学友、アメリカでガバナーになる

山梨県出身のロータリー学友・中曽根牧子氏(アメリカ・グレンデールRC)が2023-24年度第5280地区(アメリカ・カリフォルニア州)のガバナーに選出されました。今回、スポンサー地区の第2620地区のロータリー財団学友会がインタビュー。その一部を抜粋して紹介します。

ロータリー国際親善奨学生への応募のきっかけ

本格的に留学したいと思うようになったのは、高校時代にアメリカ・サウスダコタ州に1年間留学したことがきっかけです。「外国語を習得するには少なくとも1年間その国へ行き、その国の四季を体感することが大切である」と感じたことが始まりでした。そこで、東京外国語大学ドイツ語科在学中、政府の奨学金に応募したのですが落選。どうしようかと思っていたところ、先輩からロータリーの奨学金について教えていただきました。それまで、私にとってロータリーの印象は、地元の名士ばかりが所属する、とても敷居の高いところ。ロータリーとは全く関係のなかった私が交流の機会を持つことはないものと思っていました。ですから先輩から教えていただいた時に、ぜひ受けたいと思い、応募したことがロータリーとのご縁の始まりです。

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DEIで大切なのは小さな変化で一歩ずつ前進すること

「多様性・公平さ・インクルージョン(DEI)」シリーズ第7回

2020年9月、ロータリーは組織内における多様性・公平さ・インクルージョン(DEI)の現状を評価し、ロータリー全体でDEIの価値と実践を推進するための包括的な行動計画を作成することを目的に、DEIタスクフォースを設置しました。一連のブログ記事で、タスクフォースの取り組みと「多様性・公平さ・インクルージョン(包摂)」の重要性について、メンバーの方々に伺っていきます。第三弾となる今回は、トッド・ジェンキンズさんにインタビューします。

Q:ウォルマート、グーグル、フェイスブック、アメリカン航空、ケロッグといった大手企業と仕事をされてきましたが、DEIという点でロータリーはこれらの企業から何を学ぶことができますか。

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視覚障がい者教育のための教師研修:ブラジルと日本のクラブによる協力活動

読書の補助機器の使い方を学ぶ教師

By Aurea Santos

視覚障がい者の教育を支援するにしても、そのための訓練を受けた教師がいなければ実現は困難です。そこで、ブラジルのロータリー会員は、専門スキルのある教育者を増やすために、教育支援団体 Dorina Nowill 財団とのパートナーシップを結びました。

サンパウロ・リベルダージ・ロータリークラブが、日本の富士宮ロータリークラブの支援を受けて実施したこのプロジェクトでは、2019年4月から5月にかけて、169名の教師が研修を受けました。

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「おしん」は世界中にいる

〜 ロータリーの「女児のエンパワメント」の取り組み 〜

寄稿者:山田 邦子
 女児エンパワメントアンバサダー
 第2840地区パストガバナー

2021-22年度国際ロータリー会長のシェカール・メータ氏は、会長肝いりのイニシアチブとして「女児のエンパワメント(Empowering Girls)を挙げています。その目的は、女児の安全、健康、教育、福祉を向上させることです。

なぜ女児のエンパワメントが重要なのでしょうか。

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ロータリーDEIタスクフォースとの対話

「多様性・公平さ・インクルージョン(DEI)」シリーズ第6回

2020年9月、ロータリーは組織内における多様性・公平さ・インクルージョン(DEI)の現状を評価し、ロータリー全体でDEIの価値と実践を推進するための包括的な行動計画を作成することを目的に、DEIタスクフォースを設置しました。今後の一連のブログ記事では、タスクフォースの取り組みと「多様性・公平さ・インクルージョン(包摂)」の重要性について、メンバーの方々に伺っていきます。第二弾となる今回は、タスクフォースの委員長であるバレリー・ウェイファーRI副会長にインタビューします。

Q: ティムホートンズ(カナダのコーヒー・ドーナツチェーン)のフランチャイズ店を経営されていますが、インクルーシブ(包摂的)な従業員の雇用で知られていますね。インクルージョンを優先した事業経営が他社との競合において有利になることを、直に学んでこられたと思います。ロータリーのような団体にとって、DEIを文化の一部とし、運営のアプローチとして積極的に取り入れることには、長期的にどのようなメリットがあるでしょうか。

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デジタル時代とコロナ時代のロータリークラブ

寄稿者:天野志乃布(愛知三州ロータリークラブ会員)

「新しいカタチ」のロータリークラブ

緊急事態宣言下でのガバナー補佐訪問例会(2021年9月09日撮影)

私は祖父と父がロータリアンだったので、「ロータリークラブは平日の昼間に仕事を調整し、例会に参加する団体」だと思っていました。なので、いざ入会を誘われたときには、日中に仕事を抜け出して出かけることに対して、何となくモヤモヤを感じました。

けれども、2017年3月に設立された愛知三州ロータリークラブは、「新しいカタチ」のロータリークラブだと知り、「これならできそう!(=続けられる)」と入会しました。何が新しいのかというと…

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成功するクラブのレシピ:5つの材料

寄稿者:バートン・ゴールデンバーグ(米国第7620地区直前ガバナー)

パティシエがさまざまな材料を混ぜあわせておいしいケーキを焼くように、ロータリーでもいろんな「材料」をうまく混ぜあわせることで優れたクラブが出来上がります。さまざまな材料の中で、私が最も大切だと思った5つの材料をここにご紹介したいと思います。

材料1 「独自の個性」

私の住む町には4つのクラブがあり、互いに近接していますが、それぞれが独自の個性をもっています:

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日本発 & 世界各地のポリオ根絶活動

いよいよ世界ポリオデー(10月24日)が間近に迫ってきました! 現在、世界各地でポリオ根絶活動が実施されており、日本でも今までにない大きな規模の活動が実施されています。

ポリオの根絶は、ロータリーが長年にわたって取り組んできた最も重要な活動の一つ。みんなで盛り上げましょう!

世界中のロータリー会員がどのようにポリオとの闘いを支えているかをご紹介します。

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パンデミックが収束したと言うにはまだ早い

~ビオンテック社CEO ウグル・サヒン氏とのインタビュー

※本稿は、ドイツとオーストリア向けロータリー雑誌によるインタビュー記事(2021年8月1日にrotary.deに掲載)を翻訳したものです。

欧州では例年通りの夏が戻ってきたかのように見えるこの数カ月間も、独ビオンテック社はコロナワクチンの改良に取り組んでいます。同社CEOウグル・サヒンさんが現状と今後の見通しについて語りました。

妻のテュレジさんおよびクリストフ・フーバーさんと共同で2008年にビオンテック社を設立したサヒンさんは、何より科学を重んじ、大げさな身振りや哀れを誘う話はしません。2020年11月9日、「有効なワクチンが開発された」という誰もが待ち焦がれたニュースが世界を駆け巡り、同社は12月からワクチン提供を開始。今年3月末にワクチン接種の効果が明らかになって以来、同社の株価は高騰しています。

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「ロータリー奉仕デー」地球環境保全グローバルプロジェクト

寄稿者:新井和雄(国際ロータリー第2820地区ガバナー)

2021年9月12日、国際ロータリー第2820地区(茨城県)の呼びかけに、世界各地のロータリークラブが呼応し、それぞれの国のそれぞれの地区で市民と共に、海岸や河川や湖沼を綺麗にするプロジェクトを行いました。

第2500地区(北海道)
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ロータリーの未来に不可欠なのは「成長」

By シェカール・メータ(2021-22年度国際ロータリー会長)

成長とは、あらゆるものに起こる自然現象であり、生きていることの唯一の証でもあります。アメリカのビジネスマンで、ファイアストンタイヤ・アンド・ラバー社の創業者であるハーベイ・ファイアストーンは、かつてこう言いました。「成長と人材育成こそ、リーダーの最も重要な使命である」

これはロータリーにも当てはまります。過去20年間、会員数は120万人にとどまっており、今こそ会員を増やして成長を遂げるときであると私は考えます。12カ月間で130万人へと成長するのは大胆な目標だと思われるかもしれませんが、「Each One, Bring One」(みんなが一人を入会させよう)に取り組めば十分に可能なことです。

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適応力であなたのRYLAを創造する

寄稿者:カレン C. ローブ(米国コロラド州のロータリー会員)

ロータリーで最近、「多様性、公平さ、インクルージョン」(DEI)という言葉をよく耳にします。DEIと聞いて、RYLA(ロータリー青少年指導者養成プログラム)を思い浮かべる人はいないかもしれませんが、RYLAでもDEIを強化することができます。

第5450地区(米国コロラド州)では、「RYLAプラス」と銘打った、障がいのある青少年を対象とする活動を行っており、障がい者支援団体Easterseals Coloradoとの提携の下、障がい者法に準拠した施設でユニークなプログラムを開催しています。参加者のニーズをサポートするため、訓練された医療スタッフとカウンセラーが配置されています。「1週間でうちの子に何をしたの?」と言う保護者もいますが、それは参加者のポジティブな変化を目の当たりにし、誇りをもってそういってるのです。

個人的な動機

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学問と実践を結ぶことを夢みて

寄稿者:ジャンルカ・ボナンノ(京都大学東南アジア研究所・トリノ大学世界情勢研究所准教授、国際平和と開発機構[IPSO]理事長、ロータリー学友)

私はイタリアと英国の二重国籍を持っていますが、ロータリーとともに歩む旅は、2009年に京都で始まりました。当時、大学院で国際関係の博士号取得を目指していた私は、ありがたいことにロータリー米山記念奨学金をいただき、博士課程での研究を続けることができたのです。

その時はただの奨学金だと思っていましたが、思いがけず、職業的、人間的に大きく成長する機会がもたらされることとなりました。

学問と現場の乖離に気づく

学者の家庭に生まれた私は、子どもの頃、世界中の大学の誰もいない教室でよく遊びました。日頃から身近なところで教育に触れていた私は、幼いときから、いつかは教授として教育に携わることになると思っていました。

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ポリオ根絶へのコミットメント:クラブ支援の記録にご協力ください

簡単に入力できるようになりました!

