寄稿者: John A. Bernaden (米国、Milwaukeeロータリークラブ会員)
皆さんは、世界中に友人をつくり、ロータリーでの経験をさらに豊かにする方法として、「親睦活動グループ」の機会があることをご存知でしたか。ロータリー親睦活動グループには、ロータリアン、ロータリアンの家族、ロータリープログラムの参加者や学友ならどなたでも参加できます。
最初に設立された親睦活動グループはヨットの親睦活動グループで、1947年、ボートに関心のあるロータリアンのグループが、自分たちの船にロータリーの旗を掲げ、自らをInternational Yachting Fellowship of Rotarians(ロータリアンの国際ヨット親睦グループ)と名乗りました。このグループには現在、3,300人を超えるロータリアンが参加しており、37カ国で109のロータリーヨットイベントが開かれています。
今日、共通の趣味や関心を土台とした60以上の親睦活動グループが設立されており、その分野は、サイクリング、スキー、ラテン文化、ジャズ、医療、写真、ワイン、ビールなど多岐にわたります。
私は最近、キャンピングカーの親睦活動グループに入り、去る2月、カナダと米国のロータリアンご夫妻12組と一緒にアリゾナ州を一週間旅行しました。いつか、毎年夏に欧州諸国を巡っている英国のグループメンバーと一緒にキャンピングカーで旅行したいと考えています。
ワインがお好きな方には、ワイン愛好家の親睦活動グループがあります。大半のグループと同様、ニュースレターを配信しており、メンバー同士でワインの情報交換を上記ウェブサイトで行っています。
親睦活動グループでは通常、オンラインや通信技術を用いて連絡を行っていますが、メンバーが直接顔を合わせる機会も設けています。例えば、スポーツ関係のグループでは、年に1回、地域レベルや世界レベルでコンペやトーナメントを開き、旅行関係のグループは目的地を決めて一緒に旅行し、職業関係のグループは関連する学会やセミナーに参加しています。
過去10年で、医師、弁護士、教育者などの職業を土台とするグループが増えており、世界中の仲間と一緒に専門知識や経験を紹介しあう交流活動が行われています。
グループで奉仕活動を実施することもあります。カヌーの親睦活動グループは、汚染された川での清掃活動を行い、コンピューター関係のグループは地域住民のためのパソコン研修を開催し、スキューバダイビングのグループメンバーは、それぞれの旅先で地元ロータリークラブによる奉仕活動に参加しています。
親睦活動を通じて、皆さんの世界理解が深まります。ロータリー創設者のポール・ハリスも、1928年のロータリー太平洋地域大会で次のように述べています: 「ビジネスと社交を通じることが、国際理解を育む最善の方法となります」。
ぜひ、親睦活動グループへの参加をご検討ください。