~女子高校生を対象としたワークショップでIT分野や社会問題への意識を喚起
寄稿者:川妻 利絵(広島西ロータリークラブ会員)
近年、理数系分野におけるジェンダーギャップが世界中の課題となっています。その中でも日本は、2021年ジェンダー平等指数が156カ国中120位であり、特に、大学の理数系分野における女性の割合はOECD加盟国では最下位というデータも発表されています。日本ではいまだに「理系=男性」という固定概念が強く、保護者や教員、教材が女子生徒を理数系選択から引き離しているとも言われています。
IOT(モノのインターネット)やAI(人工知能)などの新興技術の台頭で第4次産業革命の波が訪れている中、IT産業におけるジェンダーギャップは世界的課題として注目されています。わが国でもIT分野におけるジェンダーギャップの是正は重要性が高く、教育を通して課題解決することが必要と考えられていますが、特に地方都市ではIT分野を学ぶ環境が充分ではありません。
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