執筆: Azka Asif (ロータリー職員)
10月は、ロータリーの「経済と地域社会の発展月間」です。
国連は、ミレニアム開発目標において、地域社会と経済を発展させるには、貧困問題の解消、女性の地位向上(エンパワメント)、グローバルなパートナーシップ、環境の持続可能性が必要であるとしています。また、2014年国連進捗レポートによると、極度の貧困者数が半減、労働市場における女性の地位が上昇、テクノロジーの使用(インターネット利用者約30億人、携帯電話利用者70億人)が上昇しており、途上国の借款は安定した状態を保っています。
しかし、国連が新たに発表した「持続可能な開発目標」からも分かるとおり、成すべきことは多くあります。「経済と地域社会の発展月間」の今月、各地域社会で引き続き、地域社会と経済の発展を支える活動をご支援いただけますよう、お願い申し上げます。
世界各地の活動紹介:
- Gubbioロータリークラブ、Korçaロータリークラブ(アルバニア): 養蜂のための巣箱125箱を地元 の貧困家庭に提供し、養蜂技術と販売スキルの研修を実施しました。その後、ミツバチの繁殖に伴
い、新たに125箱を提供することができました。 - Apoロータリークラブ(ナイジェリア):配偶者を失った女性に小口融資を行い、ビジネスを成功させるための研修を実施しました。
- Jamshedpur Westロータリークラブ(インド):家族を養わなければならない少女・女性を対象に、食品加工、服飾仕立て、コンピュータースキル、起業などの職業研修を実施しました。
- Kampala-Nsambyaロータリークラブ(ウガンダ): 地元住民を対象とした、資産管理、貯蓄、ローン、投資、保険、老後計画に関する研修を実施しました。
- Makati-San Lorenzoロータリークラブ(フォリピン):米生産者1,500人への小口融資を実施し、ビジネスの効率を上げることを目的とした精米機の使用管理に関する研修を行いました。
- Cairo Royalローターアクトクラブ(エジプト):電気が使用できない遠隔地の家庭に、太陽光を利用した発電システムを提供しました。基本的生活のニーズを満たすための大きな力となりました。この活動は、ユーチューブでも紹介されています。
本ブログには、奉仕プロジェクトを実施するためのアイデアが紹介されています。会員の皆さまにもご紹介いただけますようお願いいたします。また、クラブや地区で実施した奉仕プロジェクトを、
今後ともロータリー奉仕における皆さまのご活躍をお祈りしております。