青少年交換学生が考える平和

ロータリー青少年交換の学友たちに「1. あなたにとって平和とは?」「2. その実現に必要なものは?」を伺いました(『ロータリーの友』2022年2月号に掲載された記事より)。

後藤 久美(2001-02年度、第2530地区からハンガリーに派遣)
看護師(東京北Exchangeロータリー衛星クラブ会員)

1.人々の健康が不公平に扱われることなく保障され、安心した生活を送ることができること。人は心身の健康を維持できれば、他者を思いやる心を育める。自分から周囲へ、さらにその周囲へと愛情が連鎖して自然と心地よい空間が広がると、私は思う。相互の思いやりをたくさんつくるために、健康を保つシステムを構築している社会であることが、平和につながると考える。

2.看護師である私が患者さんに対し意識していることは、心のケア。患者さんの身体的回復に併せ、心の状態もより良くなるよう、気持ちに寄り添い、いかに笑顔を増やせるか。日々の経験から学んだことは、相手を思いやる気持ちが心の平和につながる、ということ。これからは、ロータリー衛星クラブの一員としても、このことを大切にしながら活動していきたい。

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日本留学後の逆カルチャーショック、それもバネに

By ジュリア・チャリファ(ロータリー青少年交換学生としてカナダから日本に留学)

私は1997年、17歳のとき、ロータリー青少年交換学生として東京に1年間留学しました。新しい言語、国、文化への私の心を開いたこの経験は、私の人格形成に大きな影響を与えました。

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右から、ジュリア・チャリファさん、ホストファーザー、交換留学の友人。1997年、鎌倉の大仏の前で。

留学前に1年間の日本生活に向けた準備をしたのですが、留学後に起きることまでは予測できませんでした。帰国後、思いもよらぬ自分の変化を知ることになったのです。 続きを読む