10月24日の「世界ポリオデー」まであと2カ月余りとなりました。クラブや地区でのイベントの計画は進んでいますか?「世界ポリオデーとは関係なくても、ポリオ募金は毎年やっている」とか、「なぜわざわざ世界ポリオデーにイベントをするの?」とお考えのクラブもあるでしょう。
世界ポリオデーにちなんでその前後にイベントを行うことは、なぜ重要なのでしょうか。
1. 一斉に推進して認識向上の効果アップ
メディアは「…の日」とか「…デー」の話題を好みます。各地の世界ポリオデーイベントが集中的にメディアに取り上げられれば、ネット上やニュースに「ポリオ」という文字が多くなります。短期間にあちこちで「ポリオ」という言葉を目にすれば、「ポリオって何?」という疑問をもって調べる人も出てくるでしょう。関心や記憶にとどめてもらうには、「繰り返し」目にしてもらうのが効果的です。
2. 「みんなで寄付」
最近は日本でも寄付をしたいと考える人が増えています。金額は小さくても、例えば「1クリックで1円」のように、少しずつ寄付をして人のために役立ちたいと考えているのです。「世界中の人が共通の目標のために寄付する日」とあれば、「自分も…」と寄付してくれる方もいるでしょう。
3. ポリオ撲滅活動のパイオニア
世界ポリオ撲滅推進活動(GPEI)のパートナー団体であるWHO(世界保健機関)、UNICEF(国際児童基金)、CDC(米国疾病対策センター)、ビル&メリンダ・ゲイツ財団も、それぞれに「世界ポリオデー」を推進します。しかし、ロータリーは何といってもポリオ撲滅活動の先駆者。率先して模範を示す必要があります。
4. グローバルな運動
ポリオ撲滅運動がそうであるように、「世界ポリオデー」は、日本だけでなくグローバルに設定された日です。イベントや活動を計画し、その内容をこちらのフォームに入力すれば、日本からもこの運動に大勢が参加していることを世界に示すことができます。
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ポリオサバイバーの実話に基づく映画『ブレス しあわせの呼吸』も、「世界ポリオデー」への認識向上に結びつけることができます。チャリティー上映会、例会での予告編上映、団体鑑賞会などを行う場合は、「世界ポリオデー」の推進もお忘れなく!
(執筆担当:時山)
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