学友がクラブを成長させる:3つの実例

寄稿者:トム・ガンプ(パストガバナー、米国ミネソタ州、Edina / Morningsideロータリークラブ会員)

私はよく、「どうやってクラブを成長させたらいいでしょう?」、「新クラブの会員をどうやって見つけることができますか?」と聞かれます。その答えは、学友(プログラムの元参加者や元奨学生)です。学友は見落とされがちですが、ロータリーがどのような団体か、どのような重要な活動を行っているのかを知っています。まさに入会候補者にふさわしい存在だと言えるでしょう。

ロータリーの学友は、世界中で活動するリーダーの素晴らしいネットワークです。クラブは、学友を講演者として招待したり、奉仕プロジェクトに参加してもらったりできますが、まずは時間と労力をかけて、学友の参加を妨げている障壁を取り除くことが肝心です。それができれば、学友の洞察力と才能を、ロータリーの成長に生かすことができるでしょう。

三つの実例をご紹介します。

環境のためのローターアクトEクラブ

環境の持続可能性のためのロータリー行動グループ(ESRAG)は、米国ミネソタ州のロータリー会員と協力して、環境のためのローターアクトEクラブを立ち上げました。このEクラブには世界中から参加でき、現在12カ国から23名のメンバーが集まっています。ESRAGには、環境工学などの分野の専門知識を用いてクラブのプロジェクトを援助できる学友が所属しており、これらの学友にも声をかけました。実際、ESRAGに所属する若いプロフェッショナルたちは、自らプロジェクトを実行したいと感じていました。

このような学友がロータリーに参加できるようにするため、私たちは、学友が入会を断念する原因となっている障壁を取り除くようにしました。それらは、高い会費、都合が合わない例会時間、仕事やほかの義務との折り合いなどです。また、環境という共通の関心事を土台としたクラブを作ることで、高い関心をもってプロジェクトに打ち込めるようにしました。さらに、柔軟に運営できるEクラブという形式を選びました。現在、クラブのコミュニケーションの多くはWhatsAppのアプリで行われており、例会はZoomで実施されています。

世界を旅する人たちのロータリーEクラブ

4月23日に設立されたこのクラブには現在、アメリカの11の州と複数の国から、24名の会員と18名の準会員が集まっています。

きっかけは、私と同じクラブの会員がミネソタからフロリダに引っ越したことです。彼女は新天地のクラブに移転したのですが、そこでは彼女が望むような国際プロジェクトへの関心がありませんでした。そこで私は、彼女が自分で新クラブを設立するのを手伝い、このときも学友とのつながりを生かしました。

彼女は、以前にGSE(研究グループ交換)で築いたつながりを探り、私はホストファミリーとしての経験を生かして青少年交換プログラムの元参加者に着目しました。これらの元交換学生と連絡を取ってみたところ、多くは再びロータリーと関わる機会があればよいと感じていました。

このクラブもEクラブなので、会員は簡単に例会に出席できます。会員は他国とのバーチャル交換を企画し、その国について学び、その文化に浸ることができます。また、他国料理のレシピを学ぶバーチャル料理クラスを開催したり、ヨガや瞑想のクラスを開催したりしました。

さらに、短期・長期の奉仕プロジェクトで旅行する機会も提供しています。短期の旅行予定としては、2022年1月に米国カリフォルニア州パサデナで開催されるRose Bowl Paradeでの活動や、2023年にニューヨークで開催される国連でのロータリーデーへの参加などがあります。世界各地のその他の目的地も計画されています。

文化交流に力を入れるロータリークラブ

このクラブは5年間にEクラブとして結成されましたが、会員数減少に対応するため、特定の目的に焦点を当ててクラブを再構築することにしました。当時のクラブ会長はロータリー青少年交換への参加経験があり、元交換学生によって結成されたROTEX学友会でも活動していました。

学友は、青少年交換とロータリー会員をつなぐ架け橋となってくれます。青少年交換学生が参加するロータリー会合に出席したことのある方なら、交換学生が会合にもたらす活力をよくご存知だと思います。このクラブでは、ROTEX学友会とのつながりが功を奏し、この16カ月間でクラブ会員は5人から13人に増えました。クラブ例会では毎週の講演をフェイスブックやウェブサイトで紹介し、会員やそれ以外の人たちにバーチャル会合への参加を呼びかけています。例会の雰囲気は、控えめでもフレンドリーで、何よりポジティブです。年会費は手頃な金額に設定されています。

おわりに

ロータリーの学友は、既存のクラブか新クラブかを問わず、クラブの発展に貢献できます。学友がロータリー入会を躊躇してしまう障壁があるなら、新しい方法やモデルを取り入れて乗り越えましょう。

本稿に関するお問い合わせ: Tom Gump(tagump@gmail.com)

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