奨学生から7年、ミネソタ州への感謝の旅

寄稿者:植田 杏奈(2010‐11年度国際親善奨学生、財団学友)

11月の感謝祭の祝日に合わせ、7年前に奨学生として1年を過ごした米国ミネソタ州を再訪しました。ロータリーを通じて出会った素晴らしい人びととの再会を果たし、心温まる旅になりましたので、是非ここで共有させて頂きたいと思います。

私は2680地区、兵庫県芦屋ロータリークラブの推薦で、2010-11年ロータリー財団国際親善奨学生として第5950地区、米国ミネソタ州のMinneapolis City of Lakesクラブに派遣していただきました。移民や難民、生活困窮者への公共政策をミネソタ大学で学びながら、州内外での卓話、地域ボランティア活動、凍った湖に飛び込むチャリティーイベントなどのさまざまなロータリーの活動に参加し、素晴らしい1年を過ごさせていただききました。

annna1帰国から6年経った今回のミネソタ再訪は、ロータリーやローターアクトを通じてお世話になった方や友達に再会することが目的でした。カウンセラーのJim Eatonさん、クラブ唯一の日本人のTom Tamuraさんを初め、皆さんが大歓迎してくださいました。例会では、感謝祭の週ということで、各々が感謝したいことを共有しました。家族と共に過ごせること、仕事があること、亡くなった友人への感謝などを皆が発表し、私もロータリーを通じて築けたつながり、皆さんへの感謝の気持ちを伝えることが出来ました。

今回、特に忘れられない再会となったのは、EdinaクラブのConnie Gotthilfさんです。彼女anna2は、私が卓話でクラブを訪れて以来、お茶道会を開いてくださったり、旅行に連れて行ってくださったりと、大変お世話になったのですが、しばらく連絡が取れず心配していました。今回やっとのことで連絡が取れ、元気なお姿を見たときは胸が一杯になり、涙があふれました。

振り返ってみますと、奨学生としての1年から私の人生は、より世界に開け、より色鮮やかな、より希望と可能性に満ちたものになりました。実は私の父も同じく国際親善奨学生でしたので、現在の私がロータリーにどれだけ恩恵を受けてきたかは、計り知れません。

地域・世界レベルの意識を持ち、奉仕の心を惜しまないロータリアンの方々は、職業人として、先輩として、そして一人の人間として、さまざまな助言をくださり、道を示し、励まし勇気づけてくださいました。ロータリーを通じてできた家族や仲間は、一生私の宝物となり、心の拠り所となると思います。今やミネソタは、第二の故郷となりました。

anna3現在、私は大阪大学のロボット研究室で働いておりますが、来年からは仕事を続けながら大学院に進み、国籍や背景、経済・社会的状況に関わらず、必要とする方々への心理的ケアができる臨床心理士を目指して学ぶ予定です。ロータリーに頂いた恩恵を無駄にすることなく、ロータリー・地域・世界に私が出来る最大限の形で、還元していきたいと思っています。

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