ロータリーにもっと多くの女性の参加を

寄稿者:シンディ・ドラ(第34ゾーン・ロータリーコーディネーター補佐、Fort Myers Southロータリークラブ[米国]会員)

30年ほど前、私はロータリーに入会したいと思っていました。入会を希望する旨をあるクラブに伝えましたが、「銀行員の入会はもう受け付けていない」と言われました(当時、ロータリークラブが職業に基づいて入会者数を制限することがよくありました)。1カ月後、そのクラブに男性の新会員が入会したことを知りましたが、その人は銀行員でした。

ロータリアンになりたいという思いが強かった私は、その後間もなく、私を喜んで受け入れてくれるクラブを見つけました。以来、28年間、会員として誇りを抱きつづけています。しかし、ロータリークラブ入会を希望する女性にとって、障壁は今も存在します。全世界の女性会員の割合はわずか23%であり、もっと改善できるはずです。何としてでも、私たちはリーダーとして、誰もがロータリーに歓迎されていることを地域社会に示す必要があります。

私の地区(第6960地区)が「多様性」を優先事項として掲げていることを、うれしく感じています。去る7月、「無限の可能性:ロータリーにおける女性」と題する4回にわたる講演シリーズの第1回を開催しました。このシリーズは、国際的に高く評価されている女性会員の方々から、インスピレーションあふれる講演を聞くというものです。第1回は、女性として初のロータリークラブ会長を務めたシルビア・ウィットロックさんの講演を聞くために、1,165人を超える視聴者が登録しました。ウィットロックさんのほか、国際ロータリー副会長であるジョリータ・ソラーリさん、国際ロータリー理事であるバレリー・ウェイファーさんも、モデレーターとして参加しました。

このイニシアチブのきっかけは、当地区の女性会員の割合が27%であることを、ガバナーであるダリル・キーズさんが知ったことでした。地区の会員数全体を増やしたいと考えたダリルさんは、仕事で活躍する女性たちに入会を呼びかけることにしたのです。ダリルさんは、地区の会員数を飛躍的に伸ばすために力を貸してほしいと私に求めてきました。私にとって、これほどうれしい話はありませんでした。

すぐさま、国際ロータリーと第33/34ゾーン内の十数名のリーダーに連絡しました。その誰もが、詳細を聞くまでもなく、協力すると即答してくれました。その後もとんとん拍子に話が進み、世界中から国際色豊かな方たちが講演を引き受けてくれました。もっと多くの女性にロータリーファミリーに参加してもらいたいという願いは、皆同じだったのです。話し合いが進むにつれ、「無限の可能性:ロータリーにおける女性」は、1回切りのイベントではなく、4回にわたるシリーズへと発展しました。

このシリーズを成功させるには、実行力のある人を集める必要がありました。名声や称賛のためではなく、ロータリーに、また変化をもたらすことに熱意をもつ行動人が必要とされたのです。このため、この壮大な取り組みを支える委員会を立ち上げ、全チームメンバーが「無限の可能性」シリーズの成功をめざして時間、才能、リソースを捧げました。

誰でも出席できるようにするため、登録用のリンクを2つ用意しました。一つは会員用、もう一つは一般の参加者用で、それぞれ異なるアプローチで登録を呼びかけました。登録の際に必要な情報は、Eメールアドレスと郵便番号だけ。さらに、一回のイベントに登録すれば、自動的に全4回に登録される仕組みとし、毎回登録する必要性をなくしました。また、既存会員の参加を促しつつ、入会候補者にロータリーを紹介できるチャンスだと思い、登録者一人ひとりに個人的に連絡を取りました。新型コロナ流行で孤独を感じていた方も多く、このような「パーソナルな」アプローチは好評でした。

新型コロナ流行のため外出しない人が多い中、クラブとのつながりを感じられなくなった会員が多いこともわかりました。このため、シリーズを「学び」のためのイベントとして打ち出す代わりに、会員が自宅から安全な環境で参加・支援できる活動としました。

ウィットロックさんによる講演は、自身の体験、不屈の精神、熱意、誠実さにあふれ、皆が感動に包まれました。この講演に加え、出席した方々が各自で実行できる項目も伝えました。会員に対しては、現在、当地区が設立しようとしている新しい「多様性、公平さ、開放性のロータリー行動グループ」への参加を呼びかけました。また全登録者に対し、今後の講演への出席を促しました。会員とクラブリーダーには、ロータリーに関心のある入会候補者の参加を促す手段としてこのシリーズの活用を勧めました。

シリーズにおける今後の講演も充実した内容になると期待しています:

第2回 8月28日: 講演者 ジェニー・ストッツ(ロータリアン)

第3回 9月25日: 講演者 ディーン・ロース(国際ロータリー元副会長)

第4回 未定

さらに、2つめのシリーズ「無限の可能性:多様性、公平さ、開放性」も計画中であり、これは2021年1月29日~4月30日に開催することを予定しています。こちらのシリーズは、地域社会に目を向け、多様な職業人をロータリーに迎える方法について考察しながら、会員基盤の多様化に焦点を当てた内容となります。

ロータリーにもっと多くの女性を迎え入れるとともに、一連の講演にぜひご出席いただき、素晴らしいリーダーたちから学んでいただければ幸いです。

※ 皆さんの地区やクラブ独自の会員イニシアチブを立ち上げる方法について情報をお求めの方は、シンシアさんに直接ご連絡ください: Cyndi.doragh@doraghlawfirm.com

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