2022年も終わろうとしています。今年は皆さんにとってどのような一年だったでしょうか。新型コロナウイルスによる影響は現在でも続いているだけでなく、2月にはウクライナでの戦争が勃発しました。明るい要素をなかなか見つけられないような世界情勢ではありますが、今年もロータリーでは、世界の地域社会を支援する各種の活動が行われました。特に、ウクライナ支援のための災害救援基金には多くの支援が寄せられ、幅広い被災者の支援が実施されています。
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バーチャル交代式の開催
寄稿者:スティーブン・セネット(メルボルン・ロータリーEクラブ 幹事エレクト)

スティーブン・セネットさん
ロータリー年度も残すところあとわずかとなりました。クラブでも伝統的な交代式について検討を始めている頃だと思います。しかし、新型コロナウイルス流行による世界での数多くの変更と同じく、交代式も直接顔を合わせて行うことができない状況となっています。延期や中止にすべきか、という問い合わせがクラブから寄せられていますが、むしろ私は、「オンラインで開催してはどうか?」と思うのです。
オンラインの交代式なんて非現実的に聞こえるかも知れません。 続きを読む
ミャンマーの学生を支え続けて29年
~ 今泉清詞氏(今泉記念ビルマ奨学会創設者、川越ロータリークラブ会員)とのインタビュー
国際ロータリー地区ガバナー(第2570地区)を務めた1993-1994年度、今泉清詞さんは地区のスローガンを「建前より本音 形式より内容を」としました。25年経った今も、その姿勢は変わっていません。
戦時中に亡くなった戦友たちのため、そして、ミャンマー人に命を救ってもらった恩返しとして、30 年近く前に今泉記念ビルマ奨学会を設立。約180人ものミャンマー人学生に奨学金を提供してきました。今ではその卒業生たちが奨学会の運営を手伝い、地元鶴ヶ島市(埼玉県)とミャンマーとの交流が進んでいます。鶴ヶ島市で開かれた同奨学会のパーティーには、ミャンマー大使も出席するほど。この縁がきっかけで、鶴ヶ島市が2020年東京オリンピックの際にミャンマー選手団の受入都市になることが決まりました。
今回、94歳にして現役ロータリアンである今泉さんから、ミャンマーやロータリーへの思いを伺いました。 続きを読む
バンクーバーでのRI会長主催平和会議に参加して
寄稿者:中前 緑(東京米山ロータリーEクラブ2750、香港在住)

分科会の様子
今年2月、私が参加している日米クラブ合同奉仕プロジェクト「Heiwa: Rotary Hiroshima Survivor Trees」チーム関係者が、カナダのバンクーバーで開催されたRI 会長主催平和会議に参加しました。私自身、RI会長主催平和会議には今回で2度目の参加で、バンクーバーは私が20代後半に過ごした懐かしい場所です。
この会議では、松井一實広島市長より川妻二郎パストガバナー(原爆体験者)に託されたビデオメッセージと記念品をお預かりし、広島から平和を願う心をお届けするという大切な役目がありました。会議実行委員会に挨拶に伺ったところ、一同が作業の手をとめ、日本から唯一の講演者である川妻パストガバナーを拍手で迎えていた光景は今でも忘れられません。松井市長はビデオの中で、163カ国7558都市が加盟中の平和首長会議の活動とその意義について語られ、ともに一体となって核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を目指していこうと呼びかけられました。
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SDGs:「つづく社会」へのキーワード
~ SDGs市民社会ネットワーク 稲場氏・新田氏とのインタビュー ~
3月24日(土)、パリのユネスコでロータリーデーが開かれます。そのテーマは「SDGs(持続可能な開発目標)」。17の目標から成るSDGsは、今や日本社会でもキーワードとなりつつあります。
今回のブログでは、一般社団法人SDGs市民社会ネットワークの稲場雅紀氏(専務理事・事務局長)と新田英理子氏(地域連携アドバイザー)からSDGsについてお話をうかがいました。 続きを読む
安心安全な街づくり ~スマホを活用した徘徊高齢者の捜索
寄稿者:浜本博志(大津中央ロータリークラブ)
「全国で1万5千人を突破」 この数字を見て何の人数だと思われましたか?これは2016年に認知症等による原因で行方不明になった人の全国総数です。警察庁が、認知症が原因と思われる行方不明者の統計を開始した2012年から、毎年その人数は増え続けており(2012年は9,607人、2016年は15,432人)、この5年間で1.6倍に達しました。世界的に見ても稀有である「高齢化社会:日本」を象徴しているともいえます。
私の暮らす滋賀県でも、昨年こんな事がありました。軽度の認知症だった高齢男性が、行き慣れた診療施設に行くといって、自転車で出掛けたまま行方が分からなくなったのです。 続きを読む
ロータリーのブランディング:第3回
By 国際ロータリースタッフ
「賢明で、思いやりがあり、粘り強く、行動を促せる人」と聞いて、皆さんはどんな人を思い浮かべますか?歴史上の人物や有名人、または身近な誰かを連想しますか?
個性を打ち出す「ボイス」
これら4つの特性(賢明さ、思いやり、粘り強さ、行動を促す力)は、ロータリーの特徴を表す「ブランドボイス」(または単に「ボイス」)と呼ばれています。
ロータリーでは、クラブによってさまざまな活動が行われていますが、それを伝える際は、ロータリー全体での統一感を出すための工夫が必要となります。その統一感を生むのが、これらのボイスです。
人と同じように、組織にも性格や個性があります。 続きを読む