寄稿者:中尾宏行(甲府南ローターアクトクラブ)
11月9日、兵庫にて開催されたロータリー研究会にて、パネリストとしてローターアクトについて発表をさせていただきました。マーク・ダニエル・マローニーRI会長をはじめとするロータリーを代表する素晴らしい方々の前でこのような機会を得られたことは私の人生において一つ大きなインパクトとなることでしょう。
ローターアクトに入会して3年余り、入会当時の私がここまでのローターアクターとしての飛躍を果たして想像できたでしょうか。
県内唯一のローターアクト
甲府南RAC、私は山梨県唯一のローターアクトに所属し、山梨大学生としての生活を両立させています。入会当時は、たまたま入った奉仕団体がローターアクトだったに過ぎませんでした。私としては奉仕ができれば良かったのですから、ゴミ拾いや植林活動を通じそれなりに充実感はあったかと思います。
ロータリーの例会というものに初めて参加したときの衝撃を今でも鮮明に覚えています。ホテルの中で、地域・業界を代表する方々が同じテーブルで食事を共にし、談笑している。そしてその中にローターアクトも含まれている。
残念ながら、当時の甲府南RACはローターアクトとしての体をなしていませんでした。定款がない、例会もない、会員がいない、、、
そのような状況でしたので、同席していたロータリアンに、お前達のクラブはどうなっているんだと言われてしまいました。
ローターアクト改革
当時の私は、このとき頂いたお叱りをほとんど理解していませんでした。ロータリーの理念と私のクラブの認識には大きな乖離がありました。ですが、そのロータリアンにはロータリーに対する非常に大きな信念が感じられました。ですので、理不尽だとかは全く感じずに、むしろその激をきっかけに、ロータリーを理解し、甲府南RACをローターアクトクラブとして機能させなければならないと決意しました。
そこで私は自地区や他地区を問わず、さまざまなイベントに参加しました。たくさんの人と出会い、とにかく交流をし、膨大なインスピレーションを獲得しました。
私が会長となったとき、当時のローターアクト委員長と連携し、それまでに獲得したインスピレーションを具体化させ一気に発散させ、出来るだけ私の代できっかけとなるように行動・改革を興しました。
・定款・細則を制定
・例会の充実化
・4つの委員会を発足
・ロータリー、ローターアクトによる例会の相互参加
その結果、甲府南RACはアクティブメンバーが増加し(現在21人)、毎月素晴らしい活動を継続できています。これは何も特別なことを行なったというわけではありません。ローターアクト・ハンドブックに記述されているローターアクトとして当たり前のことをやっただけに過ぎません。現在の山梨大学生のニーズとロータリーの理念が上手くかみ合ったのです。そしてこれも何も特別なことではないと私は確信しています。
ローターアクターとしての飛躍
私のローターアクト人生はこれだけでは留まりませんでした。地区代表に就任し、大きなイベントを数多くホストしました。特に国際協議会へ日本代表として選出された時はこれまでの行動が報われたかのような大きな幸福に満たされました。
そして、これらの行動からまた繋がりが生まれ私の充実に繋がっています。ローターアクターとしてこれ以上ない幸福な時を過ごせています。
甲府南RACも組織として着実に進歩しています、ローターアクター自身がロータリーへの学びを楽しみ、ロータリーとの絆、リスペクトをもってアクト活動を続けています。一つそれを象徴するエピソードがあります。私達の例会で、ローターアクト委員長が次年度のローターアクト委員長を発表された時です。ローターアクターの方から大きな喝采が起きました。形式的な拍手ではありません。その後、次年度ローターアクト委員長とアクト会長が抱擁するなんていう場面もありました。
これこそが私が目指してきたローターアクトの姿でした。
クラブを変革する、一つ自分の目標を達成することができました。その過程でインスピレーションとなれるよう行動を続けてきました。その結果、世界のたくさんの方々と繋がることができました。私のアクト人生はロータリーと共にあります。大学生ローターアクターとして、これからもロータリーのもとで学び続けます。
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