メタバースで例会を開くクラブ

寄稿者:フアナ・マリア・セラノ・マリン(メタバース・ロータリークラブ[スペイン]会長)

数カ月前、夫が所属するロータリークラブで卓話をした人が、バーチャルで交流できる場としてのメタバースの可能性について話しました。その後まもなく、私たちの地区の会員増強委員会メンバーが、メタバースに新しいクラブを結成することを提案しました。

「メタバース」とは、ユーザーがバーチャルな拡張現実を探索できるオンライン上の空間です。ユーザーは、自分のアバターをつくり、バーチャルな空間で活動や交流を行うことができます。ウィキペディア(英語版)には、「社会的なつながりに焦点を置いた3次元の仮想空間のネットワーク」と定義されています。少なくとも20年前にはゲームの設計においてメタバース技術の初期の要素が使われていましたが、今では利用者を増やしてオンラインでのつながりを広げるためにこの技術を採用する企業や団体が増えています。

夫も私も特にバーチャルリアリティに関心があるわけではありませんが、人と会ったり、デジタル情報に簡単にアクセスできる場としてのメタバースの可能性に関心を引かれています。

Spatialのプラットフォーム

間もなく、私は夫の力を借りて、「Spatial」と呼ばれる3Dのメタバースプラットフォームを試し、私たちが提案するクラブのための仮想空間を立ち上げはじめました。このアイデアが形になるにつれて、関心を抱く人が増え、メタバース中心のクラブを地区役員に提案できるだけの入会候補者が集まりました。

11月12日に対面式で研修を行い、必要な手続きを踏んだ後、メタバースにおける最初のロータリークラブの一つとして正式に公表する準備が整いました。11月28日、創立会員女性15人、男性6人のクラブとして国際ロータリーから加盟認証されました。会員の平均年齢は42歳。そのうち二人が20歳で、その一人はローターアクトクラブから移籍してきた人です。

メタバースでの例会には実際にメリットがあります。画期的で柔軟性があるため、多様な会員やこれまでに会員がいなかった層の人びとを惹きつけています。入会して奉仕に参加したいと考えているすべての人が自分に適した形で参加できるよう、新クラブ結成を通じてロータリーがあらゆるところに存在するようにする、というゴードン R. マッキナリー会長エレクトの願いに沿うものでもあります。

このクラブは、ほかのEクラブとは違います。例会は、Spatialのプラットフォーム上の仮想空間で開かれます。バーチャルな待ち合わせ場所、ほかの会員からのメッセージを見る場所、ロータリーや国内外のプロジェクトについて学べる場所などがあり、訪れる人は自分のアバターをつくって空間内を自由に動き回ったり、ほかの訪問者と交流したりできます。参加するためにヘッドセットや専用機器は不要であり、キーボードやモバイル機器のメニューで操作できます。

アバターが結集

数回セッションに参加すれば、あたかも自分がその場にいるような没入感が味わえます。オンライン上の自分のアバターと一体となり、「パーソナル」な体験ができます。その点で、Zoomや電話会議への参加とはかなり違っています。

例会は仮想空間で行いますが、もちろん対面式で会う計画も立てています。誰でもハグしたり、おしゃべりしたり、直接会ってひと時を過ごしたりしたいと思うものです。11月12日に対面式研修に参加した人たちは皆、とてもワクワクしていました。高い関心と学ぶ意欲を持ってもらえたことをうれしく思います。

メタバースが成長し変化するにつれて、私たちの例会や体験も成長し変化していくでしょう。ほかのクラブと同様、現実世界の地域社会での奉仕プロジェクトも計画しています。将来的には、仮想空間で取り組むことのできる奉仕も見つけたいと思います。この新しい試みについてもっと知りたい方は、ぜひバーチャルでお越しください

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