寄稿者: アズカ・アシフ (ロータリー職員)
きれいな水を利用できることは基本的な人権です。しかし世界には、適切な衛生設備が利用できない人が25億人と、安全な飲み水が得られない人が7億4800万人おり、さらに毎日1400人の子どもが、劣悪な衛生環境と不衛生な水を原因とする病気で命を落としています。
国連は2015年、環境と気候変動に対応しながら貧困問題と福祉改善に取り組むために、「持続可能な開発目標」を設定しました。目標の一つは水と衛生に関する項目で、「すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する」ことを目的としています。
ロータリーでも、井戸や雨水貯水システムの設置、水設備管理の研修、疾病予防のための水・設備の提供など、水関連の多くの活動が実施されています。以下にロータリー会員による活動をご紹介します。
- バンガロア・メトロ・ロータリークラブ(インド):大規模な鉱業の発展とともに、フッ化物含有物質によって土壌が汚染された地域社会に、水浄化プラントを設置しました。
- ポカラ・ロータリークラブ(ネパール):農村地域では水を得るために毎日25kmを歩かなければならず、水運びをしなければならない子どもも大勢いました。そこで、米国のウィリアムソン・ロータリークラブと協力して500人分の水を貯蔵できるタンクを設置しました。
- 大東ロータリークラブ(大阪):シティーマンガール(ネパール)にある学校の貯蔵タンク(12,000リットル)を活用するためのポンプとフィルターを設置し、年間を通じて安全な飲み水を供給できるようにしました。
- 700万人が水を原因とする疾病リスクにさらされているガーナでも、ロータリー会員は他団体と協力して、水と衛生プロジェクトを実施しています。以下の関連ビデオをご覧ください。
3月はロータリーの「水と衛生月間」です。きれいな水をもたらすロータリーの取り組みをあらためて認識するとともに、さらに活動を広げていきましょう。皆さまのクラブで実施された奉仕活動も、ロータリーショーケースでぜひご紹介ください。日本語で入力できます。
今後もロータリー奉仕のブログをご利用いただき、クラブの会員にもぜひご紹介ください。
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