若者の献血離れに、ローターアクトが動く

寄稿者:春木優杏(2016‐17年度 姫路ローターアクトクラブ会長)

献血、というと皆さんはどういったイメージを抱かれるでしょうか?
「事故や手術で輸血が必要なときに使われている」
「血や注射針が苦手で・・・」
という方が多いのではないでしょうか。私自身もあまり馴染みがなく、ローターアクトクラブに入って献血の活動を知るまでは、同じようなイメージをもっていました。

大阪のとあるローターアクトクラブをお邪魔したときのことです。「献血」を主題とする例会が行われ、私はこのとき初めて、献血の必要性、重要性1に気づかされました。実際はガン治療などに血液の多くが活用されていること。日本では民間のボランティアによって血液供給が支えられていることを知りました。

そして、若い世代の献血ばなれが深刻化しているということ。今まで知らなかったことがほとんどで、街中で呼びかけをしている理由が分かりました。

そこで、自分たちも何かできることはないか?と考えるようになりました。メンバーと話しあい、クラブで献血推進を行っていくことにしました。私たちローターアクトは18~30歳の若い団体・・・なのであれば、私たちから若い世代に呼びかけることが、同世代による献血の一番の推進につながると思いました。私たちローターアクトやスポンサーとなっているロータリークラブに加え、中高生のインターアクトや、地元の看護学校などにもコンタクトを取りました。

結果的に「献血セミナー&ワークショップ」と「姫路駅前献血活動」を実施しました。この二本立てにしたのには理由があります。社会問題をたくさんの参2加者で考える際に、参加者の視点によって考え方・捉え方・意識のレベルが変わるため、まずは価値観や考え方を共有する必要があると感じました。

とくに今回は、インターアクトクラブの高校生、看護学校の学生、大学生と社会人のローターアクト、企業トップのロータリアンと、非常に多様な顔ぶれでした。そのため、まず全員に問題意識をもってもらい、その意識を当事者間で共有するためのセッションを設けたのち、実際にアクションを起こす方式で推進活動を行いました。

一年目の推進活動は、自分たちとその周辺から社会を良くしていこう3という微力な活動でした。しかし、微力ではありますが、決して無力ではないと確信しています。主体的にアクションを起こさない限り何も変わりません。

この微力な活動を継続することが、いずれ大きな変化に繋がると信じています。

関連リンク:
>> 献血セミナー&ワークショップ
>> 姫路駅前献血活動
>> 兵庫県播磨地域における若年層献血の推進活動

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