識字率向上月間:教育への道を開こう

今日の世界には、基本的な識字力がない青少年が1億300万人もおり、そのうち60%以上が女性です。また、学校に通っていない初等教育期の児童のうち、推定50%が紛争の影響下にある地域に住んでいます。発展途上国における初等教育の普及率は91%に達していますが、依然として、5700万人の子どもが教育を受けられない状況に置かれています。*

私たちは、地域社会で教育と識字力の向上サポートを通じて、これらの数字を変えることができます。国連もまた、持続可能な開発目標の中で、包括的な質の高い教育を確保しつつ、生涯学習の機会を促進することを目指しています(目標4)。

この目標の達成を支えるため、世界各地のロータリアンが活動しています。教室へのテクノロジーの導入、教師研修や給食プログラム、職業研修チームの派遣、廉価の教科書の寄贈など、その活動は多岐に渡ります。ロータリーの目標は、地域社会が自らの力で基本的教育と読み書き能力の向上に取り組み、教育における男女格差を改善し、成人識字率を向上していけるよう、支援を提供することです。例として、ロータリアンは以下のような活動を実施しています。

  • Flemingtonロータリークラブ(米国)は、インドネシアにある学校で、自閉症の子どもたちへの教育サポート、教材を揃えるための資金援助、地元教育機関との協力による教師研修、自閉症児童との統合教室を導入している公立学校への教師訪問、教育改善のためのテクニカルサポートなど、包括的な支援活動を実施しています。
  • いわき桜ロータリークラブ(福島県):東日本大震災から5年が経過した現在も、堤防工事や宅地造成などの復興活動が続いており、幼児・児童のための図書環境の整備が遅れているため、地元図書館に図書の寄贈を行っています。
  • Taveuniロータリークラブ(フィジー):島の高校を卒業した生徒たちがテクノロジー社会に取り残されないよう、オークランド大学テクノロジー学部と協力してデジタル学習を導入し、タブレット端末を寄贈しました。* http://www.un.org/sustainabledevelopment/education

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