10月24日は「世界ポリオデー」です。皆さまのクラブにおけるポリオ根絶へのコミットメントを世界に示すため、活動その他の支援の記録にご協力ください。

これにより、何十年も前にロータリーが行ったポリオ根絶の誓いに現在も会員が熱意をもち、行動していることを伝え、ポリオ根絶の重要性への認識を高めることができます。

こちらからご入力いただけます: www.endpolio.org/ja/register-your-event *
(入力時にエラーが生じる場合は英語のページでお試しください)

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最新レポートで見る世界平和の現状

寄稿者:マイケル・コリンズ(Michael Collins、経済平和研究所、アメリカ局長)

画像をクリックするとレポート(英語、PDF)をダウンロードできます

去る6月、経済平和研究所(the Institute for Economics and Peace=IEP)が、今年で15年目となる世界平和度指数を発表しました。この指数は、全世界の平和度を測る主要な基準のひとつです。2017年以来、IEPとロータリーは戦略的パートナーシップを結び、世界各地で平和を効果的に築く新たなツールを会員に提供してきました。私も、世界平和度指数を算出するプロセスに携わりながら、ロータリー会員の皆さんと協力する機会に恵まれたことを嬉しく感じています。

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家庭内暴力への取り組みがクラブを変えた

寄稿者:デイビッド・ハーモン(オーストラリア、Ballina on Richmondロータリークラブ会長)

過去10年間、多くのクラブが経験してきた会員数の減少に歯止めをかけるには、会員や地域社会を巻き込むに足りる大義名分が必要となります。そこで私たちのロータリークラブは、3年前に座談会を開き、地域社会に真の変化をもたらす課題を特定しました。それが、家族内暴力・虐待に取り組むプロジェクトです。このプロジェクトを開始後、会員数は31人から76人に増えました。

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成功するコミュニケーションのカギは「一貫性」

寄稿者:リズ・コートニー(第8ゾーン公共イメージコーディネーター補佐)

新型コロナウイルスが世界に蔓延して以来、私たちの仕事場はバーチャルな世界へと移行し、コミュニケーションの手段としてテクノロジーの活用が急増しています。ソーシャルメディアやオンラインのマーケティングツールのおかげで、コスト効率の高い方法で大勢の人に情報を届けられるようになり、ロータリークラブが多くの人の目にとまる機会も増えています。研修リーダーである私は、正しいクラブ名入りロゴを一貫して使う方法についてクラブを頻繁に指導します。地域社会でのクラブへの信頼と認知を築くには、この「一貫性」がカギであり、オンラインとソーシャルメディアでは特に重要です。以下は、普段から私が研修でクラブに伝えていることです。

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DEIの文化はロータリーにとってなぜ大切なのか

「多様性・公平さ・インクルージョン(DEI)」シリーズ第5回

ロータリーは2020年9月、組織内における多様性・公平さ・インクルージョン(DEI)の現状を評価し、ロータリー全体でDEIの価値と実践を推進するための包括的な行動計画を作成することを目的に、DEIタスクフォースを設置しました。今後の一連のブログ記事では、タスクフォースの取り組みと「多様性・公平さ・インクルージョン(包摂)」の重要性について、メンバーの方々に伺っていきます。第一弾となる今回は、ケイティ・ハリデーさんにインタビューしました。

問:ロータリーのDEIタスクフォースのメンバーとして、DEIの実践と理解の促進においてロータリーが抱えている課題は何だと思いますか。これらの課題を克服するには、何が必要でしょうか。

ハリデー:ロータリー特有の課題は、組織の巨大さです。世界各国の文化の違いもあります。また、DEIに疎い企業や組織で働く会員のいるクラブは、この取り組みやDEIという点で自分たちに何が求められているのかをよく理解していないことがあります。

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学友がクラブを成長させる:3つの実例

寄稿者:トム・ガンプ(パストガバナー、米国ミネソタ州、Edina / Morningsideロータリークラブ会員)

私はよく、「どうやってクラブを成長させたらいいでしょう?」、「新クラブの会員をどうやって見つけることができますか?」と聞かれます。その答えは、学友(プログラムの元参加者や元奨学生)です。学友は見落とされがちですが、ロータリーがどのような団体か、どのような重要な活動を行っているのかを知っています。まさに入会候補者にふさわしい存在だと言えるでしょう。

ロータリーの学友は、世界中で活動するリーダーの素晴らしいネットワークです。クラブは、学友を講演者として招待したり、奉仕プロジェクトに参加してもらったりできますが、まずは時間と労力をかけて、学友の参加を妨げている障壁を取り除くことが肝心です。それができれば、学友の洞察力と才能を、ロータリーの成長に生かすことができるでしょう。

三つの実例をご紹介します。

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コロナ禍の中で第一歩を踏み出したローターアクトクラブ

寄稿者:中川博之(大阪難波ロータリークラブ会員) 

大阪難波ロータリークラブは1976年に設立され、今年で45周年を迎えます。節目を迎えるにあたり、2020−2021年度にはスローガン「世代を紡ぎ、親睦と奉仕を未来へ」を掲げ、その一つのプロジェクトとして18歳〜30歳の若い世代から成るローターアクトクラブの設立を計画しました。

若い人たちが気軽に集まれるイベントを計画

まず、「ローターアクトクラブを知ってもらうにはどうしたらいいか?」と考えました。とりあえず説明会を開催しよう!となったのですが、堅苦しい説明会ではなく、若い人たちがランチを食べながら気軽に楽しめる、そんな時間にしようと考え、当クラブ主催の「ローターアクトのことを知っていただく懇親会」を企画しました。

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子ども食堂とともに歩むロータリークラブ

寄稿者:藤野直子(名古屋名東ロータリークラブ会員)

皆さんは、「子ども食堂」をご存知ですか?

「夏休みに、一日の食事がバナナだけ」というお子さんがいることを知った東京都大田区の八百屋さんが、ご飯を食べさせてあげたことから「子ども食堂」は始まりました。それから9年、今では日本中に、約5000カ所もの「子ども食堂」ができました。地域のボランティアグループなどが運営する子ども食堂では、無料または安い金額で食事を用意しています。本当に空腹なお子さんもいれば、わいわい楽しいから来るお子さんもいます。「こども食堂が、唯一の外食」というシングルマザーの親子も来ます。「一人で食べるご飯はつまらない」と言って、子ども食堂のボランティアをしてくれるおじいちゃんもいます。学校には足が向かない中学生がお子さんの遊び相手になってくれたり、大学生が宿題を教えたり、それぞれの思いやりと優しさが集まって“心休まる居場所”となっているのが「子ども食堂」なのです。

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災害と紛争 — 女性の立ち上がる力

By Victoria Ifould(災害救援団体「シェルターボックス」スタッフ)

ロータリーとシェルターボックスは、20年以上にわたり、災害時に人びとが「家」と呼べる場所をもつことができるよう協力活動を行ってきました。シェルターボックスは、災害に見舞われた世界各地の家族に緊急シェルターやその他の必要な援助を提供し、生活の再建を支援しています。

通常の状態でジェンダーにおける不平等を経験する女性や女児は、災害時にも不平等を経験します。災害時や紛争時において女性が死亡する割合は男性より高いことが分かっています。また、女性に対する暴力が増加し、生活手段や教育へのアクセスにおいても女性は多くの困難を経験します。このため復興プロセスでは、女性の強さと立ち上がる力に着目することが極めて重要となります。

二人の女性をご紹介します。

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シリア紛争の10年

By Victoria Ifould(災害救援団体「シェルターボックス」スタッフ)

シリア危機は、これまでにシェルターボックス*が対応してきた最大かつ最も長期にわたる課題です。2012年12月以来、40万人以上を支援し、テントや冬用衣類の提供など、必要な支援を行ってきました。
(* シェルターボックスは、災害救援活動におけるロータリーのパートナー団体です

紛争開始から10年が経過した現在も、繰り返される争いによって故郷を追われる家族が後を絶たず、緊急シェルターが引き続き必要とされています。また、長年使用され、修理が必要なシェルターも多くあります。

年月を重ねるごとに、シリアの惨状は主要なニュースメディアで取り上げられなくなります。しかし、世界中のロータリークラブやローターアクトクラブからの継続的な支援のおかげで、シェルターボックスは支援活動を続けることができています。 シリア紛争の報道では、しばしば数字や統計が注目されます。現地では、これまでに1,230万人もの市民が避難生活を余儀なくされていますが、この数字から状況を想像し、紛争が人びとに与えている影響を理解することは難しいでしょう。統計の背後にある、10年間の悲惨な現実を伝えることが重要なのです。

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人身売買の撲滅をめざす世界初のクラブ

寄稿:ウーシャ・レディ(Community Action Against Human Traffickingロータリークラブ会長)

教師である私は、自分が務める学校の生徒たちがお金のために性的搾取の犠牲となっていることを知りました。中には6歳の生徒もおり、しかも、それが麻薬を買う金稼ぎのために家族によって行われていました。子どもが2~3日連れ出され、また家に戻ってくるのです。私は自分に何もできないことに無力さを感じていました。

モデルやダンサーのスカウトと偽る人に勧誘されたという大学生たちとも話をしました。学生たちはそのことを恥じ、誰かに打ち明けるのをためらい、特に警察には話したがりません。

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水と衛生の課題に取り組むロータリー行動グループ

By Brian Hall(WASHロータリー行動グループ運営委員長)

メルボルン(オーストラリア)のあるロータリアンは、インドネシアの湧き水からカドミウムを除去する方法を知りたいと感じていました。同じ頃、ジンバブエのあるロータリアンは、下水を農業用に処理する方法について情報を求めていました。また別のロータリアンは、エチオピアでの水文地質調査の見直しを必要としていました。

いずれのケースでも、ロータリアンは、水と衛生(WASH)のロータリー行動グループに連絡を取りました。このグループは、水と衛生に関する専門的知識と豊かな経験をもつロータリアンで構成されています。結果として、3名のロータリアンは数日以内に必要とする情報を得ることができました。

