ロータリー地域社会共同隊を結成して大きな変化を

寄稿者:Jerry Olson (フィリピン、地区RCC委員長、Metro Roxas Centralクラブ会員)

フィリピン出身で過去唯一RI会長となったカパラス氏は、ロータリー地域社会共同隊(RCC)を導入した際、RCCが今日これほど大きな影響を及ぼすことになるとは思いもしなかったでしょう。

今日、世界90カ国に約8,000のRCCがあり、それぞれの地域社会で生活の質を改善する活動を実施しています。RCCは、ロータリー会員ではない地域社会の人びとによって構成されます。メンバーは、農家、タクシー運転手、退職者などさまざまですが、「地域社会の長期的な発展と自足」に対する共通の熱意を有しています。

RCC Genesis Ameliganロータリー会員は、RCCの設立をサポートし、地域社会を改善する活動を実施するためにRCCと協力することができます。

2011年、当クラブ会員の一人が、地元の貧困地域にきれいな水を提供する活動を提案しました。そこで、ロータリー補助金の申請にあたり、持続可能性を確保するためのアイデアをクラブで話し合い、プロジェクトでの協力を地域住民にお願いすることになりました。

RCCの結成を地域住民に勧めたところ大きな関心が寄せられ、Genesis Ameligan RCCが結成されました。当クラブは、プロジェクトの管理方法とRCCの運営方法を教えるため、現地に専門家を派遣。その後、ほかのクラブや地区からの協力も加わり、無事に補助金を受領できました。

2012年1月にプロジェクトが開始され、RCCとの協力は実に充実したものとなりました。地域社会に水を通すには、付近の川の強い水流に耐えうる構造が必要でしたが、RCCメンバーが力を貸してくれたおかげで、5kmの給水ラインと5カ所の水管理所を設置できました。

RCCC Genesis river crossing給水システムの完成後はRCCが管理を担っています。水管理所は6カ所に増加し、現在50家屋に直接きれいな水が供給されています。また、以前は雨水に頼るか、遠方からボートで水を運ぶしか方法がなかった地域住民1,600人が、給水システムを利用できるようになりました。

RCCメンバーはまた、水の使用料を徴収してシステムの管理・改善費用に充てています。大きな台風に見舞われた際も、すぐに修復作業を行い、以前より優れたシステムに改良できました。

ロータリー会員ではなくとも、地域社会の役に立ちたいとお考えでしたら、ぜひ地元ロータリークラブと連絡を取り、RCC結成を検討されることをお勧めします。結成は難しいことではありません。当クラブからさらに詳しい情報をお求めであれば、Eメール(metroroxascentral@gmail.com)、英語のみ)でご連絡ください。

>> RCCについて学ぶためのウェビナー(日本時間:3月31日深夜0時より、英語で開催)

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