By 国際ロータリースタッフ
ロータリーの「母子の健康」月間である4月、クラブではどのような活動に取り組んでいますか?
世界保健機関(WHO)によると、毎日およそ830人の女性が、妊娠と出産に関連する予防可能な病気で命を落としています。妊産婦死亡の99%が開発途上国で起きており、母親と新生児のおよそ半数が出産時、出産後におけるケアを受けていません。
5歳未満の子どもの死因の上位は、出産時の合併症、肺炎、出生時仮死、下痢、マラリアです。これらはいずれも、医療によって予防できる問題です。
国連の持続可能な開発目標3(すべての人に健康と福祉を)では、妊娠、出産、母子の健康、そして安全、効果的、高品質、かつ手頃に医療やワクチンにアクセスできることなど、健康に関する重要な優先事項に取り組んでいます。
ロータリーでも、多くの関連プロジェクトが実施されています。
- フィリピン共和国のロータリークラブは、Cradle of Hopeプロジェクトを実施し、産後のケア用品や、新生児のお手入れセット、医療キット、生後9カ月までのベビー服などが入った箱を提供しています。
- インドでの高い死亡率について学んだケン・コリンズ元RI理事は、婦人科医2名、助産師2名からなる職業訓練チームを編成。チームはインドのラーイプルへと赴き、出産時における母子の死亡率を低減させるため、地元の医療従事者に産科医療技術の研修を行いました。
- ナイジェリアでは、母親を対象に幼児死亡を防ぐための方法を教育し、出産時や出産後の母子の健康を促進しています。また、おむつ、洗剤、トイレットペーパー、ベビーソープなどの配布も行っています。
ロータリーショーケースでクラブの奉仕プロジェクトをご紹介ください!
最近の記事:
>> 木に託す願い 平和と友愛、そして地球のために
>> 「元気」が自慢のわがクラブ
>> たった2滴のワクチンで…海をこえたワクチン投与体験記