今度は私たちが助ける番

~朝鮮戦争を経験した国、韓国の会員がウクライナを支援

※この記事は『Rotary Korea』誌2022年8月号に掲載されたものです。

寄稿者:ユン・ヨンジョン(アンサンOLGロータリークラブ会員、第3750地区パストガバナー)

2022年2月24日、私たちがロータリー創立117周年を祝った翌日、ロシアがウクライナに侵攻しました。それに続く戦闘で1,200万人以上が避難を余儀なくされ、そのうち近隣諸国に逃れた人は500万人以上に上ります。避難民の多くは、人道的支援に頼って生活しています。

キーウはソウルから遠く離れており、韓国がこの戦争の影響を直に受けているわけではありません。しかし、この危機で思い出すのは、1950年代初期の朝鮮戦争です。民間の死者、負傷者、行方不明者の数は300万~400万人に上り、わが国は破壊されました。

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ウクライナ発:ロータリーのネットワークに励まされて

~結束の中に希望と強さを見出したリヴィウのロータリークラブ

寄稿者:オレスト・セモテュック(ウクライナ、Lviv Internationalロータリークラブ会員、第2232地区広報委員会委員)

2月24日の朝はいつもと変わらず始まりました。起床、ジョギング、そして朝食。しかし、朝食を食べているときに、ラジオのニュースで、ウクライナがロシアに爆撃されていることを知りました。

すぐにほかの都市に住む友人や知り合いに電話し、安否を確認。幸いにもそのほとんどが無事でした。その日の午後、私が研究のために2018年に滞在したレーゲンスブルク(ドイツ)のテレビ局から電話があり、その後もほかのメディアから次々と問い合わせがありました。こうして、私の活動が本格的に始まりました。

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ウクライナへの救援物資を積んで真夜中に走るトラック

寄稿者:セバスチアン・アダミ(クラーゲンフルト-ヴェルターゼー・ローターアクトクラブ[オーストリア]会員)

集めた物資をトラックに積むKlagenfurt-Wörtherseeローターアクトクラブ(オーストリア)のメンバー

3月2日の夕方、私は6カ国のローターアクト会員や仲間とともに、ポーランドとウクライナの国境近くに救援物資を届けるため、トラック5台でオーストリアを出発しました。徹夜で走り続けましたが、トラックを見た沿道の人たちが懐中電灯やそのほかのサインでエールを送ってくれたことに元気づけられました。トラックにつけた国旗から、私たちが救援物資を運んでいることがわかったのです。

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