この行動グループは、地域社会における水と衛生へのアクセス拡充に取り組むクラブと地区に、さまざまなサポートを提供するために結成されました。グループが独自のプロジェクトを行うのではなく、ロータリアンによる活動の効果を最大化させるために支援を行います。具体的には次のような方法でサポートを行います。

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青少年が学び、奉仕する「奉仕学習」

社会奉仕と学習を組み合わせた新たなアプローチ


By ケイトリン・カンジャロッシ(国際ロータリー プログラム・参加促進担当スタッフ)

ロータリーの青少年プログラムに参加する若者の数は、年に35万人以上。しかし、ロータリーでは最近まで、これらの若者による奉仕活動への参加を促す直接的な手段がありませんでした。2019年春に国際ロータリーの青少年プログラム担当部に入局した私は、この事実に驚きました。

ロータリーでは、インターアクター、RYLA参加者、青少年交換学生や、指導する大人たちに対して「奉仕に参加しましょう」と呼びかけながら、奉仕活動を始める方法や、どのようなプロジェクトが実施できるのか、参加をどう促せるのかなど、必要なガイダンスを提供していなかったのです。

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新クラブの成長を後押ししよう

寄稿者:トム・ガンプ(第5950地区ガバナー、Edina/Morningsideロータリークラブ[米国ミネソタ州]会員)

私の地区には新しいクラブがいくつかあり、いずれもとても元気なクラブです。結成後も成長し続けています。

創立会員の88%は、ロータリー初心者です。ロータリーの活動方法を知らない人もいるので、これらの新クラブを大切に育てていく必要があります。その方法はシンプルです。会員が熱意をもつ分野に焦点を当てて活動し、柔軟さを取り入れ、多様な会員を迎え入れ、そして何よりも、楽しんでもらうことです。

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コロナ禍でも会員増を実現:7つのヒントをご紹介

寄稿:デイブ・ライランダー(Dave Rhylander、米国コリアービル・ロータリークラブ会長)

地域社会での奉仕が認められ、商工会議所による「非営利団体オブ・ザ・イヤー」を受賞したコリアービル・ロータリークラブの会員の皆さん

新型コロナ流行の中でもクラブを成長させることは可能でしょうか。その答えは「イエス」であると、私たちは胸を張って言うことができます。新型コロナウイルスはロータリークラブだけでなく世界に多くの課題をもたらしましたが、それでも、会員の意欲をかき立て、奉仕への参加を促し、入会への関心を高める方法はあります。

昨年6月、私たちのクラブは20%の会員増加を目標に掲げ、現在までに13人の新会員が入会しました。なぜ「20%」かというと、2000年代のはじめに100人だった当クラブの会員数が年々減っており、年に20%増なら3年後(またはそれよりも早く)に会員数が100人に戻るという計算だからです。たやすい目標でないことはわかっていましたが、ビジネスやスポーツと同じく、まずは目標を定め、達成に向けた計画を立てることが大切です。

1年足らずで13人の入会がどのように実現したのか。私たちが実行した七つの項目をご紹介します。

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ワクチンボランティア 最高の日

By Steven Sanbo(第6690地区パストガバナー)

私が思い出すのは、何百人もの人びとの顔。希望、安堵、感謝、恐怖、喜び、興奮、絶望、不安、そして涙。マスクの裏に隠されたこれらはすべて、2月にアリゾナの集団予防接種センターで目の当たりにしたことです。

何百人もの、これほど多くの感情が浮き出た顔を見るのは、2014年、貿易学校を開くためにロータリーでグアテマラを訪れたとき以来です。活動現地付近でマグニチュード7.4の地震が発生し、村人たちは、支援、食料、水、シェルターを求め、行方不明の家族のための希望を必要としていました。私とほか2人のロータリアンは、シェルターボックスを出動させるボランティアとなり、希望に応えるために活動したことを覚えています。

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インパクトを測ることはなぜ大切なのか

データ重視のアプローチでプロジェクトの成果と進展を記録

『Rotary』誌2021年3月号より

ローターアクトとRYLA学友が結成したEクラブ「Rotary Social Impact Network (RSIN)」は、設立当初から奉仕活動においてデータ重視のアプローチを取ってきました。

加盟認証後の最初のプロジェクト「Plastic Free July」では、プラスチックごみに関する認識向上キャンペーンを実施。データでプラスチック使用量を計算し、プラスチックごみの少ない生活様式を促進することが狙いでした。クラブはまず、オンラインの環境インパクト計算機を使って各会員が一日に使うプラスチックの量を調べ、これを基準値としました。各会員が生活様式を切り替える努力をし、プロジェクトの終わりにもう一度計算して成果を確認しました。

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大きな目標に向けた小さなステップ

寄稿者:ラファル・トンデラ(ワルシャワ・ユゼホフ・ロータリークラブ/ワルシャワ・ローターアクトクラブ会員)

さまざまな方法で水・電気を節約し、プラスチックゴミの無駄を減らしました

豊かな自然はポーランドの誇りです。国際ロータリーが正式に「環境」を重点分野のひとつに決めたとき、当地区(第2231地区)のインターアクトクラブ、ローターアクトクラブ、ロータリークラブは大喜びしました。これを記念してプロジェクトを行うことに決めましたが、その成果は発起人である私たちも驚くほどでした。

「大きな目標に向けた小さなステップ(Small Steps Towards a Bigger Goal)」プロジェクトは、第1920地区(オーストリア)のローターアクターたちによる「エコチャレンジ」からインスピレーションを得たもので、私たち独自の趣向も加えました。ポーランド国内16のローターアクトクラブとロータリークラブが、「水と衛生週間」である3月、ささやかな行為で大きなインパクトをもたらせることを実証したのです。

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世界で機会の扉を開くロータリーの「外交官」たち

寄稿者:ジュディス・ディメント(ロータリー代表ネットワーク リーダー)

この1年は誰にとっても未曾有の時となりましたが、国連など22の機関のロータリー代表である私たちにとっても同じです。いわばロータリーの「外交官」である私たちの仕事は、これらの機関の主要人物と会い、関係を深めながら、ロータリー重点分野での協力を推進することです。しかし、コロナ禍の現在、これは容易な仕事ではありません。ほかの多くのロータリアンと同様、私たちもバーチャルな方法を活用して「ネット外交」を行っています。

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ハイブリッド例会を始めてみよう

寄稿者:ジム・マーグラフ(Lamorinda Sunriseロータリークラブ[米国カリフォルニア州]会員)

ハイブリッド例会の方法を説明した動画のプレビュー(日本語字幕入り)

4年前、妻がとっぴな質問をしてきました。

「火星探索に行く宇宙飛行士たちが、地球の家族や友人と連絡しあえる方法がないものかしら?」

この質問をきっかけに、私たちの旅が始まりました。とはいえ、火星への旅ではありません。その旅とは、この地球での社会的孤立の問題を理解し、テクノロジーを使って遠く離れた家族や友人とつながる新しい方法を開発するために、私の7番目となる会社Kinoo.familyを立ち上げる旅、そしてロータリーとのかかわりをさらに深める旅です。

火星に行くロータリアンはまずいませんが、私たちの多くが社会的に孤立し、愛する人たちの近くにいたいという気持ちを抱いています。2020年には、驚くことに、コロナ禍でのロックダウン開始後間もなく、ロータリークラブの80%がZoomなどのビデオ会議ツールでバーチャル例会を開きはじめました。

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世界各地のクラブによる環境プロジェクト

ロータリー会員は長年、地球を守るさまざまな活動を実施してきました。今年7月から「環境」が正式にロータリー重点分野の一つとなることで、ロータリーで環境を守る機会がさらに広がるでしょう。今回は、世界各地で実施されているロータリーの環境保護活動をいくつかご紹介します。

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ロータリーでハラスメントのない環境をつくる

寄稿者:ケイティ・ハリデー(アデレードライト・ロータリークラブ会員)

ロータリーにハラスメントが存在する余地はありません。ハラスメントがあったら、誰も入会したり、ロータリーで活動を続けたいとは思わないでしょう。

会合、行事、活動でハラスメントのない環境を維持するというロータリーの方針は、ハラスメントが一切容認されないことを明確に述べています。クラブ会長をはじめ、ロータリーの全リーダーがハラスメントに関するロータリーの方針について毎年研修を受けることも規定されています。

しかし、ロータリーでハラスメントをなくすことは、リーダーだけの仕事でしょうか。ハラスメントを認めず、無視せず、言い訳しない文化をつくり、維持する責任は、私たち一人ひとりにあります。

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Magic of Rotary ~ロータリーの力~

一つの出会い、一つの行為が大きな変化に

寄稿者:河地妙美(日本ロータリーEクラブ2650会員)

パンデミックが世界を席巻する今、私たち社会の危うさが一層あらわになっています。せわしくアップデートされる世の中では、失望や怒りが渦巻き、大切な思いやりや共感、そして対話を忘れてしまったかのような出来事が報道されています。

でも私たちはひとりではありません。人が動けば、水面に石を投げ入れた時のように、その影響は周囲に広がっていきます。私たちには、未来のために良いことを行う力があります。出会いによって別の世界が現れ、ひとつの小さな行為が大きな変化を起こします。

人と人の出会い、そこで生まれるつながり、そのつながりの連鎖が、社会を動かします。ロータリー会員である私は、これを幾度となく体験してきました。私はこれを、「Magic of Rotary」と呼んでいます。

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都市養蜂で「自然+コミュニティ」のスタイルを

京都東みつばちプロジェクト(Kyoto-East NICO² HONEY PROJECT)

寄稿者:仲田吉儀(京都東ロータリークラブ)

平安神宮の大鳥居のすぐ近くで、みつばちの飼育に取りくむ京都東ロータリークラブ会員(写真をクリックすると別のウィンドウで開きます)

平安神宮のすぐ近くで

京都市左京区に位置する岡崎地区は、平安神宮、京都国立近代美術館、京都市動物園、コンサートホールなどが集まる京都の文化ゾーン。私たちは、平安神宮の大鳥居を間近に臨むビルの屋上で、みつばちの飼育を始めました。

