筆:ロータリー奉仕コネクション担当部
本日は、奉仕プロジェクトの実施におけるパートナーとの協力についてご紹介します。持続可能な成果をもたらし、特定分野の専門家の知識を取り入れ、地元でのネットワークを広げる意味で、パートナーとの協力は、クラブと地区の奉仕プロジェクトの強化につながります。地元、国、国際レベルの組織と協力することで、世界中の地域社会のニーズに取り組む活動が可能となります。
ロータリーの「奉仕パートナー」と「プロジェクトパートナー」は、奉仕部門や重点分野でロータリアンが実施する奉仕プロジェクトを支援します。すべての活動は、地元のクラブや地区が主導して実施されています。地域でのプロジェクトでより大きなインパクトをもたらすことができるよう、以下のロータリーの奉仕パートナーと協力することをご検討ください。
飢餓と栄養失調の緩和:The Global FoodBanking Network(GFN)
食料バンク(フードバンク)は、世界的な飢餓と食料廃棄という2つの大きな問題に対処する解決法として知られています。世界には食料があふれているにも関わらず、その3分の1がゴミとして処理されています。食料バンクは、食べることが可能で栄養価の高い食料を、ゴミとして処理される前に回収し、飢餓に苦しむ人たちに提供しています。ほとんどの国では、食料バンクは地域団体(学校での食料提供プログラム、スープキッチン、AIDSや結核のホスピス、老人ホーム、孤児院、食料提供を中心に活動する非政府組織など)を通じて 食料を提供しています。GFNと協力することによって、世界中の地域社会で食料バンクを設立したり、サポートしたりできます。
>>ロータリーとGFNのパートナーシップに関する資料
平和の推進と地域の発展:Peace Corps (平和部隊)
米国連邦政府が運営する平和部隊は、世界の緊要なニーズに対応するため、米国市民を派遣し、支援を提供するほか、国際理解の推進に取り組んでいます。平和部隊ボランティア(PCV)は、現地の人びとと同じ場所に住み、持続可能な奉仕活動を実施します。PCVはまた、特定の地域におけるパートナーや資金源の特定をサポートできるほか、地域開発の実態について詳しい情報を提供します。プロジェクトでPCVと協力することによって、より持続可能な成果をもたらすことができるでしょう。
>>ロータリーと平和部隊のパートナーシップに関する資料
災害救援:ShelterBox(シェルターボックス)
シェルターボックスは、地震、火山活動、洪水、ハリケーン、台風、津波、紛争といった災害に見舞われた地域に救援物資を提供する国際的支援団体です。ロータリーとシェルターボックスとのパートナーシップによって、災害や人道的危機に直面した地域社会に安定をもたらし、現地の人びとを直接サポートするシェルターや必需品を提供することができます。
>>ロータリーとシェルターボックスに関する資料
青少年の参加:YSA (Youth Service America)
5歳~25歳の若者が中心となって活動するYSAでは、日々の生活で直面する問題や経済的な課題(環境の劣化、小児肥満症、飢餓、非識字、動物愛護、水不足、人権、伝染病など)に取り組んでいます。
>>ロータリーとYSAのパートナーシップに関する資料
識字率向上:Dolly Parton’s Imagination Library (ドリー・パートンのイマジネーションライブラリ)
国際ロータリーとドリーウッド財団イマジネーションライブラリとのパートナーシップは、米国、カナダ、英国、オーストラリアのクラブによる識字率向上のプロジェクトにおいて協力の機会を提供します。0歳~5歳までの地元の子どもたちに毎月1冊の本を無料で提供することによって識字率向上に取り組んでいます。
>>ロータリーとドリーウッド財団のパートナーシップに関する資料
上記のような、共通の目的を持った団体との協力に加え、以下のような方法で、よりインパクトの高い奉仕プロジェクトを実施することができます。
- クラブ例会でパートナー組織の代表者に卓話をしてもらう
- 地元でパートナーとなりえる団体を見つけるにあたり、クラブと地区の奉仕委員長と協力する
- プロジェクトに必要な資金やパートナーを募るため、ロータリー アイデア応援サイトを利用する
- ロータリー地域社会共同隊を結成して、地元のニーズに取り組む
- 地域のニーズ調査、モニタリングと評価、資金の確保など、プロジェクトの計画と実施において、ロータリアン行動グループと協力する
- プロジェクトのパートナーを見つけるために、プロジェクトフェアに参加する
クラブや地区による持続可能な奉仕プロジェクトの実施にあたり、上記のリソースを生かしていただけることを願っております。ご質問がある場合は、ロータリー奉仕コネクション担当部までご連絡ください。