By Aurea Santos
視覚障がい者の教育を支援するにしても、そのための訓練を受けた教師がいなければ実現は困難です。そこで、ブラジルのロータリー会員は、専門スキルのある教育者を増やすために、教育支援団体 Dorina Nowill 財団とのパートナーシップを結びました。
サンパウロ・リベルダージ・ロータリークラブが、日本の富士宮ロータリークラブの支援を受けて実施したこのプロジェクトでは、2019年4月から5月にかけて、169名の教師が研修を受けました。
続きを読むBy Aurea Santos
視覚障がい者の教育を支援するにしても、そのための訓練を受けた教師がいなければ実現は困難です。そこで、ブラジルのロータリー会員は、専門スキルのある教育者を増やすために、教育支援団体 Dorina Nowill 財団とのパートナーシップを結びました。
サンパウロ・リベルダージ・ロータリークラブが、日本の富士宮ロータリークラブの支援を受けて実施したこのプロジェクトでは、2019年4月から5月にかけて、169名の教師が研修を受けました。
続きを読む寄稿者:ムーイー・ヤン(2019-21年度ロータリー平和フェロー、ウプサラ大学)
10年前、もし誰かに「あなたは紛争後の国に非営利の学校を設立するだろう」と言われたら、私はきっと笑い飛ばしていたでしょう。当時、私は商品取引会社のセールス担当としてクライアントの訪問や炭鉱の視察をしていました。
同僚たちとクライアントを訪問したときのことです。私は、炭鉱で子どもが働いているのを見て驚きました。10歳に満たないような子もいました。そのクライアントは、就労の法的年齢に達していない子がいる事実を隠していたことを認めました。
続きを読む寄稿者:高木直之(かながわ湘南ロータリークラブ)
ラダックは、ヒマラヤ山脈の西の端に位置するインドの自治州で、住民はチベット仏教の敬虔な信者です。国際ロータリー第2780地区とインドのニューデリー・ロータリークラブが、グローバル補助金を得て実施したこのプロジェクトによって、2015年ラダックの州都レーに3つの識字教育センターが開かれ、2017年8月の時点で87名の成人女性が読み書きを身につけました。 続きを読む
寄稿者:安池 勇人(東京東江戸川ロータリークラブ)
「私の夢は、母国ミャンマーの田舎に小学校を建設することです」
すべては、この一言から始まりました。
2019年7月、私たちはミャンマーに3校目となる小学校を建設しました。
モーさんの夢を叶える
この事業は2年前から継続する国際奉仕活動ですが、きっかけは2016-17年度に私たちが世話クラブとして出会ったミャンマーからの米山記念奨学生モー・トゥザー・チョウさん(以下、モーさん)でした。
彼女の夢を熱く語る姿、そして、米山奨学生として日本で懸命に学び、クラブの例会や奉仕活動に積極的に参加する姿にクラブ会員の誰もが心を動かされ、その夢を一緒に実現できないかと動き出したのでした。 続きを読む
寄稿者:塩梅 修(2018-19 金沢南ロータリークラブ会長)
2018-19年度、私たちのクラブは創立50周年を迎えました。
記念例会・式典・講演会、これまでの私たちのクラブの伝統となっている事業のほかに50周年記念事業として自分たちのクラブがあまり得意としていない分野「国際奉仕」の充実をテーマにした事業を行えないか・・・との思いが強くありました。
民主化は進んでいるけれど…
クラブには、ミャンマーで現地企業との合弁で印刷会社を経営している方が近年入会しました。その方から、「ミャンマーは近年、民政化され民主化が進んでいるものの、 続きを読む
秋も半ばを過ぎ、読書に適した季節となりました。
ロータリーでは、図書の寄贈や教師研修など、識字力の向上を目的とした多くのプロジェクトが実施されています。
識字とは、文字を読んだり書いたりする能力を意味しますが、最近では「リテラシー」という言葉も頻繁に使用されています。リテラシーとは「読み解く力」であり、文字だけでなく記号や専門用語などの多様な形での表現・情報を理解することも含まれます。学術面ではさらに細分化され、「メディアリテラシー」「ヘルスリテラシー」「環境リテラシー」などさまざまな分類があります。
たとえば、処方箋や診断書の内容を理解する、 続きを読む
学校に通っていない子ども、およそ570万人。
15歳以上で読み書きできない人の数、およそ7億人(3分の2は女性)。
これらは国連調査で明らかとなった、同じ世界に生きる私たち全員の課題です。
ロータリー会員は、基本的教育と識字率向上を支え、教育における性差を減らし、成人識字率の向上に努めています。その活動は、教育関連のテクノロジー支援、教師養成、職業訓練、給食プログラム、教科書の配布などのプロジェクトなど多岐に渡ります。日本のクラブでも多くのプロジェクト 続きを読む
寄稿者:ポーリン・リャン(台北北安ロータリークラブ会員・第3520地区パストガバナー)
4年前の春の雨の日、私は数人の若い教師たちと台湾の教育制度について話していました。国は12歳までの子どもへの無償教育を拡大しようとしており、私は非識字を減らすのにいい政策だと思っていました。
しかし、その教師たちはリソースが少なく競争力を保つのが難しい遠隔地の学校への影響を心配していました。そういった学校の子どもたちは、大学や短大に入るのに必要な課外学習を受けていないのだと言っていました。
2014年1月、児童福利連盟の報告書で、都市部と農村地域の大きな格差が指摘されました。遠隔地のリソース不足が、多くが先住民族である子どもたちの成績不振につながっていたのです。 続きを読む
今日の世界には、基本的な識字力がない青少年が1億300万人もおり、そのうち60%以上が女性です。また、学校に通っていない初等教育期の児童のうち、推定50%が紛争の影響下にある地域に住んでいます。発展途上国における初等教育の普及率は91%に達していますが、依然として、5700万人の子どもが教育を受けられない状況に置かれています。*
私たちは、地域社会で教育と識字力の向上サポートを通じて、これらの数字を変えることができます。国連もまた、持続可能な開発目標の中で、包括的な質の高い教育を確保しつつ、生涯学習の機会を促進することを目指しています(目標4)。 続きを読む
記事執筆:エリーナ・クシュニール(RIプログラム部)
「ロータリーリーダー」2013年3月号から抜粋
第4420地区(ブラジル)の12クラブは、低下していた識字率を向上させるため、「READ(Reading and Education Center)」プロジェクトを実施しました。ロータリーの地区補助金を使って、貧しい地域の病院、コミュニティセンター、その他の公共施設に図書館を設置、子どもたちの読書を推進し、識字率の向上に貢献しています。
「READ」プロジェクトの理事長で、第4420地区パストガバナーのマルコス・フランコさんは次のように話します。「識字率が高くなれば、子どもたちやその家族がさらにより良い生活を送れるようになるでしょう」