きっかけは、かつて35年の歴史ののちに終結したローターアクト復活の呼び水にするという発案で、かねてから都市養蜂に関心があり、都市養蜂家とのネットワークを有する森田会長肝いりのアイデアでした。巣箱を置いている岡崎地区は京都東クラブの所在地で、クラブのバナーには平安神宮の大鳥居の絵柄があしらわれています。まさに京都らしい、最高のロケーションでの試みとなりました。

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トーストマスターズとロータリー:東京で力をつなぐ

寄稿者:ニコラス・ボルツ(東京広尾ロータリークラブ)

皆さんももう何度も耳にし、実際に感じていることと思いますが、2020年は私たちが知っていた生活が一変し、色々な側面で変化(特に悪い面での変化)があった年でした。 

しかし、少なくとも一つは良いことがありました。私のクラブが、東京の中心部にある多くのトーストマスターズクラブの一つとパートナーシップを開始したことです。私たちのクラブ、東京広尾ロータリークラブは多国籍の会員が所属するクラブで、コミュニケーションは主に英語です。この意味でも、東京アメリカンクラブトーストマスターズ(TAC)は、私たちにとって完璧なパートナーです。双方のクラブの会員が以前から知り合いというケースもあり、互いに国際的なコミュニティの中で活動してきました。   

東京広尾ロータリークラブ、TACトーストマスターズ、Canadian International Schoolインターアクトクラブの合同会合
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緑の散歩道プロジェクト

寄稿者:小林・テンピア・ジュリエット(名古屋中央ローターアクトクラブ 2020-21年度会員)

私は小さいころから、環境とまちづくりに強い関心を持ってきました。環境に優しい街、外を歩きたいと思うような街は、自分だけでなく、大事な家族や友人の幸せにつながると思っています。

国際ロータリー第2760地区が「RAC-1グランプリ」プレゼン大会を実施し、優勝したローターアクトクラブに活動支援金30万円を与える、しかもプレゼンのテーマが「環境のためのロータリー・ローターアクト共同事業」だと聞いたとき、すぐに参加したいと強く思いました。ロータリーファミリーが一丸となり、よりよいまちづくりの実現に貢献するという強いミッションを感じました。

優勝を目指してプロジェクトを計画

私はフランスから来日して以来、名古屋の夏は暑く、緑が少ないと感じていました。市内に緑を増やせば、市内の風通りがよくなり、日陰が増えることで気温が低下する、また、交通の騒音や大気汚染の減少といった効果が期待できます。

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日本のロータリー100周年

日本初のロータリークラブの設立は、二人の日本人ビジネスマン、福島喜三次氏と米山梅吉氏のアメリカでの出会いがきっかけでした。この出会いから数年後の1921年4月1日、日本で第一号となる東京ロータリークラブが加盟認証されることになります。

日本へのロータリー拡大

テキサス州ダラスにある日系企業の支店長だった福島喜三次は、ダラス・ロータリークラブの会員でした。一方、三井銀行の常務取締役だった米山梅吉は、1917~1918年、日本政府派遣の財政経済委員の一員として何度か渡米。その時に福島宅で一時を過ごし、福島からロータリーを紹介されました。

1920年代初め、日本に帰国した福島、そして米山は、他22名の創立会員とともに東京ロータリークラブを設立し、福島がクラブの初代幹事、米山が初代会長となりました。

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コロナ禍で考える:疾病予防におけるロータリーの役割

By アン・マリー・キンボール(Bainbridge Islandロータリークラブ会員、ロータリー財団専門家グループメンバー)

ロータリーは、新型コロナウイルスとの闘いに懸命に取り組んでいます。ロータリーで新しく設置されたタスクフォースのメンバーの役を仰せつかったことは光栄ですが、同時に、ロータリアンとして私たちの役割は何かと考えています。コロナ禍において、ポリオ根絶活動の進展をどのように維持していけるでしょうか。

世界に120万人の会員と35,000のクラブを擁するロータリーには、地元や世界におけるコロナ禍の終息のために果たすことのできる役割があります。コロナ禍により、特にパキスタンとアフガニスタンといった重要な地域でポリオ根絶と小児予防接種の取り組みが脅かされており、ほかの多くの国でも小児予防接種率が低下しました。しかし、ロータリーとパートナー団体が各国政府と連携して、休止されていた予防接種が再開され、その成果が現れ始めています。私たちには、ポリオ根絶を実現に導き、かつコロナ禍を終息に導くという二つの役割があり、これらは密接に結びついています。

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グローバル補助金申請書の承認のチャンスを高めるために

よくある質問に補助金担当スタッフがお答えします

ロータリー財団は、ロータリーの重点分野のいずれかに該当する大規模で持続可能な活動を支えるために、2013-14年度にグローバル補助金を導入しました。以来、この補助金は大きく成長し、補助金の授与数は50パーセント以上増加しています。2019-20年には1,350件のグローバル補助金が授与され、その総額は1億ドルを超えています。

ロータリー勤続歴25年の財団補助金担当ディレクター、アビー・マクニア(エバンストン・ロータリークラブに所属)が、グローバル補助金申請書の承認のチャンスを高めるためのヒントをご紹介します。

※この記事は、『Rotary』誌2020年11月号に掲載された記事を翻訳・編集し、日本の読者向けに【日本向けのアドバイス】を追加したものです。

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ローターアクターからトーストマスターへ

~フィリピンのローターアクターがトーストマスターズと提携

By パウル・アルメル・エスコバール(Pilipinasローターアクト多地区合同情報組織[MDIO] 研修・開発担当)

成功に必要なパブリックスピーキングのスキル

トーストマスターズインターナショナルの「スピーチクラフト」は、スピーチのスキルを高めながら、コミュニケーションのあらゆるスキル(ボディランゲージ、アクティブリスニング、クリティカルな評価など)を磨くためのパブリックスピーキング講習です。フィリピンでは、50人のローターアクターがこの講習を修了しました。

スピーチするローターアクター、フェイスフル・マリグマットさん。

フィリピンのローターアクト多地区合同情報組織(MDIO)と、トーストマスターズのディストリクト75が手を組み、ローターアクター向けにバーチャルでスピーチクラフトを実施。これは、国際ロータリーとトーストマスターズインターナショナルの学びと協力を促す戦略的アライアンスを土台としています。

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津波が押し寄せたあの日  

~東日本大震災を振り返る~(第2回)

寄稿者:佐々木一十郎(名取ロータリークラブ会員)     

紙一重だった運命の分かれ道

震災後に自衛隊の指揮官らと捜索活動の協議をする佐々木さん(写真左)。

震災当時、私は名取市長の職にありました。名取市は仙台市の南隣に位置し、仙台空港の所在都市です。

2011年3月11日、名取市の沿岸部は想定を超える9メートルあまりの津波に襲われ、当時の人口73,502人のうち、911人の命が失われました。広大な仙台平野の一部で平坦な地形だったため、津波は海岸から5.5キロメートル入った内陸部まで到達していました。

私自身は、地震発生時に沿岸から6キロメートルほど離れた名取市役所3階の市長公室で会議中でした。震度6強というこれまで経験のないほどの激しい横揺れに耐えたのち、災害対策本部を立ち上げ、対応に追われる日々を過ごしました。

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「あれから10年」

〜東日本大震災を振り返る〜(第1回)

寄稿者:菅原 裕典(仙台泉ロータリークラブ会員)

葬儀屋として大勢の犠牲者を弔う

大規模な遺体安置所となった体育館

東日本大震災の死者は、関連死も含めれば約2万人、いまなお行方不明の方は2千人以上います。現在、私たちを取り巻く新型コロナウィルスによる世界的なパンデミックも未曾有の事態が及ぼす災禍であると言われていますが、10年前に発生した東日本大震災という未曾有の災害で、私は、自分の職業を通じて力を捧げなければならない状況に直面しました。

東日本大震災の発生や被害状況については既知の通りですが、葬儀社を経営している私に求められたのは、多くの犠牲者をどのように弔うかという待ったなしの課題でした。自治体の要請を受けて数千本の棺を調達し、全国の同業者から大きな支援をいただきながらこれを組み立て、県内各地に輸送し、安置所での納棺までを指揮し続けました。

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バーチャル社会見学

コロナ禍から育む奉仕

寄稿者:佐藤弥生(2720 Japan O.K. ロータリーEクラブ、社会奉仕委員長)

プロジェクトのきっかけは、当クラブの社会奉仕委員からのメッセージでした。その方は熊本県芦北町で「あしきた・まちのこども園」を運営しているのですが、7月豪雨の被災で子どもたちの当たり前の生活が困難になった、とのことでした。

メッセージには、「子どもたちに会員の仕事を見せることで、将来の夢や希望につなげてもらいたい」との思いが綴られていました。

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環境を守る鍵はモチベーション

By ドミニク・ハンドルフ(ドイツ、Nürtingenローターアクトクラブ副会長)

私たちのローターアクトクラブでは、世界中のクラブで植樹へのモチベーションを高めてもらいたいという思いから、“Treety of Generations*”というプロジェクトを立ち上げました。
*編集者注記:“Treaty of Generations”(世代の協定)を、木(Tree)のトピックに合わせてもじった表現。

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シリアの子どもたちを守る

寄稿者:ムーイー・ヤン(2019-21年度ロータリー平和フェロー、ウプサラ大学)

運動場の清掃のあとにゴールネットを修繕する生徒たち。
ムーイー・ヤンさん

10年前、もし誰かに「あなたは紛争後の国に非営利の学校を設立するだろう」と言われたら、私はきっと笑い飛ばしていたでしょう。当時、私は商品取引会社のセールス担当としてクライアントの訪問や炭鉱の視察をしていました。

同僚たちとクライアントを訪問したときのことです。私は、炭鉱で子どもが働いているのを見て驚きました。10歳に満たないような子もいました。そのクライアントは、就労の法的年齢に達していない子がいる事実を隠していたことを認めました。

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ロータリーで平和を築く機会

平和構築と紛争予防」はロータリーの重点分野の一つです。しかし、「平和」といってもどこか漠然としていて、具体的にどんな活動をすればよいのか、とお考えの方もいるでしょう。

