2022年も終わろうとしています。今年は皆さんにとってどのような一年だったでしょうか。新型コロナウイルスによる影響は現在でも続いているだけでなく、2月にはウクライナでの戦争が勃発しました。明るい要素をなかなか見つけられないような世界情勢ではありますが、今年もロータリーでは、世界の地域社会を支援する各種の活動が行われました。特に、ウクライナ支援のための災害救援基金には多くの支援が寄せられ、幅広い被災者の支援が実施されています。
ロータリーボイスでは、2023年もロータリー会員の皆さまが実施する奉仕活動を紹介してまいりますので、引き続きのご愛読をよろしくお願いいたします。今年最後となるブログでは、2022年の閲覧数トップ5をご紹介します。

1. 人の力とつながり:2022-23会長テーマのロゴ:2022-23年度のテーマである「イマジン ロータリー」を表現したロゴに関する記事。オーストラリアの先住民アーチストが作成したこのロゴには、たくさんの意味が込められています。七つの点は「人」とロータリーの重点分野を表し、使われている色(緑、紫、白)はポリオ根絶、環境、平和の意味があるだけでなく、3色を合わせると女性参政権運動「サフラジェット」となり、初の女性会長であるジョーンズ会長にぴったりの配色となっています。
2. キーウを逃れたウクライナ人会員からのレポート:第2232地区(ウクライナ)ローターアクト代表のイリーナ・ブシュミナさんによる寄稿。ウクライナでの戦争勃発後すぐに現地を逃れ、6日間かけてウィーン(オーストリア)にたどり着いたブシュミナさんは、道中でロータリアンやローターアクターの自宅に宿泊し、ロータリーのネットワークの広さを実感しました。その後、欧州のローターアクターを動員して、避難民のための宿泊先を見つけたり、人道支援物資を送るといった活動を実施しています。
3.「令和の寺子屋」プロジェクト:京都南ロータリークラブによる小学生を対象とした教育プロジェクトに関する記事。同クラブは、ユネスコが進める「世界寺子屋運動」にインスピレーションを受け、答えのない問題に対して自分で考え、行動していける人材を育成することも目的にこのプロジェクトを実施しました。3人の一流講師(生物学者の福岡伸一先生、演出家の宮本亞門先生、俳優の本上まなみ先生)を迎え、世界文化遺産である醍醐寺で行われたこのプロジェクトは、その一部がNHKでも紹介されました。
4. ポール・ハリスの名言10選:ロータリー創設者であるポール・ハリスの生誕記念日にちなみ、ハリスが残した名言を紹介した記事。1905年に若き弁護士だったハリスによるビジョンによって生まれたロータリーは、今や世界各地で活動する国際的組織となりました。先見の明を持ったハリスの言葉は、今でも人びとの心に響きます。「ロータリーはただパイオニアであり続けなければなりません。さもなければ、進歩の後部に取り残されます」(1945年)
5. 最も貧しい国での豊かな生活:元ロータリー財団奨学生で、現在は国際協力機構(JICA)でアフリカ支援にあたる江田慶子さんによる寄稿。青年海外協力隊でブルキナファソで4年間勤務し、その後ロータリーの奨学金を得てイギリスのイーストアングリア大学に留学した江田さんは、「あげるだけ」の支援が援助慣れや支援依存につながるケースが多いことや「持続可能性」の重要性を学んだとつづっています。
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年末にまた、ゆっくり読んでいます。
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