By ビル・リンツ(国際ロータリー、学友担当)
先日私は、日本の複数のロータリー地区を訪問し、とても素晴らしいロータリーファミリー(クラシック音楽家、社会福祉士、教師、建築家、教授、ビジネスリーダー、若い職業人など)に出会うことができました。みな経歴は異なりますが、全員が「ロータリー学友」で、学友であることを誇りに感じていました。
「学友」とは?
ロータリーの学友とは、ロータリー財団または米山記念奨学金の奨学生、青少年交換、ローターアクト、インターアクト、RYLA(ロータリー青少年指導者養成プログラム)の元参加者です。これらの学友は、地域社会への奉仕活動にも熱心に取り組んでいます。日本には、学友同士のつながりや、学友とロータリーのつながりをサポートする学友会のネットワークがあり、非常に活発に活動しています。
日本の学友会
今回の日本への出張で感じたことは、2つとして同じ学友会はないということです。最初の訪問地は、全国ロータリー学友会が第7回年次大会を開催した神戸でした。日本全国のロータリー財団学友が集い、元奨学生やGSEメンバーによる強い絆が感じられ、才能豊かな音楽分野の学友による演奏も聴くことができました。財団学友会は、地区内で新奨学生に対するオリエンテーションや帰国学友のための同窓会を開催したり、自分たちの人生に大きなインパクトをもたらしたプログラムを熱心に支援しています。第2660地区(大阪)や第2650地区(京都)の学友会は比較的新しいですが、さまざまなロータリープログラムの元参加者がおり、エネルギッシュで情熱的な学友が集まっています。ここでは、ロータリー財団について地元ラジオで話すという貴重な経験もさせていただきました。このラジオ番組のパーソナリティは元国際親善奨学生で、行動を通じてロータリーに恩返しをしたいことや、地区内外でロータリーの使命を推進してきたことなどを話してくださいました。
日本では米山学友会もほぼすべての地区にあり、とても活発です。海外とのつながりを生かし、日本のクラブによる国際奉仕プロジェクトのパートナー探しを支援することもあるそうです。第2620地区米山学友会は現在、スリランカの米山学友会とのパートナーシップを通じ、医療機器の寄贈プロジェクトを実施しています。
このように、いずれの学友会も実に素晴らしい活動をしています。財団学友、米山学友も含め、すべての学友がロータリーファミリーにとって大切な存在です。そして学友の皆さんは、ロータリアンからの引き続きのサポートと、一緒に活動する機会を求めています。
まずは学友に声をかけてみましょう
神戸を訪問した際、明石海峡大橋を見学しました。橋を眺めながら、ロータリー学友の価値について考えました。そしてこの「橋」こそ、学友を完璧に象徴しているのではないかと感じました。つまり、ロータリー学友は、日本と海外、ロータリーと地域社会、現プログラム参加者が今後もロータリーとのつながりを保つための「懸け橋」ではないかと感じたのです。
学友会は学友を活動のパートナーとして認識してくれるロータリアンからのサポートがあってこそ、充実した活動ができます。また、学友はロータリーに対する感謝の気持ちがあり、ロータリーに恩返しをしたいと願っています。学友が恩返しの第一歩を踏み出せるよう、ぜひ学友に声をかけてください。
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