「どうしたら平和構築に寄与できるか?」 その答えは、ロータリーにあります。世界の隅々にクラブがあり、異なる国の会員同士による協力や親睦を土台するロータリーには、平和構築のさまざまな機会があります。

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ロータリーと女性 パート5

寄稿者:山田邦子(2020‐21年度第2840地区ガバナー)

地区初の女性ガバナーとして

2003年1月 、私はロータリー第2840地区の前橋ロータリークラブへ101人目の会員として入会しました。創立55年で初めての女性会員でした。街の内科開業医である私が、ロータリークラブについて何の知識もない畑違いの存在であることは、初めての例会ですぐ感じました。襟元に金バッジのダークスーツ、ネクタイをきっちり締め、一部の隙もない紳士達の中に、ベージュの花柄ワンピースの小柄な私に話しかけてくれる人は、「お仕事は?」と、まるで裁判長の問いかけのようでした。しかし私は我慢強く、真面目に、100%出席しました。

ロータリー女性フォーラム 環境保護のメッセージ
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ロータリー活動のその先に奴隷制の終わりがある

By ミーナ・チャン(元ロータリー奨学生)

私は、自分の人生を変えた奇跡を一生忘れません。私がそれを奇跡と呼ぶのは、その可能性がゼロに等しいものだったからです。

サセックス大学(英国)時代のクラスメイトたち

私は以前、故郷のバガモヨ(タンザニア)にあるカトリック教会で、新しい科学大学の設立を支援していました。大学の隣には小さな博物館があり、この町が昔、奴隷貿易の主要港であったことを物語っていました。

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メンタリングの機会をとらえる

By エリザベス・ユソヴィッチ

次世代のリーダーへのメンタリング(ページ下部の注を参照)の重要性についてロータリー会員に話をすると、「メンターになりたいのは山々だが、時間がない」という声をよく耳にします。

これに対する私の答えを、あるエピソードを交えて紹介したいと思います。

さまざまな場面で訪れるメンタリングの機会

昨年、地元大学の学生を対象としたネットワークづくりのイベントに参加しました。このイベントの目的は、学生が現役ビジネス人たちに自己紹介をし、数分間の会話をした後で、ほかの会話に自然に移行する練習をする、というものです。

私が出会ったある学生は、大学でファッション販売を専攻していました。商品販売に関心をもった理由を尋ねると、「職場で失敗したことがきっかけ」と言います。

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ラブコール〜あのひとに会いたい〜

寄稿者:天野幾雄 (2019-20年度 東京代官山ロータリークラブ会長)

「ラブコール〜あのひとに会いたい〜」 皆さんこのテーマにちょっと心を魅かれませんか?

コシノジュンコさん(ゲスト)と天野幾雄さん(聞き手)

これは東京代官山ロータリークラブ5周年と、当クラブの例会場であるヒルサイドテラス(東京都渋谷区)50周年を記念した、クラブとヒルサイドの共同イベントです。個性的な当クラブのメンバーが『ラブコールしたいあのひと』をお迎えしてのトークセッションで、2019年9月〜2020年8月まで毎月1回、全12回開催予定で始まりました。

当クラブは、初代会長の遠山正道さんが、代官山らしい新しい試みができるクラブにしたい、クリエーターを中心としたユニークなクラブにしたいという思いで結成し、メンバーも通常のロータリークラブから見ればかなり特異です。アートディレクター、グラフィック・プロダクト・インテリア・ファッションなどの各デザイナー、プロデューサー、ミュージシャン、建築家、弁護士、医者‥‥と、一線で活躍する人が多くいます。合言葉は「一生の仲間になろう」です。

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キャリアデザイン講座でロータリークラブ会員が大学講師に

寄稿者:金岡 保之(宮崎アカデミーロータリークラブ会長、宮崎大学地域資源創成学部准教授)

キャリアデザイン講座のポスター(画像をクリックして拡大)

宮崎アカデミーロータリークラブは、大学を軸にした初のロータリークラブとして2018年3月に設立されました。産学連携などを目的に、理事や教員といった大学関係者や会社経営者、弁護士など地域のリーダーがメンバーとなっています。例会はキャンパス内で行っています。

クラブの社会奉仕活動として、「学生たちに実学を学んでもらい、社会を感じてほしい」との思いから、宮崎大学の「ライフプラン作成のためのキャリアデザイン講座」を後援しています。講師は全員、宮崎アカデミーロータリークラブの会員。会員の職業は、研究者、医師、公務員、写真家、弁護士、放送業、ITなど多岐にわたります。2020年5月から約4カ月間、計13回(1回70分)の講義が行われ、講師となる会員には大学長から委嘱状が送られました。

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ロータリーブランドの構築が大切な理由

By リズ・シアム(国際ロータリー ブランド担当スタッフ)

正しいロータリーロゴの使用例。クラブや地区が使用する場合は、必ずクラブ名や地区名を入れる。

ブランドを専門とする職業柄のせいか、いたるところでロータリーのロゴが目につきます。職業病と言ってもいいかもしれません。私の子どもたちさえ、どこに行ってもロータリーの標識をすぐに見つけます。昨年、故郷の町でロータリーのイベントに出席したときも、ロゴの使われ方がどうしても気になってしまいました。

まず、出席者を歓迎するバナーには、クラブ名が正しく入ったロゴが使われていたのでホッとしました。ところが、ほかのバナーには、ロータリーの歯車がホットケーキとして描かれていました。また、テントの中には、今は使われていない古いロゴの入った大きなバナーが掲げられていました。私を出迎えてくれたクラブ会員の方々は、古いロゴのついた揃いのポロシャツを着て、クラブ名入りの新しいロゴが印刷されたパンフレットを来場者たちに配っていました。五つの手段でロータリーをアピールしながら、そのそれぞれで異なるロータリーのロゴを使っていたのです。これには戸惑いました。

なぜこれが問題なのでしょうか。

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地域の社会起業家を育てる

「愛宕創業支援塾ビジネスプランコンテスト」~優勝特典はクラブメンバーの専門性の無償提供

寄稿者:加藤俊吾(東京愛宕ロータリークラブ会員、愛宕創業支援塾ビジネスプランコンテスト実行委員長)

優勝者、デフサポの牧野友香子さん

東京愛宕ロータリークラブでは創立以来、“地域の社会課題の解決を目標とした起業家”を対象とした、現役の経営者を招いた講演会などの支援プログラムを定期的に開催してきました。

今回は、具体性と行動の伴った社会起業家をサポートしたいとの想いから、もう一歩踏み込んで、愛宕創業支援塾ビジネスプランコンテストを開催しました。

コンテストの応募総数は12社、予選審査を通過したファイナリストは4社。

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ロータリーボイス 2020年閲覧数トップ5

未曽有の事態が世界を襲った2020年も終わろうとしています。コロナウイルスの世界的流行によって私たちの日常がすっかり様変わりをしただけでなく、世界中で多くの方々が命を落としました。この場を借りて、亡くなれた方々やそのご家族に哀悼の意を表します。また、見えない敵と毎日のように闘う医療従事者やエッセンシャルワーカーの方々にも、深くお礼申し上げます。

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日本のマイノリティに光をあてる平和フェロー

「多様性・公平さ・インクルージョン(DEI)」シリーズ第4回

寄稿者:ファラ・ハスナイン(国際基督教大学 ロータリー平和フェロー)

「私の目標は、アメリカに対する生徒たちの見方を変えること。日本での英語教員は白人が圧倒的多数ですが、アメリカの真のアイデンティティがいかに多様で多面的であるかを身をもって示したいと思います」

2014年、日本の高校での英語教員としてJETプログラムに参加するため、私は申請書にこう書きました。当時、このことが私の日本生活にどれほどのインパクトを与えるかは想像もしていませんでした。教壇に立ち、居眠りする生徒を起こし、日本のコピー機の使い方に頭を悩ませる毎日を過ごすうち、浜松市(静岡県)の田園風景と工場の煙の中に、もう一つの世界が存在することを少しずつ意識するようになりました。

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共通言語は日本語:多国籍の新世代クラブ

寄稿者:阮 潔(さいたま大空ロータリークラブ会員)

例会がそのまま国際交流に

クラブ会員たち(写真一番右が阮さん)

私たち「さいたま大空ロータリークラブ」は、ロータリー財団の学友と米山記念奨学金の学友から成るクラブです。会員は7つの国と地域の出身で、平均年齢は30代後半、女性が多いのも特徴です。中国に在住し、遠隔で例会に参加している会員もいます。共通言語は日本語です。

一番の醍醐味は、クラブでの例会が、そのまま国際交流であることです。国際色豊かなメンバーと一緒にいる中で、お互いに異国文化や習慣に触れあい、国際理解を深めることができます。

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LGBTQ+の人びとが参加しやすいクラブづくりを

~「多様性・公平さ・インクルージョン(DEI)」シリーズ第3回

寄稿者:グラント・ゴディノ(LGBTと仲間のロータリアン親睦活動グループ会長エレクト、Strathmoreロータリークラブ[オーストラリア]会員)

LGBTQ+(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィア、クエスチョニング、ジェンダー多様性)の人たちが参加しやすいロータリーについて私がアイデアや意見や事例を話すと、多くのリーダーがこう言います。「うちのクラブ/地区の会員はいい人ばかりで、悪い人はいない。だから問題ないだろう?」と。また、「なぜロータリーがそんな政治的なことをしているのか」とか「私の地元にはゲイはいない」といった言葉も耳にします。

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コロナ禍と闘う力を地域社会に

By ボナベンチャー・ファンドハン(「地域社会の経済発展」重点分野担当マネージャー)

コロナウイルスは全世界、特に発展途上国の労働者階級に深刻な影響を与え、公衆衛生への脅威のみならず、数百万という人びとの生計と福利に長期的なダメージを及ぼしています。最終的にどれほどの影響となるのかは誰にもわかりませんが、新興市場や発展途上経済の大部分が後退を余儀なくされるでしょう。

コロナ禍による労働市場への影響に関する国際労働機関(ILO)の最新データによると、部分的・全面的なロックダウンにより、非公式経済における労働者、世界の数億という企業、接客サービス業に破滅的影響が及んでいることは明らかです。 

