は、同社のスポンサーシッププログラムを担当し、世界で最も歴史ある最大の国際ヨットレースである「アメリカスカップ」や、ラグビーのニュージーランド代表「オールブラックス」と一緒に仕事をする機会に恵まれたことです。多くのスポーツ選手と会い、これらの競技について知識を深めることができました。
東日本大震災のあった2011年3月、大きなキャリア転換がありました。同じ頃、ニュージーランドのクライストチャーチでも大地震があり、大きな被害があったのです。ご想像の通り、これらの震災でニュージーランドを訪れる日本人観光客や日本を訪れるニュージーランド人観光客が激減しました。ニュージーランド航空日本支社もその影響を直接受け、多くの社員の解雇を余儀なくされました。日本の社員とニュージーランド本社(オークランド)との交渉を任された私は、約1年近くに渡る仲介役に疲弊して会社へのロイヤリティも失ってしまいました。その後、心臓への問題が見つかり後に手術を受けることになるのですが、そうした時、大学時代にロータリー国際親善奨学生として留学した友人から、ロータリーを紹介されたのでした。
ロータリーに入局してから10年が経ち、今は日本事務局長を務めています。事務局の日々の管理業務に加え、クラブ・地区支援室の仕事も兼任していますが、ご縁をいただいた感謝の気持ちと新たにもらった命、との思いで働かせていただいています。
今では、マリンスポーツはセーリングをYouTubeで見るだけですが、艤装の簡単なシーカヤックは時たま楽しんでいます。そして、マラソンにも挑戦するようになりました。心臓手術から3カ月後にはフルマラソンを完走し、コロナ禍以前には月1回のペースで何らかのマラソン大会に参加していました。この3月には米国でのロサンゼルスマラソンに参加する予定です。
私の場合は定期健診以外にも毎年、富士山登山で自分の健康チェックをしています。4~5時間で登頂できれば、それが私の健康証明書だと考えています。

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中井さん
素敵なご紹介拝読しました。
私と同じ明治のことや、ラグビーのことなど、私が大好きでしたロムーのお世話もされていたのでは^o^
どうぞ、日本ロータリーのために、これからもご尽力ください。
ロータリー平和センター
山崎敬生
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