ポール・ハリスの名言10選

ポール・ハリス。執務室にて

ロータリー創設者ポール・ハリス(1868年4月19日~1947年1月27日)は米国ウィスコンシン州ラシーンで生まれました。今や世界200以上の国・地域に46,000以上のクラブを擁するロータリーは、1905年、若き弁護士だったハリスのビジョンから生まれました。

歴史上の偉大なビジョナリーの一人といえるハリスが残した言葉は、現代人の心にも響きます。

ハリスの生誕記念日にちなみ、その名言10選をご紹介します。

「私たちはこう問います。最も優れた人間の才能を戦争のための科学に捧げなければならないのに、戦争を回避するための科学には捧げないのか、と」(1940年)

続きを読む

ハリスの肉声:1933年のラジオ放送

~1933年ボストン国際大会で行われたポール・ハリスのラジオ演説から~

C014284

ボストン国際大会でのポール・ハリス(一番右)。コロンビア、キューバ、英国、ドイツ、スペインからの大会出席者たちと。

1933年6月27日、ボストン(米国)で開かれたロータリー国際大会でポール・ハリスが演説し、国際理解と寛容の精神が世界各国のロータリー会員を結びつけていると語りました。

この演説は、ロータリー国際大会の演説としては初めてラジオ放送されました。ハリスは、自宅でラジオを聴くリスナーに向け、ロータリーを通じて文化の壁を超えた友愛を実現できると呼びかけました。「同胞である人間への愛を心に抱いているなら、あなたは潜在的なロータリアンです」

86年前のこの演説には、今も通じるメッセージが含まれています。この演説の録音でハリスの肉声をお聴きください続きを読む

ハリスが語る「100年後のロータリー」

「私たちの有用性が増すとともにもっと幸せがもたらされますように。ロータリーの100年後は誰一人として想像できません」

C002111

シカゴで法律事務所を開いて間もない頃のポール・ハリス(1896年)

『The Rotarian』誌に頻繁に寄稿をしたロータリー創始者ポール・ハリス。ロータリー創立記念日のある2月によくメッセージを寄せたハリスは、1915年にこうつづっています。「ロータリーは10年の節目を迎えました。私たちの有用性が増すとともにもっと幸せがもたらされますように。ロータリーの100年後は誰一人として想像できません。今やロータリーにとって不可能なことはないのです」 続きを読む

木に託す願い 平和と友愛、そして地球のために

By 国際ロータリースタッフ

4月22日は「アースデイ(地球の日)」。アースデイといえば、去る1月、イアン・ライズリーEarth Day Tree次年度会長が、今年7月から来年のアースデイまでに会員数分の植樹をするよう全ロータリークラブに呼びかけました。全クラブがこれに応えれば、世界で120万本の木が新たに植えられることになります。

ロータリー創設者ポール・ハリスが植樹愛好家であったことは、ロータリーではよく知られた事実です。世界中を旅したハリスは、訪れる先々で「友愛の木」を植えました。また、ハリスの自宅を訪れた海外客たちも、記念に友愛の木を植えるのが習わしでした。1935年に来日したハリスが帝国ホテル(東京)の庭に植えた月桂樹は、後に枯死寸前になっていましたが、挿し木によって数本が生き延び、「ポール・ハリスの月桂樹」2世、3世として今も日本各地で元気に育っています(左下の写真は帝国ホテルで植樹するハリス)。 続きを読む

ロータリー創立112年に創立者を想う 

harrisBy 国際ロータリースタッフ

2月23日に創立112周年を迎えるロータリー。今や世界200以上の国と地域に120万人の会員を有するこの国際組織のはじまりは、シカゴに住む一人の弁護士、ポール・ハリスの夢とビジョンでした。ロータリーの生みの親、ハリスとはどんな人だったのでしょうか。

写真で見るハリスは、育ちのよい真面目な紳士といった風格ですが、その生い立ちは決して恵まれていたわけではなく、優等生というよりはやんちゃな学生でした。 続きを読む