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途上国開発のキャリアをめざす

~ロータリー奨学生からのレポート~

寄稿者:田中佑依(2019-20年度ロータリー財団奨学生)

2019年9月から、ロータリー財団グローバル補助金による奨学金をいただき、イギリスのサセックス大学院で学びました。この1年間の留学は、私の人生でとても意味のある大きな1年でした。

今回、奨学金を探すにあたり、ほかの多くの日本の奨学金制度も検討しましたが、その多くが、申請時に日本に住んでいることを条件としており、当時ミャンマーで開発分野の仕事をしていた私には申し込める奨学金の選択肢があまりありませんでした。そんな中、ロータリーの奨学金は門戸が広く、私のような状況の人にもフレキシブルに対応してくださいました。また、現地で多くのロータリアンや、ロータリー奨学生とつながることができたのも、世界中にネットワークのあるロータリーの素晴らしさだと思いました。

途上国の孤児院の問題を研究

開発分野の中でも子どもの権利や保護に関する分野に興味があっため、卒業論文では、途上国の孤児院に住む子どもの問題について取り上げました。

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「多様性・公平さ・インクルージョン(包摂)」をローターアクターが推進

「多様性・公平さ・インクルージョン(DEI)」シリーズ第2回

寄稿者:ジャネル・ブリーン(Cupertinoロータリークラブ、Silicon Valleyローターアクトクラブ会員、Big Westローターアクト多地区合同情報組織 代表)

2019年10月に米国シカゴでロータリー主催により開催された「多様性・公平さ・インクルージョン」に関するパネルディスカッションの出席者たち

ちょっとした連想ゲームをしてみましょう。私はアメリカ人です。そう聞いて、皆さんは私についてどんなことを想定しますか?

私の両親はフィリピンからの移民です。こう聞いて、その想定が変ったでしょうか。

私たちは無意識に、ほとんど知らない人について思い込みをします。誰でも、多少の偏見を持っているものです。そのように社会から教えられているからです。実際、私が住む社会でそうであるように、肌の色が薄いのが普遍的な美であると、どのようにして定義づけられてしまったのでしょうか。しかし、私たちはこれを変えることができます。意識を高めさえすれば、このような考えに立ち向かうことができます。自己防衛に走るのではなく、世界に対する人びとの見方が変わってきていることを認め、この新たな認識を行動に反映させていく必要があります。

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中核的価値観としての「多様性」

ホルガー・クナークRI会長とのインタビュー/「多様性・公平さ・インクルージョン(DEI)」シリーズ第1回

By デイブ・キング(RIBI『Rotary』誌編集者)

「もちろん、これからの10年がどうなるかは誰にもわかりませんが、どうなろうと、私たちが果たすべき特別な責任を常に意識しなければなりません。なぜなら、ロータリーで私たちは公平さ、寛容、平和という価値観を信じているからです。今まさに、世界各地で『寛容』の重要性が高まっています。ロータリーとは政治的な団体ではなく、これからもそうあってはなりませんが、明らかに間違ったことがあれば、目を背けることはできません。ロータリアンは沈黙してはなりません。私たちは、ロータリーの価値観と「四つのテスト」を身をもって示します。私たちの真価は、結果だけでなく、態度で試されるのです」 ホルガー・クナーク(2020年1月24日)

2020-21年度RI会長ホルガー・クナーク氏。ドイツ、ラッツェルブルグの自宅前にて。

今年はじめ、サンディエゴ(米国)で開かれた国際協議会の講演で、ロータリー会長エレクトだったホルガー・クナーク氏がこう語ったとき、その3カ月後にこれらの言葉がいかに予言的なものとなるかを知っていた人はいませんでした。

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原爆75周年に寄せる被爆者の声

寄稿者:ジャクリン・マカリスター(ロータリー平和フェロー、国際基督教大学)

長崎原爆被爆者、池田道明さん

私はアメリカのニューメキシコ州で育ちました。核実験と聞いてニューメキシコを思い浮かべる人は少ないと思いますが、実際には、広島と長崎に投下された原子爆弾と同じ設計の核爆発装置実験が、1945年7月16日、ここで行われました。広島と長崎に原爆が投下されたのは、その後1カ月も経たない8月6日と9日のことです。今年は、この恐ろしい破壊力をもつ核兵器が初めて、そして唯一、戦争で使用されてから75周年となります。

原爆が原因で亡くなった人は推定129,000~226,000人。その多くが一般市民でした。ほとんどの方が1日目に亡くなり、残りの方はやけどや放射線病、けが、栄養失調で苦しんだ末に亡くなりました。

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世界ポリオデー2020:コロナに負けず今年も

「新型コロナの流行により世界は大きく変わりました。しかし、変わらないものが一つあります。それは、ポリオ根絶の必要性です」~アデ・アデピタン(BBCテレビ司会者、元パラリンピック選手、ポリオサバイバー)

今年は長引くコロナ禍の影響で、生活や仕事や学業などにおいてすべての人に影響が及んでいます。そんな中でも、10月24日の「世界ポリオデー」には、ポリオを世界から根絶するために、多くのロータリーファミリーが募金や認識向上に立ち上がりました。さまざまな制約や困難に直面しながらも、「ポリオのない世界」を目指してご尽力くださった皆さまに、心より御礼申し上げます。ほんの一部ですが、今年の世界ポリオデーに日本で実施された活動やイベントをいくつかご紹介します。

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ポリオ根絶のために自転車をこぎつづける

寄稿者:ジョン・ヒューコ(国際ロータリー事務総長)

ジョン・ヒューコ国際ロータリー事務総長

コロナ禍により、この1年間に本当に多くのことが変わりました。毎年恒例のEl Tour de Tucson自転車レースでの Miles to End Polio(自転車をこいでポリオを根絶)が延期されたのも、その一つです。2013年以来、私は毎年、世界中のロータリー会員や国際ロータリー事務局の熱心なスタッフたちとともに、El Tour de Tucsonレースに参戦してポリオ根絶を支援してきました。これまでに、「ポリオのない世界」の実現のためにMiles to End Polioを通じてみんなで集めた資金は、5800万ドル以上に上ります(ビル&メリンダ・ゲイツ財団からの上乗せを含む)。

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ロータリー学友参加推進週間に寄せて

寄稿者:吉岡 毅(国際ロータリー第2650地区学友会、ロータリーフェローズ2650)

~ロータリーと再び関わるチャンス

<10月5日からの一週間はロータリーの「学友参加推進週間(Reconnect Week)」です。今回は学友からの寄稿をご紹介します。>

ポリオ根絶を支援する募金活動の様子

15歳からロータリーに参加

私は15歳の時、奈良ロータリークラブが提唱する一条高校インターアクトクラブに友達に誘われて入会しました。このとき初めて「ロータリー」の世界に出会いました。インターアクトクラブでは、学校内の清掃活動や地域で開かれるイベントへの参加を経験しました。

その活動が楽しく、大学の進学とともに、奈良ローターアクトクラブに入会しました。23歳の時にローターアクターとしてロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)にも参加しました。

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この日、世界がポリオに目を向ける:世界ポリオデー

コロナ禍によりロータリーの活動や行事の実施が困難な状況となっていますが、ロータリーは引き続きポリオ根絶を最優先目標として掲げています。10月24日の世界ポリオデーには、例年、日本を含む世界中のクラブや地区がイベントを実施しており、今年もオンラインや三密を避けた活動など、工夫を凝らしてポリオへの認識向上や募金を行うことができます。

これまでにロータリーをはじめとする世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)によって築かれてきたポリオ根絶のインフラは、新型コロナウイルス対応においても、ウイルスの追跡やサーベイランスのために役立てられています。ロータリーは、1918年のスペインかぜ、ポリオ、新型コロナウイルスなど、ウイルスの世界的流行時に率先して行動を起こしてきました。

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クラウドファンディングの力:新型コロナ禍の食糧安全保障に取り組む

By Vanessa Rousseau(南アフリカ、Newlandsロータリークラブ)

私たちはロータリークラブ会員として、新型コロナが私たちの国や町の食糧安全保障に与える破壊的な影響を、黙って見ていることはできません。

ファンドレイジングの資金で購入した食料の袋がホールいっぱいに置かれました

最初のロックダウンが発令されたとき、私たちはすぐさま行動を起こしました。最も支援を必要とする人びとを手助けできるよう、長年一緒に多くのプロジェクトに取り組んできた地域社会のリーダーに連絡を取りました。

まず一人の会員が、南アフリカのクラウドファンディングツール「BackaBuddy」に支援を募るためのページを立ち上げ、救援物資(食料)を確保するための協力を呼びかけました。

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バーチャルなRYLAで若者をつなぐ

寄稿者:ジュリアナ・コレドール・ゴンザレス(ラテンアメリカ・ロータリーEクラブ会員)

ラテンアメリカで初となる「E-RYLA」は、100%オンラインで例会を開いているラテンアメリカ・ロータリーEクラブとラテンアメリカEローターアクターにより開始されたイニシアチブです。5月の3回の日曜日に、それぞれ4時間ずつ、Zoomでのセミナー形式で実施されます(※編集者注:このブログは5月19日にRotary Servicein Actionのブログに英語で掲載されたものです)。

このE-RYLAの企画がうまく行ったのは、プロセスの全段階で若い人たちに参加してもらったおかげです。プログラムの企画、パネリスト探し、広報用の画像やコンテンツづくりなど、若い人たちが主体となって、若い人たち向けのイベントを企画したのです。

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ロータリーにもっと多くの女性の参加を

寄稿者:シンディ・ドラ(第34ゾーン・ロータリーコーディネーター補佐、Fort Myers Southロータリークラブ[米国]会員)

30年ほど前、私はロータリーに入会したいと思っていました。入会を希望する旨をあるクラブに伝えましたが、「銀行員の入会はもう受け付けていない」と言われました(当時、ロータリークラブが職業に基づいて入会者数を制限することがよくありました)。1カ月後、そのクラブに男性の新会員が入会したことを知りましたが、その人は銀行員でした。

