寄稿者:ラファル・トンデラ(ワルシャワ・ユゼホフ・ロータリークラブ/ワルシャワ・ローターアクトクラブ会員)
豊かな自然はポーランドの誇りです。国際ロータリーが正式に「環境」を重点分野のひとつに決めたとき、当地区(第2231地区)のインターアクトクラブ、ローターアクトクラブ、ロータリークラブは大喜びしました。これを記念してプロジェクトを行うことに決めましたが、その成果は発起人である私たちも驚くほどでした。
「大きな目標に向けた小さなステップ(Small Steps Towards a Bigger Goal)」プロジェクトは、第1920地区(オーストリア)のローターアクターたちによる「エコチャレンジ」からインスピレーションを得たもので、私たち独自の趣向も加えました。ポーランド国内16のローターアクトクラブとロータリークラブが、「水と衛生週間」である3月、ささやかな行為で大きなインパクトをもたらせることを実証したのです。
1週間にわたり、国内八つのローターアクトクラブと八つのロータリークラブが、簡単に実行できる「環境にやさしい」小さなステップを生活の中で実践しました。例えば、食器洗浄機を「省エネモード」に設定する、肉ではなく野菜を食べる、ペットボトル水ではなく水道水を飲む、などです。
参加者たちは、飲んだ水の杯数、使ったプラスチック袋の数、テレビ視聴の代わりに読書に費やした時間(電力節約のため)などを細かく記録。1週間後にすべてのデータを集計し、どのくらいの水や電力が地区内で節約されたかを算出しました。さらに、プロジェクトの結果や「環境トリビア」を紹介する動画もつくりました。
このプロジェクトの結果、水300万リットル、プラスチック700キロメートル分、電力3500ワット以上の節約に成功。歯磨き中に水を止める、(衣類乾燥機を使わずに)干して衣服を乾かすといったささやかな行為の結果としては、なかなかのものではないでしょうか?動画を全編ご覧いただき、プロジェクトの最終結果とトリビア(テレビ視聴による電力消費量はどれくらい?など)もぜひチェックしてください!

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