ローターアクターからトーストマスターへ

~フィリピンのローターアクターがトーストマスターズと提携

By パウル・アルメル・エスコバール(Pilipinasローターアクト多地区合同情報組織[MDIO] 研修・開発担当)

成功に必要なパブリックスピーキングのスキル

トーストマスターズインターナショナルの「スピーチクラフト」は、スピーチのスキルを高めながら、コミュニケーションのあらゆるスキル(ボディランゲージ、アクティブリスニング、クリティカルな評価など)を磨くためのパブリックスピーキング講習です。フィリピンでは、50人のローターアクターがこの講習を修了しました。

スピーチするローターアクター、フェイスフル・マリグマットさん。

フィリピンのローターアクト多地区合同情報組織(MDIO)と、トーストマスターズのディストリクト75が手を組み、ローターアクター向けにバーチャルでスピーチクラフトを実施。これは、国際ロータリーとトーストマスターズインターナショナルの学びと協力を促す戦略的アライアンスを土台としています。

Pilipinas Rotaract MDIO委員長を務めるルイ・デ・レアルさんは、次のように言います。「ロータリーは機会の扉を開きます。これには、仕事での成功に欠かせないスキルを磨く機会も含まれます。パブリックスピーキングは、ローターアクトでも、職場でも、最も重要なスキルの一つです。だからこそ、フィリピンのトーストマスターズとの協力のチャンスを生かしました」

同様に、トーストマスターズ側のマリリン・レガスピさん(ディストリクト75ディレクター)も次のように話します。「トーストマスターズとロータリー/ローターアクターの提携は、大きな実を結んでいます。スピーチクラフトは、会員や地域社会の生活をより豊かにするための人間関係を築く大きな一歩となります」

コーチの指導の下で

このスピーチクラフトは、昨年9月19日のバーチャル研修で始まり、トーストマスターズのディストリクトトレーナーによる指導の下、ローターアクターがスピーチの作成と話し方を学びました。さらに、トーストマスターズに関する説明もあり、ローターアクターたちは「テーブルトピック」と呼ばれる即興スピーチも体験しました。

バーチャル研修に先立ち、トーストマスターズの4つのコース(「スピーチのスキル向上」「スピーチの仕方」「奮い立たせるスピーチ」「対人コミュニケーション」)が予習課題として与えられました(会員向けのこれらコースはロータリ―ラーニングセンターから利用可)。

その後、各自が3~5分のスピーチを書き、9月26日~10月17日の毎週土曜日に4つのブレイクアウトルームに分かれて実際にスピーチを行いました。各グループには、トーストマスターズのコーチが付きました。

コーチからの建設的なアドバイスを受けたローターアクターたちは、スピーチの仕方を改善し、全コーチを含む全員に向けてもう一度スピーチを行いました。

トーストマスターズの審査基準に基づき、コーチたちによって8名のローターアクター(各グループから2名)が「ベストスピーカー」に選ばれました。これらのベストスピーカーは、10月31日に行われたバーチャル卒業式でスピーチを披露しました。

パートナーシップの意義

トーストマスターズインターナショナルのディレクター、アレッタ・ローチャットさん(南アフリカ)が卒業式にゲストスピーカーとして出席し、コロナ禍でのローターアクトとのパートナーシップの重要性に触れました。「新型コロナウイルスが猛威をふるう中で、人びとが情熱とアイデアを分ちあうことが必要です。そのプロセスで、家族、企業、地域社会、国に好ましいインパクトがもたらされます。スピーチクラフトの各修了者が、世界にインパクトをもたらしていくでしょう。コミュニケーションの力を高め、人とつながることで、このインパクトがさらに広がるのです」

スピーチクラフトを修了したローターアクターに祝いの言葉を述べるアレッタ・ローチェットさん。

スピーチクラフトの修了生たちは、このプログラムを通じていかに自分が成長できたかを語りました。アントニオ・ルスティナさん(レガスピウエスト・ローターアクトクラブ会長)はこう語ります。「この研修は、人びとの心に触れ、インスパイアし、影響を与えられるパブリックスピーカーにとなるための第一歩となりました」

ベストスピーカーに選ばれた一人、エリック・ジョセフ・フロレスさん(イロイロシティ・ローターアクトクラブ会長)は、苦手だったことをスピーチクラフトのおかげで克服できたと言います。

クリスチアン・デ・ボルハさん(サンペドロイースト・ローターアクトクラブ元会長)も、次のように話します。「このプログラムで学んだことは、自宅以外のあらゆるところで、さまざまな人との会話に役立ちます。大勢の前で話す自信がつき、力強く説得力あるスピーチができるようになりました」

この記事は、Philippine Rotary Magazine 2020年11月号に掲載されたものをブログ用に翻訳・編集したものです。

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