ロータリアンになりたいという思いが強かった私は、その後間もなく、私を喜んで受け入れてくれるクラブを見つけました。以来、28年間、会員として誇りを抱きつづけています。しかし、ロータリークラブ入会を希望する女性にとって、障壁は今も存在します。全世界の女性会員の割合はわずか23%であり、もっと改善できるはずです。何としてでも、私たちはリーダーとして、誰もがロータリーに歓迎されていることを地域社会に示す必要があります。

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ロータリーとトーストマスターズに人生の意味を見つける

By デイビッド・ジョーンズ
(米国オハイオ州、Upper Arlington/Grandviewロータリークラブ会員)

29年間寄り添った妻のジュディが亡くなったとき、私の人生は変わりました。2008年、当時17歳の娘の学校を訪ねた帰り道、不注意運転による事故に巻き込まれたのです。私たちはいつも一緒で、私の人生は、妻と4人の子どもたち(アン、マイケル、ジェフェリー、ララ)を中心に回っていました。妻が死んだとき、私も死んだように感じました。

デイビッドさんと生前のジュディさん

その翌年、一番下の子がカレッジへ入学しました。 続きを読む

たった2滴のワクチンがあの時あれば

寄稿者:石毛 良治(東京後楽ロータリークラブ)

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インドで経口生ワクチンを投与する石毛さん

きっかけは突然に
『ロータリーの友』2019年11月号に載っていた「内外よろず案内」の「インドでポリオワクチン投与をしませんか」という記事をふと見つけるまでは、まさか自分がインドに行くとは思ってもみませんでした。

それまでロータリーの奉仕活動はそれぞれのクラブで決めた方針に沿って行われるものと思っていた私にとって、個人の活動は初めての経験です。問い合わせ先に連絡してみると、幸いにもまだ参加者を募集中で、妻が背中を押してくれたこともあり、思い切ってインド行きを申し込みました。 続きを読む

日本のロータリーがOne Teamに ~『医療従事者を守ろう』

寄稿者:福田哲三(名古屋和合ロータリークラブ)

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ロータリーからフェイスシールドの寄贈を受けた大同病院(名古屋市)の医療従事者の方々

COVID-19禍の中、我々ロータリアンは活動を阻む難しい現実に直面しました。資金があっても医療機器・資材を購入できない、集まってチームを組めない、困っている人たちに直接会って励ますこともできない等々。海外の仲間たちからも「人工呼吸器を送って欲しい」「医療用マスクが足りない」などの数多くの支援要請が届いたものの、日本でも医療用アイテムは入手できないというもどかしい日々が続いていました。 続きを読む

ロータリーの絆で医師たちが団結

_thank you_ Covid-19 fighters (2)By ジョン・フィリップ
(医療関係者のロータリー親睦活動、会長)

膨大な数のロータリーの仲間が、今この瞬間も途切れることなく、新型コロナウイルスと最前線で闘っています。そこで私たち医療関係者で構成されるロータリー親睦活動グループ(International Fellowship of Rotarian Doctors)も支援に加わり、意見やアイデアを交換して役立てることを決めました。

まず私たちは、世界各地から30名以上のグループメンバーやゲストを招き、2回のオンライン会議を開いて意見を交換し、それぞれの体験を共有しました。

メンバーの話には心を大きく揺さぶられました。 続きを読む

バーチャル交代式の開催

寄稿者:スティーブン・セネット(メルボルン・ロータリーEクラブ 幹事エレクト)

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スティーブン・セネットさん

ロータリー年度も残すところあとわずかとなりました。クラブでも伝統的な交代式について検討を始めている頃だと思います。しかし、新型コロナウイルス流行による世界での数多くの変更と同じく、交代式も直接顔を合わせて行うことができない状況となっています。延期や中止にすべきか、という問い合わせがクラブから寄せられていますが、むしろ私は、「オンラインで開催してはどうか?」と思うのです。

オンラインの交代式なんて非現実的に聞こえるかも知れません。 続きを読む

新型コロナウイルス流行を強く生き抜くための「回復力」の科学

寄稿者:ジェニー・ストッツ(ロータリー第6690地区会員増強委員長)

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ジェニー・ストッツさん

回復力(Resilience)とは、逆境においても、その状況に適応していくプロセスのことです。人間は衝撃的な出来事やストレスの強い場面に直面すると、脳が多数の神経経路を活性化させ、身体を守る仕組みになっています。このような生物学的プロセスのおかげで、私たちは健康を保っています。そして人はこのような出来事を乗り越えることで成長して変わることができ、また強くなれるのです。

現在、多くの人が新型コロナウイルスのパンデミックという現実に直面しながら日々を送っています。幸いなことに、回復力を大きくする方法がいくつかあります。今回の新型コロナウイルスの流行は、皆が一丸となってロータリアンやクラブの回復力を養い育むことで、 続きを読む

コロナウイルスに打ち勝つための3原則

寄稿者:ジョー・オティン(ロータリー第9212地区ガバナー)

hand washing in east africa私たちの人生で世界が一転するほどの決定的な瞬間があるとすれば、まさに今がそれに当たります。人類の運命を世界的に変えた第二次世界大戦を生き抜いてきた方々が、私たちの一つ前の世代でした。歴史上、先人たちは耐え難い経済崩壊や壊滅的な武力紛争、気候の大変動など、絶望や死、破滅をもたらす衝撃的な出来事に直面してきました。

このような過去の出来事は、私たちが行動方法を見直し、既存の制度を再構築し、生き方を変えるきっかけとなってきました。 続きを読む

ラダック成人女性識字プロジェクト

寄稿者:高木直之(かながわ湘南ロータリークラブ)

ラダックは、ヒマラヤ山脈の西の端に位置するインドの自治州で、住民はチベット仏教の敬虔な信者です。国際ロータリー第2780地区とインドのニューデリー・ロータリークラブが、グローバル補助金を得て実施したこのプロジェクトによって、2015年ラダックの州都レーに3つの識字教育センターが開かれ、2017年8月の時点で87名の成人女性が読み書きを身につけました。takagi-blog-1 続きを読む

できることをできる限りする ~Web例会のススメ~

 

Rotaract of Kumamoto KIta

寄稿者:谷光 純弥(熊本北ローターアクトクラブ)

新型コロナの影響で、皆様におかれましては多大な衝撃があることとお察しいたします。

2720地区(大分・熊本)熊本北ローターアクトクラブでは、3月より例会場での例会を自粛し、Web会議アプリを活用して、各自自宅から参加での例会を行っています。

330日に行なった3月第2例会では、他クラブや他地区のローターアクト会員にも声をかけ、熊本市内、八代市、人吉市、山口県、大阪府と、各地から参加していただき、新型コロナウイルス感染拡大を受けての個人や仕事、周囲の現況共有と「今、自分たちができること、すべきこと」についてのディスカッションを行いました。 続きを読む

オンライン会議を支援するEクラブ

寄稿者:ダイアナ・ホワイト(第7020地区パストガバナー、クラブ会計)

新型コロナウイルスの世界的流行が始まった頃、カリビアンEクラブ会長のブレント・リーアダムさんとほかの会員は、地区内のロータリークラブに対して即座に支援を提供し始めました。クラブは、ほかのクラブが独自にオンライン会合を開けるようになるまで、Zoomを通じた会合の設定を手助けしたのです。e-clubs-using-zoom 続きを読む

母の夢

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姪に囲まれたReem Ghunaimさん(写真提供:Moataz Al Sadey)

By Reem Ghunaim

私は、パレスチナ出身のロータリー平和フェローです。母は1948年に家族とともに難民となり、父の村でも1967年に村民全員が避難を余儀なくされました。私の家族の半分近くがパレスチナ難民です。 続きを読む

ロータリーと女性 パート4

これまでロータリーボイスでシリーズとして掲載してきた「ロータリーと女性」のブログでは、女性会員の視点からロータリーの素晴らしさやクラブの特徴などを紹介してきました。今回は、会員全員が女性のクラブとして設立された相模原かめりあロータリークラブの設立経緯やクラブの会員構成、活動等について4名のロータリアンのお話をご紹介します。

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私は会員増強として最も重要で効果的なのは子クラブをつくる事ではないだろうかと、会員増強のテーマで基調講演を行った際に感じていました。実績として20名余の新会員を増強しましたが、数は力ではあるものの、増加だけではまとまりがなくなるという現実にも直面していました。RI2 続きを読む

新型コロナウイルス流行の中でロータリーに参加しつづける方法

ロータリーは人と人とのつながりを礎としています。でも、新型コロナウイルスの影響で例会や行事ができない、親睦や奉仕の活動ができない、という方も多いでしょう。今回は、オンラインを通じてさまざまな方法でロータリーに参加し続ける方法をご紹介します。

Canva - nullオンライン会議ツールを活用
新型コロナウイルスでテレワーク(在宅勤務)をする人が多くなり、最近メディアでも話題となっているのがオンライン会議ツールです。 続きを読む

ハーフとしての人生を伝える

~ドキュメンタリ―映画『HAFU』を製作

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映画撮影中の西倉さん。

By 西倉めぐみ(2006-2008年度 ロータリー平和フェロー)

rv2020_minidokaasiasociety-1私のキャリアを形成した3つの重要な瞬間があります。最初は6歳の時でした。日本人の父とアメリカ人の母がハワイのパール・ハーバー国立記念館に連れて行ってくれました。戦艦アリゾナの残骸を見た時、私が属する2つの国がかつて戦争をしていたことを知ってショックを受けました。後に、両祖父母の国が敵として戦っていたこと、終戦から25年後、両祖父母は自分の子のパートナーを憎むことなく家族に迎え入れたことを知りました。

2番目の瞬間は2011年9月11日。私は当時、ニューヨーク大学の4年生で、映画について学んでいました。 続きを読む

私が寄付する理由

~坂本精志氏(名古屋名東ロータリークラブ会員)へのインタビュー

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坂本精志さん

ウガンダにあるマケレレ大学にアフリカ初となるロータリー平和センターが設立されました。アフリカの人びとが待ち望んだ平和センターの設立。その実現の裏に、一人の日本人ロータリアンからの支援があったことをご存知でしょうか。

