~ 職業の専門知識を世界で生かす ~
現在、ロータリー財団専門家グループ(Cadre)のメンバーを募集しています。日本のメンバーが不足しているため、以下の内容をお読みいただき、申請をご検討いただくか、皆さまのお知り合いで適任と思われる方への情報シェアをお願いいたします。
ロータリー財団専門家グループとは、ロータリー重点分野のいずれか、または財務監査に関する専門知識をもつロータリアンのグループです。現在、75以上の国に500名を超えるメンバーが登録されています。
専門家グループのメンバーとなるには、ロータリークラブの正会員で、重点分野のいずれか、または財務監査の分野において2年間の職務経験がある必要があります。任命職ではないため、要件を満たしている会員はぜひご申請ください。
職務経験の例として、教師、医師、外科医、小児科医、マイクロファイナンス専門家、環境学者、水・衛生関連の土木技術者、難民・移民関連の弁護士、財務監査人などが挙げられます。これらに限らず、重点分野や財務監査に関連する職業として、そのほか多くの職業が考えられます。
使用言語について、英語のコミュニケーションスキルは必須条件ではありません。ただし、英語でのコミュニケーションができると大きなアドバンテージとなります。
専門家グループの役割
専門家グループの主な役割は、財団補助金の評価を援助することと、グローバル補助金を含むプロジェクトの立案と実施をサポートすることです。
財団補助金の評価: 補助金の評価には、補助金申請書の審査、プロジェクト実施状況の視察、財団資金の管理状況の監査などが含まれます。 2015年から2020年にかけて、100カ国以上の900を超えるプロジェクトで、メンバーによる視察が行われました。
プロジェクト立案・実施のサポート: 専門家グループのメンバーは、その専門知識やスキル、さらに地元地域に関する理解を基に、クラブや地区のプロジェクト計画・実施をサポートしています。グローバル補助金の計画でクラブを支援することで、持続可能なプロジェクトの実現へと導くことができます。また、グローバル補助金で要件となっている地域社会調査、モニタリング、持続可能性などについても、専門的知識を生かして助言や研修を提供できます。
メンバーのスポットライト
東京サンライズ汐留ロータリークラブのアンドリュー・ウォンさんは、形成外科医、そして免疫学の専門家で、幹細胞再生医療を専門としています。1989年にロータリーに入会し、専門家グループメンバーとしては約20年、数多くのロータリー補助金プロジェクトに関与し、人道的プロジェクトの立案や監査に従事してきました。
1998年に「超我の奉仕賞」を受賞。英語、日本語、中国語に堪能です。
お問い合わせ
ご質問は、国際ロータリー日本事務局財団室(RIJPNTRF@rotary.org)、またはヨギタ・シャルマ (Yogita.Sharma@rotary.org)までお問い合わせください。
(執筆担当:加藤)
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