ユニークなだけじゃない、世界各地のポリオ根絶活動

ポリオの根絶は、ロータリーが最も長く続けている重要なイニシアチブの一つです。パートナーとともに、122カ国で26億人以上の子どもたちにポリオの予防接種を行いました。ポリオの発症数は世界で99.9%減少しており、この疾病を永久になくすまで、私たちは活動を続けます。

今年も、各地のクラブや地区によって、さまざまな活動が実施されており、個々の取り組みが大きなインパクトを生んでいます。世界中のロータリー会員がどのようにポリオとの闘いを支えているか、以下にご紹介します。

オーストラリア:電車に乗って支援呼びかけ

世界ポリオデー(10月24日)に、Beecroftロータリークラブのマーク&デイブ・アンダーソンさん親子が、シドニーの鉄道網を1日で乗り継ぎ、189以上の駅を訪れてポリオ根絶への関心を高めると同時に、ポリオ根絶活動への募金を呼びかけます。

支援者は、1区間、一緒に乗車すれば1ドルを寄付し、中には1区間ごとに10ドル寄付する人もいます。この4年間、彼らはこのチャレンジを続けており、ポリオ根絶のために45万ドル以上の資金を集めました。今年の寄付目標額は20万ドルです。

日本:ポリオ根絶のラッピングバス

第2630地区(岐阜・三重)では、地元のバス会社と協力して、ポリオ根絶をアピールする装飾されたバスを制作しました。これらのバスは、EPNロゴのキーカラーである赤、ポリオ予防接種のシンボル的なカラーである紫(予防接種を受けた子どもの指に塗るインクの色)、そして予防接種を行う保健員が着るベストの色である黄色を使い、人の目を引きつけるデザインになっています。

乗車口に大きく記された「END POLIO NOW」の文字に加え、行動を呼びかけるメッセージも鮮やかに彩られています。ガバナーをはじめとするロータリー会員の熱意を乗せたバスが、歴史と自然豊かな街を走っています。

韓国:ポリオ根絶のために歩く

Camino de Santiagoは、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂に至る巡礼路ネットワーク。Incheon Sinsegaeロータリークラブのパク・ワムンさんは、ポリオ根絶活動のバナーを持ってこの道を歩きました。

ハイキングが好きな彼女は、この旅を死ぬまでにやりたいことのリストに載せていました。ロータリーの仲間にこの計画を話したところ、「ポリオ根絶のバナーを掲げて歩けば、1kmごとに1ドルをポリオプラス基金に寄付する」と励まされたそうです。

今年5月から7月にかけて、朴さんはこれを実行。ある人は関心を示し、ある人はロータリーについて学び、ある人は彼女が医者であるかどうかを尋ねました。そのたびに朴さんは、ポリオとロータリーの活動について説明しました。「ロータリー活動と自分のやりたいことを統合する。それがロータリアンの生き方です」

フランス: End Polio Nowの旗を掲げて砂漠を走る

Laval Ambroise Paréロータリークラブ会員であるミシェル・ポルヘルさんは、2019年に「End Polio Now」の旗を高く掲げてマラソンを走破しました。ポリオ根絶とロータリーについての認識を高め、5,000ユーロを集めたこの成功の後、彼は2023年に再び冒険に乗り出すことになりました。

4月21日、彼はモロッコ南部の砂漠で240kmの自給自足ランに出発します。今回の募金目標は野心的なもので、スポンサーを募り、すべての収益をポリオ根絶活動に寄付する予定です。第1650地区と彼のクラブも応援しています。もちろん、ロータリーもゴールまで彼の旅を追いかけます。

オーストリア: ウルトラサイクリストの根絶への挑戦

11日と6時間45分。これは、オーストリアのInnsbruck-Goldenes Dachlロータリークラブに所属するクルト・マッツラーさんが、6月に開催されたRace Across Americaの自転車レースで、アメリカの西海岸から東海岸までの約4800kmの走破に要した時間です。

獲得標高は50,000mを越え、最高気温50度のモハベ砂漠を制し、毎日わずか4時間の休息しか許されない中、個人参加サイクリストの中で6位に入賞しました。山火事によるルートの迂回、ロッキー山脈の寒さと雨、何度か生じた自転車の不具合など、「ウルトラサイクリスト」である彼は、すでに自転車チームの一員として何度も同じレースを完走していますが、今回は特に苦戦を強いられました。しかし、その甲斐あって、ポリオ根絶のために120万米ドルの寄付を集めることができました。


ポリオ根絶に対するクラブの意志を表明しよう

クラブが一丸となってポリオ根絶に取り組んでいることを世界に示すため、次のページから、クラブが支援していることを記録しましょう。記録すると、クラブの位置を示すピンが、世界ポリオデーのページにあるマップ(拡大表示可)に表示されます。

日本からも既に多くのクラブによって支援が表明されており、ご協力に感謝いたします。10月24日の世界ポリオデーまでに、さらに多くのクラブに支援表明に加勢していただけますことを願っております。よろしくお願いいたします。

>> クラブが支援していることを表明する(日本語で簡単に入力できます)

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