その方の名は、ホシザキ株式会社取締役会長の坂本精志さん。マケレレ大学ロータリー平和センター設立のために25万ドルを寄付し、第2760地区(愛知県)からの寄付25万ドルにこれをマッチングすることによって、日本からの50万ドルの支援を実現させました。 続きを読む

各地で育ちつづける被爆樹木二世たち

『原爆で黒焦げになった太い木が 翌年、白い芽を出した。 今でも元気である。広島の人は自分たちも生きていけるかと思った。我々も生きていく。
このツバキが原爆の惨状を見ていた。ツバキは亡くなった人の死を悼み、また世界に向けて平和を呼びかけた』
川妻二郎(ロータリー会員・被爆者、ツバキ植樹式[米国パサデナ]でのスピーチより)

Kofu South

「イチョウがつなげる平和の願い」に参加した地元保育所の子どもたち。写真提供:甲府南ロータリークラブ

原爆投下後「75年は草木も生えない」と言われた広島には、「被爆樹木」と呼ばれる木々があります。爆心地から半径2キロメートル以内に散らばるこれらの木は、原爆を生き延びた「被爆樹木」として広島市から特別に認定されています。原爆で焼け焦げた樹木から新しく芽吹いた芽は、被災した市民に生きる勇気と希望を与えたと言われています。 続きを読む

ポリオ根絶 次はパキスタン

寄稿者:大和 豊子(岡山南ロータリークラブ、チームポリオジャパン)

Pakistan NID photo_2GPEI(世界ポリオ根絶推進活動)から毎週報告される野生株ポリオ発症数は、2018年の33例(パキスタン12例、アフガニスタン21例)と比べて、2019年は173例(パキスタン144例、アフガニスタン29例)とパキスタンで爆発的増加を示しています(2020年2月4日現在)。2020年にも新たな症例が報告されており、非常に厳しい現実です。

Pakistan NID photo_7 1月のポリオのデータ(クリックして拡大)

2019年12月、パキスタンのNIDs(全国予防接種日)に2日間参加した私たち「チームポリオジャパン」の13人は、現地のロータリアンから「2020年の発症を0にする」という意気込みを聞いたばかりでした。 続きを読む

「四つのテスト」は他人を判断するための道具ではない

By マーチン “マーティー” ポスティック・ジュニア
(米国オクラホマ州、第5750地区パストガバナー、OKCサンライズ・ロータリークラブ)

FourWayTest論争の多い今日の社会では、政治的・社会的な議論で自分の支持を表明したり、誰かの考えや発言、行動を批判したりするために、ロータリアンが「四つのテスト」を利用することがあります。意見が対立する双方の会員が、互いに「四つのテスト」を使って自分の主張を裏付けたり、相手をおとしめたりすることもあります。ソーシャルメディアでも、「四つのテスト」 に背くと思われることについて意見し、そこにほかの人が意見や侮辱を追加していくといった状況です。

そうすることがロータリーに対する人びとの認識にどのような影響を与えるか、ほとんど考えもしないで。

そこで私は、基本的にこう考えるのです。 続きを読む

新しい平和拠点をつくる

~広島・長崎 爆心地 中間点 上毛町-未来へつなぐ平和の架け橋事業~

寄稿者:錦織 亮雄(広島東南ロータリークラブ、創立60周年記念事業実行委員長)

Three mayors

(左から)松井一實氏(広島市長)、坪根秀介氏(上毛町長)、田上富久氏(長崎市長)

広島東南ロータリークラブは、被爆都市広島の中心部をテリトリーとするクラブとして60年前に創立されて以来、多様な平和推進活動に力を入れてきました。創立5年目には、「知客寮」(チカクリョウ)という原爆孤児の帰郷のための家をつくりました。1982年にはパールハーバー・ロータリークラブ(米国ハワイ州)と姉妹縁組を結び、「ヒロシマ」と「パールハーバー」という戦争体験の恩讐を超えて交流や共同奉仕活動を続けています。最近では、広島の被爆樹木の保護や苗などを各地に配布する平和運動の支援にも力を入れています。

ロータリーでの平和推進活動は、多くの難しい側面をもっています。「平和」という誰もが望む大きく深い命題では、その到達への道筋は多様であり、到達点さえも定かではありません。それゆえに活動は、 続きを読む

私の地区の職業奉仕

By Ganesan K(インド、第3230地区職業奉仕委員長)Ganesan

私は地区職業奉仕委員長として、地区全体で職業奉仕を促すためのイニシアチブに取り組みました。職業奉仕は誠実に働き、専門知識を生かして社会の問題やニーズに取り組むことを全会員に求めています。そこで私は、就職説明会、職業指導セッション、ローターアクターのスキル研修を支援し、職業奉仕の資金を集めるために地元の企業と協力しました。

以下に私の地区における職業奉仕の取り組みをご紹介します。 続きを読む

青少年プログラム参加者から成るロータリークラブ

寄稿者:マーティ・ピーク・ヘルマン(第7780[米国メーン州の一部とニューハンプシャー州]地区会員増強委員長)

私の地区で33人の新会員から成る新しいクラブ「ニューボイス(New Voices)」が設立されたのは、2019年6月15日のことです。このクラブのユニークな点は、会員が全員、ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)の経験者(年齢18~30歳)だということです。

メンバーたちがRYLAと出会ったのは高校2年生のとき。以来、RYLA元参加者向けの地区RYLA ResetプログラムやRYLA workdaysなどを通じて活発に活動を続け、RYLAリーダーシップの機会にフルに参加してきました。メンバーの共通点は、若者の成長という意味で多くを与えてくれるRYLAへの愛着、そしてロータリーへの愛着です。しかし、高校卒業を目前にロータリーの活動をやめてしまう人も少なくありませんでした。

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ジェフリー・カドレットRI理事(左)とニューボイス・ロータリークラブ会員たち。

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「ロータリー」というブランドを守る

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Amanda Wendt

By Amanda Wendt
(メルボルン・ロータリークラブ会員)

私は先日、テレビ番組でパプアニューギニアに住むある女性のことを知りました。彼女の顔は変形していて食事や会話が困難だったのですが、ロータリアンが支援する外科手術によって人生を変えることができました。

私はこの話を広めずにはいられませんでした。この活動に貢献したチームを称え、自分自身ロータリアンであることをどれほど誇らしく感じたかを伝えたかったからです。

多くのロータリーの友人が私と同じように感じたことでしょう。地元または世界中のロータリアンが変化をもたらす活動を実現したとき、私たちは共に誇りに感じることができます。この出来事は、自尊心とその価値を守ることの尊さ、そしてそれを多くの人に知ってもらう方法がある、ということを教えてくれました。 続きを読む

2019年の活動を振り返り 2020年の奉仕を発展させる

昨年、数多くのプロジェクトが日本のクラブ・地区によって実施され、その一部が本ブログで紹介されました。いずれも素晴らしい活動ですので、以下にご紹介します(青字のリンクをクリックすると記事に移動します)。2020年も大きな変化を生み出すたくさんのプロジェクトが実施されますように!Untitled design (2)

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ロータリーボイス 2019年閲覧数トップ5

2019年も本日で最終日となりましたが、読者の皆さまにとって今年はどのような1年だったでしょうか?今年は大型台風による被害を始め、多くの自然災害がありました。この場を借りて、被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、1日でも早く復興が叶うことを願っております。

明日から始まる2020年を前に、さまざまな希望を胸にされていることと思います。ロータリーボイスは2020年も、皆さまのロータリーライフを潤すような記事を発行してまいりますので、引き続きのご愛読をお願いいたします。そんな今回は、2019年に発行された記事の閲覧数トップ5をまとめてご紹介します。for-blog.png 続きを読む

世界ポリオデーに世界中のロータリアンがイベントを実施

WPD recap 2「世界ポリオデー」である10月24日、世界各地のロータリアンがクラブや地域社会と一体となり、ポリオ根絶のための活動を実施しました。136カ国で4,000を超えるクラブが5,600件以上のイベントを立ち上げ、ポリオ根絶の啓蒙や募金に貢献。また、アートやスポーツ、ダンスフェスティバル、認識向上など、多種多様なイベントが実施されました。 続きを読む

私のローターアクトクラブライフ

寄稿者:中尾宏行(甲府南ローターアクトクラブ)

11月9日、兵庫にて開催されたロータリー研究会にて、パネリストとしてローターアクトについて発表をさせていただきました。マーク・ダニエル・マローニーRI会長をはじめとするロータリーを代表する素晴らしい方々の前でこのような機会を得られたことは私の人生において一つ大きなインパクトとなることでしょう。

ローターアクトに入会して3年余り、入会当時の私がここまでのローターアクターとしての飛躍を果たして想像できたでしょうか。1574130453659

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リンゴに込めた END POLIO の願い

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写真提供:国際ロータリー第2530地区 (クリックすると拡大表示されます)

寄稿者:相良元章
(RID2530公共イメージIT委員⻑)

市⺠にもっと知って欲しい

地元市⺠に、もっとロータリーのポリオ根絶活動を知ってもらうにはどうしたら良いのだろう?と⽇々考えている⽅は多いのではないでしょうか。

市⺠の関⼼を引くことは簡単ではありません。ましてやポリオワクチン接種が当たり前になっている⽇本ではなおさらです。

私たちは、福島名産のふじリンゴに 続きを読む

スピーチの腕前を上げる一つの近道

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テリー・ビアード(米国、ポートランド・ロータリークラブ会員)

寄稿者:テリー・ビアード
(ポートランド・ロータリークラブ)

スピーチするくらいなら死んだ方がまし。

皆さん、そんな風に話す人をご存知かもしれません。人前で話すことを恐れる人は多くいます。

約半世紀、私は人前で話すことをひどく恐れていました。その恐怖はひどいものです。流れる汗はまるで滝のよう。思わず部屋を飛び出してしまう。言い訳を見つけては人に代理をお願いする。スピーチを避けるためにもう何だってする...私がこんな感じになったのは、人生初期でいくつか苦い経験をしたからです。

私はこれを克服したかった。そして50歳を迎えた15年前、 続きを読む