ロータリーのブランディング:第3回

By 国際ロータリースタッフ

「賢明で、思いやりがあり、粘り強く、行動を促せる人」と聞いて、皆さんはどんな人を思い浮かべますか?歴史上の人物や有名人、または身近な誰かを連想しますか?

個性を打ち出す「ボイス」PoA change

これら4つの特性(賢明さ、思いやり、粘り強さ、行動を促す力)は、ロータリーの特徴を表す「ブランドボイス」(または単に「ボイス」)と呼ばれています。

ロータリーでは、クラブによってさまざまな活動が行われていますが、それを伝える際は、ロータリー全体での統一感を出すための工夫が必要となります。その統一感を生むのが、これらのボイスです。

人と同じように、組織にも性格や個性があります。これを生き生きと表すことで、ロータリーに対する愛着、信頼感、親近感といった心情が生まれやすくなるでしょう。

Brand voice

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ボイスの詳細と応用例は、ロータリーリソースセンターからダウンロードできる「ボイスとビジュアルアイデンティティのガイド」をご覧ください(My ROTARYへのログインが必要です)。

心に響くメッセージを

クラブによる懸命な広報活動のおかげでロータリーの認知度は高まっていますが、ロータリーが何を行っているのか、どんな団体なのかを理解している人は多くありません(「ロータリーのブランディング:第1回」を参照)。このため大切なのは、単に名前を伝えるのではなく、そこにメッセージ性を添えることです。メッセージの媒体は、文章に限らず、写真や動画も含まれます。

「心に響くメッセージ」といっても、何が心に響くかは、伝える相手によって違います。どんな人たちにメッセージを届けたいのかを考えた上で、その人たちの関心の「ツボ」をおさえましょう。ボランティアの募集(ボランティア活動に関心があるけれど、その方法がわからない人)、募金の呼びかけ(ボランティアには参加できないけど何か役に立ちたいと考えている人)、クラブ紹介(地元でのネットワークづくり、異業種交流、社会貢献に関心のある人)など、相手のモチベーションが何なのかをまず考えてみましょう。

SNSで人間関係が希薄になりがちな現代、密なつながりを求めている人は多くいます。また、ボランティア活動を通じた社会貢献、国際親善、世界平和などに関心があっても、どうすればよいかわからないという人が意外と多いものです。そういう人たちの期待に応える場や手段がロータリーであることを伝えましょう。

「メッセージ作成ガイド」を活用しようMessage guide cover.JPG

クラブの広報やSNS、会報、行事の企画等を担当している方は、「メッセージ作成ガイド」にぜひ一度目をお通しください(ロータリーリソースセンターからダウンロード可)。このガイドには、「相手の心理に訴えるにはどうすればよいか」「メッセージにはどのような要素を含めればよいか」など、効果的なメッセージを発信するためのヒントが紹介されています。

大切なのは、1回きりではなく、ソーシャルメディアやウェブサイトでメッセージを発信しつづけること。「粘り強さ」が成功のカギです!

【関連記事】
>> ロータリーのブランディング:第1回(なぜブランディングなのか)
>> ロータリーのブランディング:第2回(ブランド構築のためのビジュアルの活用)

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