寄稿者: 水野 正男 (埼玉県、上尾西ロータリークラブ)
平和フェローに出会ってから、私のロータリーライフに新しいページが増えました。
私自身、ロータリークラブ入会前よりイスラエルやヨーロッパを中心とする諸外国から産業用工具を輸入する会社を経営していたので、外国人との交流は多かったのです。クラブへの入会を地域の人たちとの交流のためと考えていたのですが、イスラエルの会社との合弁会社を経営していたこともあり、普段の仕事では常に海外の人たちに囲まれて生活していました。
上尾西ロータリークラブに入会して7年後に、第2770地区(埼玉県南東部)の財団奨学・平和フェロー・学友委員会に派遣されました。この委員会の活動の中で2015年5月に平和フェローとの日本文化体験旅行に参加しました。ここで出会った平和フェローたちは、とても人懐こく、むしろ一般のロータリアンよりも親しみやすい人たちでした。彼らは一様に勉強でも旅行でも充分な体験を積んでいて、会話の内容が惹きつけられるものでした。
私は、国際基督教大学に入学したオーストラリアの学生のカウンセラーとなりました。暑い夏の日に羽田空港に迎えに行ったこと、最初のアパートまで車で案内し、当面の生活費を渡したこと等々、今となっては懐かしい思い出です。ただ彼女が3カ月のうちに、いろいろな理由を抱え、本国に帰国してしまったことが、返す返すも残念です。その後、ほかの平和フェローの家族や友人が来日した際に一緒に食事や観光をすることも度々ありました。
私のロータリー人生にとって、このような外国人との新たな交流という展開はむしろ意外でした。彼らにはいつも新しい力を与えられます。またロータリーによって、このような平和に対する熱意を抱く若い学生たちを支援する機会に恵まれたことに感謝しています。
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