貧しくても奉仕:アフリカの人びとから学ぶ

寄稿者:ヘレン・ダドリー(Coconut Groveロータリークラブ[米国フロリダ州]会員)

村の清掃プロジェクトに参加するユンベ・ロータリークラブ(ウガンダ)の会員たち。村の人たちに、手洗い、溜まり水をなくす方法、そのほかの健康・衛生習慣に関する研修も行いました(2022年2月)。

ユンベ(ウガンダ)の仮ロータリークラブのZoom会議に出席したときのこと。クラブ会員たちが話し合うのを聞きながら、私は涙を抑えきれませんでした。まだ国際ロータリーから正式に加盟認証されていないにもかかわらず、近くの村の人たちを助ける奉仕プロジェクトの計画をもう話し合っていたのです。しかも、創立会員である女性たちは、貧困ラインを大きく下回っていました。会議を聞いていたほかの参加者にチャットを送ったところ、その人も涙が出そうだとメッセージが返ってきました。

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祖国のマラリア根絶が私の使命

寄稿者:エリック・リスワニソ(ヌドラ・ロータリークラブ/ルサカ・ローターアクトクラブ会員[ザンビア])

マラリアについて最もやるせなさを感じるのは、予防できたはずの病気で家族たちが苦しんでいることです。子や親を亡くし、仕事や経済的安定を失うことは、悲惨な状況をもたらす可能性があります。

私は幼少時に両親を亡くし、私と弟妹にとって生活は困難となりました。幸い、親戚からの援助のおかげで学校を卒業し、弟妹たちの教育費をサポートできました。しかし、自分の経験から、親を失って一生苦しんでいるほかの多くの人の苦境に目が向くようになりました。結婚して2歳の娘がいる私にとって、特に5歳未満の子どもや妊婦に悪影響を及ぼすマラリアを根絶することは、他人事ではなく「自分ごと」です。

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