「One Asia One Rotaryキックオフコンサート」~八神純子さんと共に
寄稿者:福田哲三
(名古屋和合ロータリークラブ)
名古屋和合ロータリークラブと名古屋東山ロータリークラブは、それぞれ創立50周年と25周年記念の合同事業として『One Asia One Rotary-キックオフコンサート』を4月27日に開催しました。One Asia One Rotaryには、2026年の愛知・名古屋アジア競技大会に向けてアジア各国のロータリアンたちと奉仕事業等を通して交流を深めて行こう、という決意が込められています。
アジア各国のリーダーたちから届いた熱い思い
会場は愛知県芸術劇場の大ホール。地区内ロータリアンを中心に約1,300名が集まりました。第1部では両クラブ会長挨拶のあとタイ(3350地区)、シンガポール(3310地区)、フィリピン(3780地区)、インドネシア(3420地区)のガバナー、ガバナーエレクト、パストガバナーたちから熱いメッセージ動画が寄せられ、さらにウクライナ(2232地区)のRロスタイスラヴ・ルカーチ平和構築委員から被災者支援に対する感謝のメッセージ動画が届きました。


左:感謝のメッセージを送ったウクライナのルカーチさん
「超我の奉仕」に通じる八神純子さんの言葉
第2部は八神純子さんによるライブ。ロータリー特別バージョンの100分間ノンストップのステージでした。来場者の皆さんは冒頭から青春時代さながらに総立ちでの手拍子。広い会場全体が熱気に包まれる中、圧倒的な八神さんの歌唱力と迫力に「涙が出た」「鳥肌がたった」「元気が出た」等々。昨年3月に今回の企画をお話しし、ご協力を快諾いただいた純子さん。妻の親戚とはいえ日程調整やライブ構成などでいろいろとご無理を言いました。そしてステージから精一杯の元気を与えてくれました。当日のステージでの彼女の言葉が印象的です…だれか他の人のために努力をすることは、自分を強くしてくれる。「超我の奉仕」を実践する純子さんはいつも前向きです。

ウクライナのロータリアン
ウクライナのルカーチさんとは2月のロシア侵攻直後から連日連絡を取り合い、支援金、支援物資の調達、避難民受入れ等いろいろと情報交換してきました。ウクライナには約60のクラブに1,000人を超える会員がいます。ポーランド国境近くのウクライナ西部で支援活動するキーウ・インターナショナル・ロータリークラブ、東部のハルキウや南部のムコラーイウにレスキュー車寄贈に奔走するキーウ・キャピタル・ロータリークラブほか、現地の会員たちは必死に活動しています。
ウクライナ避難民の皆さんを支援
私たちも当日は愛知県内のウクライナ避難民の皆さん15名をご招待しました。会場で集まった70万円の寄付金は名古屋を拠点とする「日本ウクライナ文化交流会」を通して、愛知県内の避難民の方々の生活支援に使っていただきます。現在は50名を超える避難民の方々が愛知県内にお住まいです。また当地区で恒例の「ワールドフード+ふれ愛フェスタ(WFF)」(4月23~24日)でも避難民の皆さんをご招待し、会場でウクライナ伝統のダンスを披露いただきました。交流の輪が広がる中、会場では120万円の寄付金が集まりました。
まだまだ先が見えないウクライナの平和。一日もはやく平穏な日々が戻ることを願います。

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